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楽天全米株式とiFree S&P500のどちらが儲かりますか

投稿日:2019年4月10日 更新日:

楽天全米株式のベンチマークはCRSP USトータル・マーケット・インデックス、iFree S&P500のベンチマークはS&P500種指数です。どちらも米国株式のみに投資します。2つの指数の主な違いは銘柄数で、ざっくり言うと500対3,600です。500銘柄もあれば十分と思うか、もっと幅広く小型株を含める方が良いと思うか、人によって分かれるところでしょう。パフォーマンス的には大差ないと言われています。

iFree S&P500は2017年8月31日に設定されました。楽天全米株式はその約1月後の9月29日に設定されました。それからまだ1年半しか経っていませんが、ベンチマークについて言われる通り「パフォーマンスには大差ない」でしょうか。

楽天全米株式 vs iFree S&P500

次は楽天全米株式の設定日直後を避けて2017年10月16日から2019年4月5日までのリターン比較です。

2017年10月16日から2019年4月5日までのリターン比較

赤のラインが楽天全米株式、緑のラインがiFree S&P500です。青のラインはリターンの差で、楽天全米株式ーiFree S&P500です。青のラインがプラス側にある場合、楽天全米株式の方がリターンが高いです。

この比較期間だと青のラインはマイナス側にある時の方が多いので、どちらかと言うとiFree S&P500の方がパフォーマンスが良いとなります。でも、そもそもベンチマークが異なるため時期によって優劣は入れ替わると思われますから、この比較結果からどちらが儲かるとは判断できません。

次は同じ期間におけるスリム先進国株式とFunds-i 外国株式のリターン比較です。縦軸のスケールも同じです。

同じ期間におけるスリム先進国株式とFunds-i 外国株式のリターン比較

ベンチマークが同じでトータルコストが異なるため青のラインは右肩上がりです。この比較だと、Funds-i 外国株式よりもスリム先進国株式の方が儲かります。でもこういう見方は、楽天全米株式 vs iFree S&P500ではできません。

VTIとVOOのトータルリターンを比較

楽天全米株式の原資産はVTI(バンガード社のETF)です。iFree S&P500は現物株とIVV(ブラックロック社のETF)の混合ですが、S&P500種指数をベンチマークにしているバンガード社のETFであるVOOを代用します。次はこれらの取引価格と配当金データから生成した円換算後のトータルリターンの比較です。

VTIとVOOのトータルリターンを比較

青のラインの形状は楽天全米株式 vs iFree S&P500とほぼ同じです。

この結果は納得できますね。

なお、VOOのトータルリターンとiFree S&P500の比較は次の記事で行っています。

2011年から比較

VTIとVOOのトータルリターンを2011年から比較しました。

VTIとVOOのトータルリターンを2011年から比較

この比較期間だとVTIの方がリターンが高い期間が圧倒的に多いです。でもこれは比較期間で変わります。

2013年から比較

同じ比較を2013年から行うとこうなります。

2013年から比較

VTIとVOO(つまりS&P500)のリターンは時期によって変わります。2011年以降だと(2013年以降としてもいいですが)どちらか一方のパフォーマンスが常に良いということはありませんでした。パフォーマンス的には大差ないと言われているとおりです。

結論

2011年以降の比較結果からこう考えます。

  • ベンチマークが異なりますが、ベンチマークにパフォーマンス上の優劣はありません。
  • トータルコストは現状、楽天全米株式の方がiFree S&P500よりも安いと思われますが、実際のリターン差はベンチマークの違いによるものの方が大きいです。
  • よって、どちらが儲かるかは運次第だと言えます。売却タイミングに大きく左右されると思われます。

楽天全米株式とiFree S&P500なら好きな方を選んだのでいいでしょう。でも、S&P500に投資するなら、iFree S&P500よりもスリムS&P500の方が良いと思います。現状トータルコストはほぼ同じですが、スリムS&P500の方が将来の低コスト化に期待が持てるからです。ええ、多分にバイアスのかかった意見です。

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