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インデックス投資

国内株式(TOPIX)の冴えない現状

投稿日:2019年4月19日 更新日:

インデックス投資の教科書には世界分散が良いとあります。その教えに従うなら、米国株式に集中投資する楽天全米株式やiFree S&P500よりも、楽天全世界株式やスリム全世界株式(オール・カントリー)の方が好ましいとなります。でも何をもって「良い」とすべきかは人によって変わりますし、20年、10年前に有利だった投資方法が今でもそうだという保証もありません。むしろ、特定の10年間程度を切り取ると、有利な投資方法はコロコロ変わるでしょう。

教科書で良いとされる世界分散が推奨するアセットアロケーションには当然、国内株式が含まれます。そしてTOPIXは国内株式を代表する指数ですが、最近元気がありません。

1985年からの推移

TOPIXは1989年末に史上最高値となる2884.80ポイントを記録しましたが、その後長期間低迷しています。次は1985年から現在までのTOPIX指数の推移です。

1985年から現在までのTOPIX指数の推移

引用:TOPXチャートを河童が加工

赤の矢印が史上最高値、緑の丸で囲ったのがリーマンショック、黄色の丸で囲ったのがチャイナショックです。

もう27年間ほど史上最高値の62%以下(青の水平線の水準)で低迷しています。かなり幅のあるボックス相場にいるようなものです。

インデックス投資が報われるためには変動しても右肩上がりで成長してもらう必要がありますが、現在のTOPIXはそうではありません。このまま、右肩上がりの成長傾向に変われないと、また次の暴落で大きく下落し、また青の水平線の水準以下に押し込められてしまいかねません。

TOPIXは青の水平線の水準を超えて上昇できるように変わらない限り、長期投資を基本とするインデックス投資では儲けられません。世界分散が良いので国内株式もアセットアロケーションに含めるべきと判断している人は、近い将来TOPIXが青の水平線の水準を超えて上昇できると確信しているのでしょうか。

MSCIコクサイ vs TOPIX

2002年年初から比較できる日興アセットマネジメントのインデックスファンドの基準価額データを使います。

MSCIコクサイ vs TOPIX

赤のラインがMSCIコクサイ、緑のラインがTOPIXです。グラフをパッと見た印象は「大差ないじゃないか」ですが、この比較期間の利益率は122%と88%と大きな差があります。

次はTOPIXだけをプロットしたものです。

TOPIXだけをプロット

リーマンショックの前に、緑の丸で囲ったあたりで買うと、黄色で塗った期間ずっと含み損だったことを嘆く記述を目にしたこともあるでしょう。確かにそれは事実ですが、MSCIコクサイも似たようなものでした。

MSCIコクサイだけをプロット

リーマンショックの暴落から復活するのはMSCIコクサイの方が早かったです。

2002年から2009年

次は2002年年初から2009年末までの比較です。

2002年年初から2009年末までの比較

ほぼ全期間でTOPIXの方がリターンが高いです。

2010年から2019年

次は2010年年初から2009年4月12日までの比較です。

2010年年初から2009年4月12日までの比較

MSCIコクサイの圧勝です。TOPIXはリーマンショックからの戻りが悪いです。

2013年から2019年

次は2013年年初から2009年4月12日までの比較です。アベノミクスが始まった時期からです。

2017年までは互角でしたが、その後差が開きました。

2017年から2019年

次は2017年年初から2009年4月12日までの比較です。

2017年年初から2009年4月12日までの比較

2018年後半から差が開くようになりました。他の地域の株価下落につられて下落するものの、他の地域が株価を上げても国内株式は上げられないことが多かった印象です。でも国内株式に目立った悪いことは起きていないので、どうしてこのような結果になるのか理解できません。

国内株式の未来も分かりません

インデックス投資家がアセットアロケーションに国内株式(インデックスファンド)を含める場合、それが将来リターンをもらたしてくれると考えるからでしょう。違いますか。教科書に世界分散が良いと書いてあったからが理由なら、考え直した方がいいかも知れません。

現在の国内株式(TOPIX)は冴えません。なかなか右肩上がりの成長ルートに乗れません。でも未来のことは分かりません。僕は日本は大好きですが、国内株式への投資が(僕が生きている間に)報われる気がしないので、投資する気になれません。僕はスリム先進国株式に集中投資していますが、たとえ10年から20年位内にTOPIXが十分なリターンを上げたとしても、国内株式をアセットアロケーションに含めなかったことを後悔しないつもりです。

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