インデックス投資

楽天全世界株式の勢いの衰えが示唆する投資家心理の悪化

2019年3月25日

圧倒的な人気を誇る楽天全米株式ですが、最近明らかに総口数の増加率が減少してします。それは積み立てを停止していた人が増えたか、売却する人が増えたことを意味します。

楽天全世界株式も圧倒的な人気を誇っていますが、その勢いに衰えが見られるようになりました。

人気の変化

次は楽天全世界株式の設定来の総口数の推移です。純資産総額は198億円あります。

楽天全世界株式の設定来の総口数の推移

特に2018年からは順調に総口数を伸ばしてきましたが、緑の丸で囲った部分に陰りが見られます。

次は2019年年初からの推移です。左端の総口数をゼロにしています。

2019年年初からの推移

楽天全米株式もプロットします。

緑のラインが楽天全米株式です。この2商品は総口数が多いので受益者数も多いと思われます。サンプル数が多いわけで、受益者の行動を見るには都合が良いと言えます。

この人気の2商品の総口数の増加率減少は、投資家心理の悪化を示唆していると思われます。もし世界経済が絶好調ならこうはならないでしょう。

どうして今なのか

次は楽天全世界株式の設定来の基準価額の推移です。

2018年2月、3月の株価調整、10月に始まった世界同時株安を経験したわけですが、人気に陰りは見られませんでした。が、世界同時株安から回復している最中に、明らかに一部の受益者は違う行動を取り始めています。どうして今なのでしょうか。

  • 楽天全世界株式は高コストだから含み益が減った今他の超ローコスト商品に乗り換えているのでしょうか。
  • 2018年年末の大きな下落から徐々に積み立てを停止した人が増えていたのでしょうか。

本当のところは分かりません。

3月22日の夜、米国株価と欧州株価は大きく下落しましたが、それは上記グラフには反映されていません。今週以降もこの傾向(総口数の増加率の減少)は続きそうです。でもそうだとすると、近い内にやってくるであろう次の暴落時には狼狽売りする人が少なからず出るのではないでしょうか。それはとても残念なことです。

スリム全世界株式(オール・カントリー)

次はスリム全世界株式(オール・カントリー)の設定来の総口数の推移です。

スリム全世界株式(オール・カントリー)の総口数の推移

純資産総額は23.1億円と楽天全世界株式の11.7%しかありませんが、総口数の増加率に衰えは見られません。でもこれは、受益者総数の違い、受益者の質(失礼な言い方)の違いに起因しているのかも知れません。

賢明なインデックス投資家なら

含み益がゼロに近付いたタイミングで他の超ローコスト商品に乗り換える計画を立てていたのであれば、実行して良いでしょう。でもその場合、必ず時間をおかずに乗り換え先の商品に一括投資しないとダメです。できれば無リスク資産などから一時的に資金を調達して売り注文を出した同日に買い注文を出すのが良いです。強い意思がないと乗り換えに失敗します。

乗り換えるつもりがないなら、また、これからも楽天全世界株式に投資していくつもりなら、経済状況がどうなろうと積み立て設定はいじらない方がいいです。たとえ次の暴落が近いと思えてもです。

次の暴落は早いと今月中にも、遅くとも2020年中には始まると思いますが、誰も正確に予測できません。そのため現在の積み立て設定のまま暴落を迎えるのが一番です。暴落が始まった時、投資可能な余裕資金があるなら、追加投資をおすすめします。これも強い意思がないとなかなかうまくできないものですが、余裕資金と計画と心構えがあれば十分可能です。

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