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iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーインデックスの残念な現状

投稿日:2019年4月5日 更新日:

iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーインデックスはバイオテクノロジー関連株にお手軽に投資したい人にとっては夢のようなインデックスファンドではないでしょうか。そういう受益者にとって信託報酬税込み0.783%は十分納得できる水準かも知れません。

でもバイオテクノロジーというニッチなテーマに特化したインデックスファンドなので、ハイリスク・ハイリターンだと思われます。僕がS&P500に投資するようになる未来があるとしても、iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーに投資する日など考えられません。

設定されたのは2018年1月末で、iFree NEXT FANG+インデックスと同じ日です。iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーの受益者は現在そのリスクの高さを実感しているかも知れません。

iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーインデックス

NASDAQバイオテクノロジー指数をベンチマークにしています。

NASDAQバイオテクノロジー指数

引用:大和投資信託

投資対象銘柄は200を超えていますので、テーマ型ではあっても広く分散されていると言えるかも知れません。問題は、バイオテクノロジーへの投資が報われるかどうかです。

米国籍ETF

NASDAQバイオテクノロジー指数に連動するETFとしてIBB(iShares Nasdaq Biotechnology ETF)があります。経費率は0.47%と決して安くはありません。ちなみに、同じブラックロック社のETFでS&P500種指数に連動するIVVの経費率はたったの0.04%です。

IBBの経費率は安くないし、米国籍ETFを自分で買う不便さ、非効率さを考慮するとiFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーの信託報酬税込み0.783%は妥当な水準でしょうか。競合商品もないなら無理して安くすることもありませんからね。

iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジー vs iFree S&P500

次はiFree S&P500とのリターン比較です。iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーの設定日直後を避けて2018年2月15日からの比較です。

iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジー vs iFree S&P500

赤のラインがiFree NEXT NASDAQバイオテクノロジー、緑のラインがiFree S&P500です。この比較期間だとNASDAQバイオテクノロジーの良さは見られないです。

積み立てシミュレーション

2018年3月から毎月初に5万円積み立てていたらどうなっていたでしょうか。

NASDAQバイオテクノロジーです。右端は2019年3月末です。

iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジーの積み立てシミュレーション

利益率は0.2%でした。がっかりですね。

次はiFree S&P500です。

iFree S&P500の積み立てシミュレーション

利益率は5.1%でした。

iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジー vs スリム先進国株式

米国株式インデックスファンドとスリム先進国株式では勝負にならないものですが、試しにやってみました。

iFree NEXT NASDAQバイオテクノロジー vs スリム先進国株式

この比較期間だとスリム先進国株式の方がリターンが高いですが、すぐに逆転されるでしょう。でもボラリティ(変動率)が高いので、好調な時に十分基準価額を上げられるかどうかが問題ですね。

運用報告書

第1期運用報告書によるとトータルコストは税込み0.892%でした。隠れコストは税込み0.109%なのでちょっと高めです。

ベンチマークからの乖離は0.7%ポイントの劣化でした。運用報告書には典型的な「意味不明」で「不誠実」な説明しかありません。でも、iFree NEXT FANG+に見られた不安定さはありませんでした。

NASDAQバイオテクノロジーの現物株比率は82.7%でした。13.7%はIBB(ETF)です。できればETF比率は下げて欲しいですね。信託報酬がそれなりに高いのですから。

売れ行きは

総口数の計算方法に問題があり修正しています。

次は設定来の総口数の推移です。現在の純資産総額は6.1億円ですが、そのうち5億円は運用側の初期投資です。グラフからは初期投資分を除いています。

設定来の総口数の推移

iFree NEXTシリーズで一番不人気です。ここまで不人気なのは大和証券投資信託委託も予想しなかったことでしょう。この様子だと今後も厳しそうですが、長い時間をかけて人気を獲得する商品もありますので長い目で見てあげたいです。

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