インデックス投資

楽天新興国株式と本家VWOのトータルリターンを比較しました

2019年3月23日

このブログでは楽天新興国株式と本家VWOのリターンを比較することで楽天新興国株式のトータルコストを推測して来ました。が、これまでのやり方には問題があり、VWOの保有で得られる配当金を再投資していませんでした。次の記事では正しくない比較をしたためにリターンの差を示すラインが説明できない状態になっていました。

今回はVWOのトータルリターンと比較します。

VWOのトータルリターンの作り方

次の手順で生成しました。

  • 楽天新興国株式の設定日が2017年11月17日なので、2017年12月1日に10,000円でVWOを買ったことにします。扱う株数は「端株数」です。つまり、VWOの取引価格が5,100円なら1.961株買ったことになります。
  • 配当金が出たら米国での10%課税後のドルを再投資します。税引き後の配当金でVWOを端株数で買うのです。そうして保有株数を増やします。保有株数が増えるのは配当金を再投資した時だけです。
  • 円をドルに替える為替手数料もVWOの購入手数料もゼロとします。
  • 評価額は円換算して求めます。
  • 評価額の推移を指数化します。

たとえると、河童証券がVWOを買うだけのインデックスファンドを運用して、配当金の再投資までしますが、信託報酬も隠れコストもゼロ円の場合の基準価額の推移を生成するようなものです。そのため、このトータルリターンは現実にはありえない仮想的なものです。

本家VWOのトータルリターンとの差の変化

次は楽天新興国株式の第一期決算期間の翌日である2018年7月18日から2019年2月28日までの、楽天新興国株式とVWOのトータルリターンの比較です。

本家VWOのトータルリターンとの差の変化

青のラインがリターンの差で、楽天新興国株式ー本家VWOのトータルリターンです。

赤の矢印のところにあるトゲは楽天新興国株式と本家VWOのトータルリターンで配当金を取り込むタイミングが違うためにできたものです。緑の丸で囲ったあたりでも配当金を取り込んでいますがタイミングが同じなのでトゲになっていません。

青のラインはおおむね右肩下がりですが、緑の丸で囲ったあたりの動きは気に入らないです。また、2019年から傾きが大きくなっています。

回帰分析はしません

この青のラインの形状だと回帰分析しても意味のある結果は出ないのでしません。この比較期間で0.20%の差が生まれているとすると、1年間では0.323%になります。これにVWO(ETF)の経費率であった0.14%(現在は0.12%)を加えると、予想トータルコストは税込み0.463%になります。

楽天新興国株式の第一期運用報告書から計算されたトータルコストは驚愕の税込み0.6008%でした。第二期はいくらか下がると思われますが、それでも税込み0.50%近くにはなるような気がします。さらに、VWOには三重課税問題があります。

VWOの三重課税コストが0.2619%だと聞いた時点でもう選択肢から外した方がいいでしょう。

一方スリム新興国株式のトータルコストは運用報告書から税込み0.3897%と計算されますし、現物株運用なので三重課税問題もありません。

売れ行きは

次は楽天新興国株式の設定来の総口数の推移です。現在の純資産総額は11.1億円です。

設定直後は良いけど急速に人気が陰り、ゆるやかなカーブを描いて頭打ちになるパターンです。受益者が何を根拠にそういう判断をしているのかは僕には分かりません。でもこうなると今後人気を取り戻す(増加率を上げる)ことは困難だと思います。

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