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インデックス投資

もしも楽天全世界株式が2010年に設定されていたら

投稿日:2019年3月26日 更新日:

楽天全世界株式は2017年9月29日に設定されました。もし2010年年初に設定されていたらどのようなリターンをもたらしてくれたでしょうか。それらしいデータを生成して遊びました。

おことわり

この記事は娯楽、エンターテイメントに類するものです。マジに受け取らないで下さい。

データ生成方法

まず次の手順でVT(楽天全世界株式が買っているバンガード社のETF)のトータルリターンを生成します。

  • 2010年1月5日に10,000円でVTを買ったことにします。扱う株数は「端株数」です。つまり、VTの取引価格が8,000円なら1.25株買ったことになります。
  • 配当金が出たら米国での10%課税後のドルを再投資します。税引き後の配当金でVTを端株数で買うのです。そうして保有株数を増やします。保有株数が増えるのは配当金を再投資した時だけです。
  • 円をドルに替える為替手数料もVTの購入手数料もゼロとします。
  • 評価額は円換算して求めます。
  • 評価額の推移を指数化します。

こうして生成したVTのトータルリターンは楽天全世界株式の信託報酬+隠れコスト分高い(良い)ので、応分のコストを増量します。コストの増量によってリターンが劣化します。増量分を加減しながらグラフの変化を吟味した結果、年率0.33%増量しました。

本物 vs 偽物

次は楽天全世界株式とVTのトータルリターンの比較です。楽天全世界株式は設定直後しばらくはとても恥ずかしい状態が続いたので、あえて2018年2月から比較しています。

楽天全世界株式とVTのトータルリターンの比較

青のラインがリターンの差です。次の記事に出てきたグラフと様子が違うのは、VTの配当金を取り込むタイミングがズレていたのを修正したためです。

それでも鋭い山がひとつありますが、これは営業日違いによるもので正常です。

次はコストを年率0.33%増量したものとの比較です。

楽天全世界株式とVTのトータルリターンの比較、コスト増量後

この比較期間だといい感じです。青のラインがフラットということは、楽天全世界株式の本物と偽物のリターンが変わらないということです。(実は比較期間をもっと前からにするとリターン差が目立つようになりますが、この記事では少なめのコスト増量で行きます。)

以下、リターン比較、積み立てシミュレーション比較の最後は2019年2月28日です。赤のラインが楽天全世界株式(偽物)です。

楽天全世界株式(偽物) vs eMAXIS先進国株式

2010年年初からの比較です。

楽天全世界株式(偽物) vs eMAXIS先進国株式

eMAXIS先進国株式の圧勝です。楽天全世界株式(偽物)は年率14.4%、eMAXIS先進国株式は年率16.9%でした。

次は毎月初5万円積み立て投資を続けたシミュレーション結果です。

楽天全世界株式(偽物) vs eMAXIS先進国株式、積み立てシミュレーション

楽天全世界株式(偽物)は年率7.4%、eMAXIS先進国株式は年率8.2%でした。

楽天全世界株式(偽物) vs eMAXISスリムバランス(8資産均等型)

2011年11月からの比較です。

楽天全世界株式(偽物) vs eMAXISスリムバランス(8資産均等型)

楽天全世界株式(偽物)の圧勝です。楽天全世界株式(偽物)は年率22.3%、eMAXISバランスは年率13.2%でした。

株式100%と債券を含むバランスファンドを比べるのは酷ですね。次は毎月初5万円積み立て投資を続けたシミュレーション結果です。

楽天全世界株式(偽物) vs eMAXISスリムバランス(8資産均等型)、積み立てシミュレーション

楽天全世界株式(偽物)は年率6.5%、eMAXISバランスは年率3.8%でした。

楽天全世界株式(偽物) vs セゾンVGBF

2010年年初からの比較です。

楽天全世界株式(偽物) vs セゾンVGBF

これも酷な比較です。質の良い株式100%インデックスファンドにバランスファンドがかなうわけがありません。楽天全世界株式(偽物)は年率14.4%、セゾンVGBFは年率8.5%でした。

楽天全世界株式(偽物) vs iFree S&P500(偽物)

次の記事に登場したiFree S&P500の偽物にも参加してもらいました。

楽天全世界株式(偽物) vs iFree S&P500(偽物)

iFree S&P500(偽物)の圧勝です。楽天全世界株式(偽物)は年率16.7%、iFree S&P500(偽物)は年率27.8%でした。

次は毎月初5万円積み立て投資を続けたシミュレーション結果です。

楽天全世界株式(偽物) vs iFree S&P500(偽物)、積み立てシミュレーション

楽天全世界株式(偽物)は年率7.0%、iFree S&P500(偽物)は年率10.7%でした。

過去8年ぐらいは良い時代でした

ここで取り上げた商品に継続して積み立て投資できた人は相応のリターンを(含み益の状態だとしても)得ることができたはずです。含み益の大小は主に投資先によって生まれます。(厳密には運用コストもバカにならない要素です。)リターンを求めればリスクも高くなりますから、投資対象を何にするかは自分のリスク選好度、リスク許容度をよく考えた上で決める必要があります。

過去8年ぐらいはとても良い時代でした。リーマンショック後の世界経済は、時々停滞したものの、総じて素晴らしい成長を遂げました。それは上記の「年率」を見ても分かると思います。

でもこれからしばらくはそうでもないかも知れません。しばらくというのは、長いと10年ぐらいですね。それが経済のサイクルです。これ自分ではコントロールできないので、時代の変化だと受け入れるしかありません。やるべきは、経済状況がどうなろうとも積み立て投資を継続することです。それだけがリスクに応じた期待リターンを現実のものにする手段です。

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