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インデックス投資

米国株式一強時代の終焉はもう始まっています

投稿日:2019年3月15日 更新日:

今後米国株式の期待リターンは下がると予想する人は少なくありません。バンガード社を創設したジョン・C・ボーグル氏は著書「インデックス投資は勝者のゲーム」の中で「良き時代はもはや続かない」として今後10年間は年率6%程度になるとしています。

 

一般に株式から得られるリターンは年率6から7%程度と言われており、7%を超えるリターンを約束するような案件はまず詐欺だと思っていいです。ところが米国株式はリーマンショック後に目覚ましい上昇を見せました。たとえばS&P500種指数をベンチマークにしているVOO(ETF)が設定されたのは2010年9月ですが、その取引価格は8年間で247%上昇しました。(配当金含まず、円換算後。)年率30%を超えています。

VOO(ETF)の取引価格は8年間で247%上昇

途中、低迷した時期もあったので、買い持ちを続けるのは簡単ではなかったはずですが、それでも素晴らしいリターンをもたらしてくれました。

でもこれが、今後10年間はごく普通のリターンになるというのです。言わば、米国株式一強時代の終焉です。それはもう始まっているのかも知れません。

VOO vs TOK

S&P500種指数をベンチマークにしているVOOと、MSCIコクサイをベンチマークにしているTOK(ETF)の配当金を再投資していないリターン(円換算後)を比較します。

次は2015年から2019年2月末までの比較です。

VOOの圧勝です。

次は2016年から2019年2月末までの比較です。

VOOの圧勝です。

次は2017年から2019年2月末までの比較です。

前半はいい勝負ですが、後半はVOOの圧勝です。

次は2018年から2019年2月末までの比較です。

前半はいい勝負ですが、後半はVOOの圧勝です。でもその差を生んだのはわずか一月程度です。

次は2018年9月から2019年2月末までの比較です。

ほとんど変わりません。

iFree S&P500 vs スリム先進国株式

今度はもっと親近感を持てるインデックスファンドで比較します。次はiFree S&P500が設定された2017年8月31日以降の比較です。

iFree S&P500の圧勝です。

次はその1年後からの比較です。

差はわずかです。

米国以外の先進国株式と変わらない

上記比較結果が示すのは、2018年9月以降のS&P500のリターンは米国と日本を除く先進国株式のリターンと大して変わらないということです。欧州だって様々な問題を抱えていて絶好調ではないのに、それらと大して変わらないリターンしか残せないS&P500は、一時期の勢いを失っていると言えるでしょう。米国と日本を除く先進国が頑張っていると見るよりも、しっくり来ませんか。

でも米国株式のこれまでの圧倒的なパフォーマンスに魅せられて米国株式に集中投資している人には受け入れ難い、あるいは、すぐには信じる気になれないかも知れません。それは良く分かります。

MSCIコクサイの米国株式比率

eMAXIS先進国株式の月報から、MSCIコクサイの米国株式比率を抜き出しました。

MSCIコクサイの米国比率

ピークは2018年10月の68.29%でした。その後急落して2017年10月の水準以下になっています。急落は世界同時株安開始時期と重なります。

米国株式比率が下がったのは、相対的に他の地域よりも時価総額が多く減ったからです。

それでもまだ米国株式は十分強いかも知れません。でも現状のリターンは、米国と日本を除く先進国株式と大差ありません。

信じている投資先への投資を続ければ良いのでは

僕は米国株式一強時代の終焉はもう始まっていると思っています。そうなる前からスリム先進国株式への集中投資を決めていたので、そのことは僕自身の投資行動に何も影響を与えません。

みなさんも、自分が信じている投資先への投資を今までどおり続ければ良いと思います。誰かの意見に影響されて投資先をコロコロ変えるよりはよっぽど良い結果が得られるはずです。

でも現在、どの投資先にすべきか迷っているなら、米国株式一強時代も終わりを迎えるという意見があることも考慮するといいでしょう。自分で良く調べて自分で決めることです。

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