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ひふみの人気の衰えが示唆する未来

投稿日:2019年5月3日 更新日:

ひふみは人気の高いアクティブファンドで、テレビ東京のカンブリア宮殿で取り上げられてから急激に純資産総額を増やしました。が、2018年からは明らかに人気に衰えが見られるようになり、最近は減少に転じています。

世界経済の減速を嫌気してか、総口数の増加ペースを落とす投資信託も少なくありません。でもひふみは衰えが顕著です。これはどのような未来を示唆しているのでしょうか。

総口数の推移

次はひふみ投信の設定来の総口数の推移です。

ひふみ投信の設定来の総口数の推移

カンブリア宮殿で紹介されてから急増しましたが、頭打ちになりました。

次はひふみプラスの設定来の総口数の推移です。

ひふみプラスの設定来の総口数の推移

ひふみプラスも頭打ちになりました。

次はひふみ年金の設定来の総口数の推移です。

ひふみ年金の設定来の総口数の推移

増加ペースが落ちました。

2018年からの総口数の推移

次は2018年からの総口数の推移です。2018年年初の総口数をゼロにしています。

ひふみ投信です。

2018年からの総口数の推移、ひふみ投信

ひふみプラスです。

2018年からの総口数の推移、ひふみプラス

このように頭打ちになり、減少に転じた後、低迷を続ける投資信託はたくさんあります。

ひふみ年金です。補助線を引きました。

2018年からの総口数の推移、ひふみ年金

これが現実です。

ひふみプラス vs スリムTOPIX

次は2018年年初からの、ひふみプラスとスリムTOPIXのリターン比較です。

ひふみプラスとスリムTOPIXのリターン比較

パフォーマンスが低迷したTOPIXと大して変わりません。でも2019年年初からの比較だと印象が変わります。

ひふみプラスとスリムTOPIXのリターン比較、2019年から

赤のラインがひふみプラスです。

ところで、国内株式以外にも投資するようになってもなおTOPIXを参考ベンチマークとしているのに違和感を感じるのは僕だけでしょうか。

残念な投資家

世界経済が減速したから積み立て投資を休止したり、売却したりするのは残念な投資家の典型的な行動です。それでは満足な資産形成は望めません。

ひふみは過去に素晴らしいパフォーマンスを発揮した時期があり、それゆえにTV番組で紹介されたのを契機に受益者を増やすことができました。そうすると当然、心構えのできていない、金融リテラシーがあるかないか分からない人も一定数が受益者になるでしょう。その人達の多くは残念な投資家の予備軍ではないでしょうか。

実際には総口数の増加ペースが衰え、頭打ちになり、減少に転じた本当の理由は想像するしかありません。でも、現在の経済状況でこれだと、景気後退(リセッション)入りした時、あるいは次の暴落を迎えた時には悲惨な結果しか想像できません。

現状維持バイアス

次はひふみプラスの2017年年初からの基準価額の推移です。カンブリア宮殿で紹介されたのは2017年2月でした。

ひふみプラスの2017年年初からの基準価額の推移

カンブリア宮殿後に積み立て投資を始めた人のほとんどは含み損だと思われます。この状況で積み立て投資を続けるのは、覚悟のできていない人には難しい注文だというのは分かります。でもそれならそもそもひふみに手を出すべきではありませんでした。

カンブリア宮殿よりもっと前から積み立て投資していた人は、含み益が大きかった経験が心の支えになって、強いメンタルで積み立て投資を継続できているかも知れません。でも往々にして、現状維持バイアスの作用で単に新しい行動を取れないだけということもあります。

おそらく最も賢かったと言えるのは、ひふみの将来性を早くから見抜いて投資し(もちろんカンブリア宮殿よりずっと前から)、2018年中に全額売却して大きな利益を確定させた人でしょう。それなりにいると思いますよ。

ひふみの未来についての、大きく異なる見解のどちらが正しいかは未来にならないと分かりませんが、待っていれば未来は必ずやって来ます。楽しみですね。

ちなみに僕は、ひふみの未来はかなり厳しいものになると見ています。

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