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楽天全米株式のトータルコストは十分安いです

投稿日:2019年2月8日 更新日:

最初にお断りしておきます。この記事にある予想トータルコストよりも、第二期運用報告書から計算されるトータルコストの方が低くなると思います。あくまで僕個人の勝手な予想です。

楽天全世界株式同様、楽天全米株式の純資産総額から毎営業日天引きされる運営費用は決算年度を通して一定ではなく大きく変動しています。第一期ならともかく、第二期に入っても一定ではありません。

先月、次の記事で予想トータルコストを税込み0.336%としました。

その後トータルコストに変化はあったでしょうか。

本家VTIとのリターンの差の変化

次は楽天全米株式の第一期決算期間の翌日である2018年7月18日から2019年1月31日までの、楽天全米株式と本家VTIのリターン比較です。

楽天全米株式と本家VTIのリターン比較

同じ期間の楽天全世界株式と本家VTのリターン比較にそっくりです。どうしてここまで似るのでしょうね。

同じ期間の楽天全世界株式と本家VTのリターン比較

赤のラインが楽天全米株式、緑のラインが本家VTIです。青のラインがリターンの差です。赤の矢印のところでリターンが高くなっているのは配当金を取り込んだためです。そして青のラインの下がり方は、毎営業日運営費用が天引きされている様子を示しています。

が、緑の丸で囲った部分は上振れを起こしているようです。どうしてこうなったのかは、楽天全米株式を運用している人にしか分からないと思います。

回帰分析

2018年7月18日から2019年1月31日までのリターン差のデータから、配当金を取り込んで段差ができた分を取り除いて右肩下がりのラインに直したものをエクセルの回帰分析にかけました。

回帰分析結果

信頼性を示す重決定R2が0.914と明らかに低いのは、グラフの形状から納得できます。1月は反り返っていますからね。

回帰分析結果にある係数は1営業日のものなので246倍して年率換算すると0.2497%になりました。この予想コストにVTI(ETF)の経費率である0.04%を加えると、予想トータルコストは税込み0.2897%になります。先月の予想トータルコストは税込み0.336%だったので改善したことになります。1月の反り返りを考えればそうなりますよね。

税込み0.2897%が本当だとするとギリギリ許せる水準でしょうか。目論見書上では実質的に負担する費用が税込み0.1696%だとうたっていますので、それからすると高いようにも思えますが、比率は1.708倍です。それぐらいの比率のインデックスファンドはザラにあります。

また、楽天全米株式の第一期運用報告書から計算されるトータルコストはVTIの経費率込みで税込み0.308%だったので、それよりは低いです。

臨時レポート

第二期になって半年が経過した時点の経費の状況が臨時レポートで公開されています。そのように情報公開する姿勢は、そうするに至った背景はさておき、高く評価します。他社も見習って欲しいものです。

なお、この臨時レポートには言い訳がましい記述がありませんでした。それは、ここにある数値が実力を反映している、恥ずかしくない数値だと認識している証左だと思われます。

臨時レポート

引用:臨時レポート

これは184日間のものです。信託報酬が0.064%とありますが、365/184倍すると0.1270%になります。目論見書には税込み0.1296%とあるのでこの計算方法ではダメそうです。そこで、合計を0.1296/0.064倍すると0.2045%になります。これを隠れコストを含む費用とします。それに本家VTIの経費率0.04%を加えた税込み0.2445%を、この臨時レポートから算出されるトータルコストとします。

どうせ一致しませんから

過去の経験から、楽天全米株式と本家VTIのリターン差から計算した結果と一致するとは思えないので、気軽に比較できます。

  • 僕の勝手な予想:税込み0.2897%
  • 臨時レポートから算出された値:税込み0.2445%

僕の予想が外れて、臨時レポートから算出された値が正解だといいですね。

多重課税コストはありません

VTIの年次レポートを過去3年分確認しましたが、配当金が外国で源泉徴収されたことを示す記述はありませんでした。そのため一般に言われている通りで、VTIに多重課税問題は存在しないことが確認できています。

楽天全米株式は安泰か

「VTI」というネームバリューに価値を認める受益者は楽天全米株式で良いと思います。ETFマニアの甘言につられてVTI(ETF)を直接買おうかなどと言う気を起こさないことです。米国ETFを直接買うのは得策ではありません。

もし、投資したいのはVTIではなくて全米株式ならば、iFree S&P500またはスリムS&P500も選択肢になるでしょう。信託報酬はスリムS&P500の方が安いのですが、現在この2つのリターンにはほとんど差がないため、トータルコストは変わらないと思われます。iFree S&P500のトータルコストは第一期運用報告書から税込み0.3723%と計算されます。高いですか?それなら楽天全米株式の方が良い?そうですね。

スリムS&P500はトータルコストで楽天全米株式に負けない水準になって欲しいものです。現状のままだと競争が活性化されません。

 

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