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インデックス投資

世界経済インデックスファンドは明らかに高コストです

投稿日:2019年3月22日 更新日:

信託報酬が数世代前の高水準であるにも関わらず積み立て投資を継続している人も少なくありません。たとえばスリムバランス(8資産均等型)とeMAXISバランス(8資産均等型)の違いはコストだけなので、スリムバランスを買う方が確実に儲かります。

過去にeMAXISバランスを買っていて後からスリムバランスが設定されたので、eMAXISバランスはガチホして新規投資はスリムバランスに切り替えた、と言うのなら納得できます。また、自分で情報を得る能力に欠けている受益者でスリムシリーズの存在を知らず、相対的に損する結果になる高コストなeMAXISバランスを今だに買っている、あるいはどこかの金融機関の窓口で買わされている人も少なくないでしょう。

ところが、金融リテラシーが高いはずの投信ブロガーにも、明らかに高コストな投信の購入を継続している人がいるのには驚きます。もちろん、何を買うかは個人の自由ですが、賢明な読者は真似しない方がいいです。

世界経済インデックスファンド

名が体を表していません。「インデックスファンド」とありますが、実はアクティブファンドです。

  • ベンチマークがありません。目論見書に明記されています。
  • つみたてNISAの登録を「アクティブファンド」で行っています。
  • 投資先の比率が固定されておらず、運用側の意思で変更されます。

にも関わらず世界経済インデックスファンドはインデックスファンドだと強弁する投信ブロガーがいますが、間違っています。

でも、世界経済インデックスファンドはアクティブファンドだから買うべきでないとは言いません。もちろん買うのは自由です。ですが、世界経済インデックスファンドは明らかに高コストなので、他の選択肢を考えた方がいいです。

コスト

信託報酬は税込み0.54%、隠れコストを含めたトータルコストは税込み0.631%です。目論見書には購入時手数料税込み3.24%の記載があってびっくりしますが、証券会社、金融機関を選べば無料のはずです。

また、設定が古い投信だけあって、売却時信託財産留保額が0.1%かかります。

eMAXISシリーズで合成

運用報告書によると、世界経済インデックスファンドは目論見書にある基本比率とは異なる比率で運用されています。

引用:運用報告書

でもこれは意図的に投資比率を変更したのではないと思われます。国内債券の比率が目立って小さいのは、現金に相当する部分を持ちたいからでしょう。

これら6資産のベンチマークは、eMAXISシリーズの該当する商品と同じです。そこで基本組入比率で世界経済インデックスファンド(偽物1)を合成してみました。比較期間は2017年2月27日から2019年3月15日です。

世界経済インデックスファンド(偽物1)との比較

赤のラインが本物、緑のラインが偽物です。青のラインはリターン差で、本物ー偽物です。プラス側を推移しているので、本物の方がリターンが高いです。

スリムシリーズで合成

スリムシリーズ第一弾は2017年2月27日に設定されました。新興国株式は少し遅れて設定されましたが、新興国債券は設定されていません。それで新興国資産はeMAXISシリーズで、他は低コストなスリムシリーズで世界経済インデックスファンド(偽物2)を合成しました。比較期間は同じです。

世界経済インデックスファンド(偽物2)との比較

当然偽物の方がリターンが高いです。30%を占める新興国資産がeMAXISシリーズのまま(高コストのまま)でもこの差です。

世界経済インデックスファンド vs スリムバランス

世界経済インデックスファンドの信者なら別ですが、そうでないなら別の、ローコストな商品を検討してはどうでしょうか。

8資産均等型は世界経済インデックスファンドとは異なる思想で組成されているので、そのまま替わりにはなりませんが、人気は高いです。もしパフォーマンスが期待外れだと高い人気の獲得は無理でしょう。推定トータルコストは税込み0.233%です。

次はスリムバランスの設定来の比較です。赤のラインが世界経済インデックスファンドです。

スリムバランスの設定来の比較

2017年は株式が絶好調だったので差が開きました。次は2018年年初からの比較です。

2018年年初からの比較

2018年以降新興国資産が絶不調なのでこれは当然の結果です。でも、スリムバランスの良さが発揮されているのも確かです。

世界経済インデックスファンド vs 楽天バランス(均等型)

次は楽天バランス(均等型)の設定来の比較です。赤のラインが世界経済インデックスファンドです。

この比較期間だと悪くないと思いませんか。株式と債券の比率が1:1のバランスファンドとしては標準的な組成だと思います。トータルコストは運用報告書が公開されまで不明ですが、世界経済インデックスファンドよりは十分安いと思います。

コストを甘く見るかどうか

インデックスファンドの場合、リターンとリスクは投資先で決まります。同じ投資先に投資するのなら、コストが安い方を選択すべきです。

同じ指数をベンチマークにしている商品から選択するのであれば話は簡単ですが、株式と債券の比率が1:1のバランスファンドの場合は各商品が異なる組成をしているため横並びでの比較ができません。そのため、コストよりも組成の好き嫌いを重視する人もいることでしょう。が、世界経済インデックスファンドのコストは明らかに高く、最近の超ローコストインデックスファンドの2倍かそれ以上なので、よくよく考えた方がいいと思います。

リターンは不確実だがコストは確実と言われます。コストを甘く見ない方がいいです。

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