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iFree S&P500とVOOのトータルリターンを比較しました

投稿日:2019年3月13日 更新日:

iFree S&P500のベンチマークはS&P500種指数で、現物株比率は76.5%です。S&P500種指数をベンチマークにしている米国ETFであるIVVを19.6%買っています。

楽天全米株式がVTI(ETF)を買うだけのインデックスファンドであるのに対して、iFree S&P500はまだ2割程度ETFを買っているとは言え、分類するなら現物株運用のインデックスファンドです。(でも、もう少し現物株比率を高めて欲しいと思っています。)よって、楽天全米株式とVTI、あるいは楽天全世界株式とVTで行った比較ができるわけではありません。

でも、S&P500種指数をベンチマークにしているバンガード社のETFであるVOOのトータルリターンと比較すると、iFree S&P500のトータルコストに関して新しい知見が得られるかも知れません。

VOOトータルリターン

VOOのトータルリターンは一般には出回っていないと思います。そこでETFの取引価格、配当金実績、円換算するTTMデータなどからトータルリターンを生成しました。

  • iFree S&P500の設定日が2017年8月31日なので、2017年9月2日に10,000円でVOOを買ったことにします。扱う株数は「端株数」です。つまり、VOOの取引価格が27,000円なら0.3703株買ったことになります。
  • 配当金が出たら米国での10%課税後のドルを再投資します。税引き後の配当金でVOOを端株数で買うのです。そうして保有株数を増やします。保有株数が増えるのは配当金を再投資した時だけです。
  • 円をドルに替える為替手数料もVOOの購入手数料もゼロとします。
  • 評価額は円換算して求めます。
  • 評価額の推移を指数化します。

たとえると、河童証券がVOOを買うだけのインデックスファンドを運用して、配当金の再投資までしますが、信託報酬も隠れコストもゼロ円の場合の基準価額の推移を生成するようなものです。そのため、このトータルリターンは現実にはありえない仮想的なものです。

iFree S&P500 vs VOOトータルリターン

iFree S&P500 vs VOOトータルリターン

赤のラインがVOOトータルリターン、緑のラインがiFree S&P500です。青のラインはリターン差で、VOOトータルリターンーiFree S&P500です。

時々下側にベロっと下がっている谷は、VOOとiFree S&P500で配当金を取り込むタイミングが違うために生じたものです。問題ではないので無視して下さい。

青のラインは右肩上がりで、これはVOOトータルリターンの方がiFree S&P500よりもリターンが高いことを示しています。そりゃVOOのトータルリターンはVOOの経費率以外には特段コストを添加していないので、信託報酬と隠れコストがたっぷり乗っかているiFree S&P500のリターンより高くなって当然です。

つまり、青のラインの傾きはiFree S&P500のトータルコストの大部分を示しているはずです。

傾きから求めたトータルコストは

回帰分析しても信頼性が低くなるのは明らかなので、自分で補助線を引きました。

545日間で0.6%程度の差が生まれています。1年間だと0.40%程度になります。iFree S&P500のトータルコストは運用報告書から税込み0.3723%と計算されますので、この比較結果は十分納得できます。

S&P500トータルリターン

どうやって作られたかその素性が不明ですが、S&P500の配当金を再投資したトータルリターンは^SP500TRというティッカーシンボルでダウンロードできます。ではそれと、僕が生成したVOOトータルリターンはどう違うでしょうか。ドキドキしますね。

S&P500トータルリターンとVOOトータルリターンを比較

赤のラインがS&P500トータルリターン、緑のラインがVOOトータルリターンです。青のラインはS&P500トータルリターンーVOOトータルリターンです。

おそらくS&P500トータルリターンは理想的なもので経費率もゼロで計算されているのではないでしょうか。一方のVOOトータルリターンにはVOOの経費率0.04%が含まれています。(最近0.03%に引き下げられました。)でもこの青のラインの傾きは年率に直すと0.18%程度もあります。

配当金への課税は

VOOのトータルリターン生成時は、配当金に10%課税しています。日本のインデックスファンドから見ると、それは逃れられないからです。ここで問題です。S&P500トータルリターンは配当金を再投資する前に10%課税しているでしょうか。もしかしたらしていないのではと思い、試しに配当金に10%課税しないVOOトータルリターンを生成して同じ比較をしてみました。

S&P500トータルリターンとVOOトータルリターン非課税を比較

こんな結果、まぐれでは得られません。どうやらS&P500トータルリターンは配当金に10%課税することなく再投資しているようです。

結論

iFree S&P500とVOOトータルリターンの比較ではびっくりするような現象は観測されませんでした。僕はこの結果に満足しています。

また、S&P500トータルリターンとの比較から、(VT、VTIのも含めて)生成したトータルリターンは大きく間違っていないと思われます。

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