個人事業主が節税してインデックス投資

個人事業主のリアルな節税やインデックス投資、お金についてお話しします

インデックス投資

楽天全米株式と本家VTIのトータルリターンを比較しました(2)

投稿日:2019年4月9日 更新日:

毎月1回楽天全米株式と本家VTIのリターン比較をすることで、楽天全米株式が純資産総額から毎営業日天引きしている運用コストの推移を確認しています。先月から本家VTIのトータルリターンと比較するようになりました。

楽天全米株式はVTIを買うだけのインデックスファンドなので、VTIのトータルリターンとの差は楽天投信投資顧問が受益者に代わって本家VTIを購入してインデックスファンドの形態で運用してくれていることへの対価です。

VTIのトータルリターンの作り方

次の手順で生成しました。

  • 2010年1月5日に10,000円でVTIを買ったことにします。扱う株数は「端株数」です。つまり、VTIの取引価格が15,000円なら0.6667株買ったことになります。
  • 配当金が出たら米国での10%課税後のドルを再投資します。税引き後の配当金でVTIを端株数で買うのです。そうして保有株数を増やします。保有株数が増えるのは配当金を再投資した時だけです。
  • 円をドルに替える為替手数料もVTIの購入手数料もゼロとします。
  • 評価額は円換算して求めます。
  • 評価額の推移を指数化します。

なお、配当金の反映日の扱いにあった間違いを修正しています。

たとえると、河童証券がVTIを買うだけのインデックスファンドを運用して、配当金の再投資までしますが、信託報酬も隠れコストもゼロ円の場合の基準価額の推移を生成するようなものです。そのため、このトータルリターンは現実にはありえない仮想的なものです。

本家VTIのトータルリターンとの差の変化

次は楽天全米株式の第一期決算期間の翌日である2018年7月18日から2019年3月29日までの、楽天全米株式と本家VTIのトータルリターンの比較です。

2018年7月18日から2019年2月28日までの、楽天全米株式と本家VTIのリターン比較

青のラインがリターンの差です。赤の矢印のところで配当金を取り込んでいます。鋭いトゲは楽天全世界株式と本家VTのトータルリターンで配当金を取り込むタイミングが違うために生じたものです。年末年始の休みにあたったためです。正常ですから無視してください。

緑の丸で囲ったところは右肩下がりでないが気に入らないです。これは僕には説明できません。

青のラインの傾きは2018年と2019年で明らかに異なります。補助線を引いてみました。

補助線を引いてみた

これは、2019年に入ってから毎営業日天引きされる運用コストが増えたことを示していると考えています。違う解釈があるならぜひ知りたいです。

トータルコスト予想

回帰分析しても有益と思えなかったのでしませんでした。代わりに、青のラインをエクセルに取り込んで最後の4営業日の平均を求め、それを年率に換算したところ0.193%になりました。この予想コストにVTI(ETF)の経費率であった0.04%(現在は0.03%)を加えると、予想トータルコストは税込み0.233%になります。先月の予想トータルコストは税込み0.179%でした。

楽天全米株式の費用に関する臨時レポートから計算されたトータルコストは税込み0.2445%でした。その後臨時レポートは出なくなりましたので、このトータルコスト予想がどれだけ外れるかは第二期運用報告書が公開されるまで待つしかありません。

トータルコストが予想通りなら

ベンチマークにこだわりがなく、全米株式に投資するのにVTIでもS&P500でも良いという人も少なくないと思います。S&P500に投資する場合、コストを考慮するとiFree S&P500かスリムS&P500になりますが、現状この2つにリターン差はありません。(つまり推定トータルコストは同じです。)そしてiFree S&P500のトータルコストは運用報告書から税込み0.3723%と計算されます。

楽天全米株式のトータルコストは第一期運用報告書にある数値から計算すると税込み0.308%でしたが、現在の見込みだと第二期は税込み0.25%程度になるかも知れません。その通りならiFree S&P500、スリムS&P500よりもコスト的に有利です。なお、楽天全米株式が買っているVTIには三重課税問題がありません。

全米株式インデックスファンドのベストバイがどれになるかは、あと何回か運用報告書が公開されるのを待たないと分からない気がします。でもそれには年単位の時間が必要なので、今から全米株式に投資したい人は運任せで好きなのを選ぶしかないです。

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.