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【債券研究】iシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)は有望です

投稿日:2019年4月30日 更新日:

不老不死でないインデックス投資家のみなさん、インデックス投資の出口戦略を考えていますか?

僕はスリム先進国株式に集中投資していますが、避けられない暴落が数年内に起こる可能性が高い今、資産を取り崩しながら生活しているとすると平気ではいられません。その状態で暴落を迎えたら、追加投資の絶好のチャンスだなんて思えません。スリム先進国株式の評価額は簡単に3割、4割下落します。

そうなっても平気でいられるように、リスク資産の多くをスリム先進国株式からリスクの低い債券に移すことを考えています。選択肢の1つは先進国債券(ヘッジあり)インデックスファンドです。

この記事で取り上げるのは予想外のETFです。

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)

僕は筋金入りの海外ETF嫌いです。が、国内ETFを嫌いだと言ったことや低く評価したことはただの一度もありません。

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)は「FTSE米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ヘッジ円ベース)」をベンチマークにしています。投資対象は満期7年以上10年未満の米国債です。

信託報酬は税抜き0.14%です。

このETFには為替ヘッジなしもありますが、僕の目的にはあいません。

次はiシェアーズ米国債7-10年 ETFの為替ヘッジあり、なしの取引価格の推移をプロットしたものです。

iシェアーズ米国債7-10年 ETFのヘッジあり、なし

赤のラインがヘッジなし、緑のラインがヘッジありです。ヘッジありは2018年以降、5%程度の狭いレンジ内での値動きとなっています。

為替ヘッジの効果

ドル円のTTM(仲値)の推移をヘッジなしとプロットしました。

ドル円との比較

赤のラインがヘッジなし、緑のラインがドル円の推移です。見事な相関関係です。

次はヘッジありのデータにドル円の変化を乗じた合成結果と、ヘッジなしをプロットしたものです。

合成結果とヘッジなしをプロット

緑のラインが合成結果です。前半は想定通りですが、後半は開きが大きくなっています。そうなった理由は知識がなくて分かりません。

米国長期債の利回りの推移

次は2017年9月以降の米国10年国債の利回りの推移です。

引用:日経平均株価AI予想

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)と並べてみます。下が利回りの推移です。

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)と金利を並べてプロット

金利が上がると債券価格は下がるという理屈通りの動きをしています。米国債(特に長期債)の金利の動向さえ把握すれば、このETFの取引価格が安い時期なのか高い時期なのか見当が付きます。

先進国債券インデックスファンドだとそういうふうに考えるのは(先進国に分散しているので)難しいです。

出口戦略で使うなら

米国の景気が絶好調、過熱気味でFRBが金利を上げた時期だと、次の可能性が高いです。

  • スリム先進国株式の基準価額も高くて含み益が大きいです。
  • 米国債券の価格が下がるので、iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)も安くなっています。

含み益が高い時に売却するのは人間の欲が邪魔するので難しいはずですが、スリム先進国株式を売却した代金でiシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)を購入できると、うまくリスクを下げられるはずです。

買った後どうするの

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)は年4回配当金を出します。ETFなので出さないようにはできません。過去12ヶ月の分配金利回りは税引前で2.04%でした。

資産を取り崩しながら生活するのですから、必要な口数だけ適宜売却します。できれば、購入時よりも取引価格が下がっていない時に売却したいですね。でもなかなかそうも行かないでしょう。だからこそ、できるだけ米国の金利が高い時期にスリム先進国株式からiシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)への転換をしたいものです。

でも、そもそも、スリム先進国株式の含み益が大きい時の売却代金で購入したのですから、数パーセント下落している時に(このETFを)売却することになってもいいじゃないですか。スリム先進国株式のままだったらそれとは比較にならない高い変動率(ボラリティ)を許容しなければならないのですから。

もしこのETFを購入時よりも安い価格で売却するのさえイヤだというなら、無リスク資産を選択するしかないですね。それも出口戦略の選択肢のひとつです。

売買手数料

楽天証券なら売買手数料は無料です。

引用:楽天証券

そのため気軽に売買できます。ただし、僕や妻の存命中ずっとそうだという保証はありません。それもリスクのひとつです。

結論

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)は僕が描く出口戦略にとって有望です。これからの10年程度で長期景気の1サイクルが回ると思いますが、その中で取引価格がどのように変化するのか見るのが楽しみです。

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