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スリム全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信のトータルコストはほぼ同じです

投稿日:2019年3月30日 更新日:

このブログでスリム全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信のリターン比較を何度か行いましたが、久しぶりに確認したところ、どうやら両者のトータルコストはほぼ同じようです。ただし、リターン比較結果の解釈は人によって分かれると思います。どう考えるかは皆さん次第です。

おさらい

スリム全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信はどちらもMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)をベンチマークにしています。野村つみたて外国株投信の方が半年先輩です。

商品名 信託報酬(税込み) 設定日
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.15336% 2018/03/19
野村つみたて外国株投信 0.2052% 2017/10/02

信託報酬はスリム全世界株式(除く日本)の方が安いです。

野村つみたて外国株投信の運用報告書はすでに公開されていて、それによるとトータルコストは税込み0.2509%でした。

野村つみたて外国株投信 vs スリム全世界株式(除く日本)

スリム全世界株式(除く日本)の設定直後の運用が不安定だったことが分かっているので、それを避けた2018年4月16日から2019年3月22日までの比較です。

野村つみたて外国株投信 vs スリム全世界株式(除く日本)

青のラインがリターンの差で、野村つみたて外国株投信ースリム全世界株式です。赤の矢印のところで大きく変動していますが、これは世界同時株安が始まった時期です。

この青のラインの動きは、野村つみたて外国株投信とスリム全世界株式の間に有意義なリターン差(トータルコスト差)があることを示しているようには見えません。

野村つみたて外国株投信 vs eMAXIS全世界株式

eMAXIS全世界株式はスリム全世界株式(除く日本)の兄貴分で、同じマザーファンドを買っています。違うのはトータルコストだけだと思われます。

eMAXIS全世界株式は野村つみたて外国株投信より7年以上前に設定されました。野村つみたて外国株投信の設定直後を避けて2017年10月20日からの比較です。

野村つみたて外国株投信 vs eMAXIS全世界株式

eMAXIS全世界株式のトータルコストは税込み0.737%です。野村つみたて外国株投信のトータルコストは税込み0.2509%ですから、年率0.4861%ポイントの差があります。上記比較期間は519日なので0.69%ポイントの差が生まれていればドンピシャです。実際には0.57%ポイント程度ですね。

このようにトータルコスト差はリターン差のラインの傾きに現れます。よって、野村つみたて外国株投信とスリム全世界株式のトータルコストはほぼ同じと思われます。

リターンの差が生まれる要因

野村つみたて外国株投信とスリム全世界株式のトータルコストがほぼ同じだとして、ではどうして青のラインはあのような動きをするのでしょうか。

この2つのインデックスファンドのベンチマークはMSCIコクサイとMSCIエマージング・マーケット・インデックスをある比率で混ぜたものです。比率を決めるのはMSCI社です。

次はMSCIコクサイをベンチマークにしているFunds-i 外国株式とスリム先進国株式のリターン比較です。

Funds-i 外国株式とスリム先進国株式のリターン比較

変動はありますがほぼ直線です。

次はMSCIエマージング・マーケット・インデックスをベンチマークにしているFunds-i 新興国株式とスリム新興国株式のリターン比較です。

Funds-i 外国株式とスリム先進国株式のリターン比較

青のラインが直線から大きく外れている原因がどちらの商品にあるのかは分かりませんが、12%強はこの新興国株式ですので、できあがり結果に大きな影響を与えます。でも、このグラフからあのリターン差の動きは説明できないです。

リバランスの仕方の違い?

先進国株式と新興国株式の比率をベンチマークに合わせるためにリバランスが必要ですが、そのやり方が違うからかも知れません。両者共2つのマザーファンドを買っていますが、ベビーファンド内での比率を変更する際にベンチマークへの追従性(忠実度)とその実現にかかるコスト、手間を勘案して行動していると思われます。異なる会社のすることですから、違う結果になっても不思議ではないでしょう。

次は同じ三菱UFJ国際投信が運用する、スリム全世界株式とeMAXIS全世界株式のリターン差です。

スリム全世界株式とeMAXIS全世界株式のリターン差

乱れが少ないですが、これをもって三菱UFJ国際投信の運用が良くて野村アセット・マネジメントの運用が悪いだとは言えません。

結論

トータルコストがほぼ同じかどうかは、スリム全世界株式(除く日本)の運用報告書が公開されるまで分かりません。また、残念ながら運用報告書にはすべてのコストが記載されるわけではないようなので、たとえそれら2商品のトータルコストがぴったり同じであったとしても、現実のリターン差を説明できるわけではありません。

そのため、現在どちらかに投資している人はそのままで良く、これからどちらかに投資したいと思っている人は好きな方を選べば良いと思います。

野村つみたて外国株投信は積み立てでしか購入できない大きな制約があるので、好きなタイミングで追加投資したいと思っているならスリム全世界株式がいいです。僕はスポット購入できない投信を買う気にはなれませんが、新興国が嫌いなのでそもそもこれら2商品を買うことはありません。

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