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SMT米国株式配当貴族 vs Funds-i 米国株式配当貴族

投稿日:2019年5月17日 更新日:

SMT米国株式配当貴族インデックスとFunds-i 米国株式配当貴族は「S&P500配当貴族指数」をベンチマークにしています。一般人お断り的な名称ですが、もちろん誰でも普通に買えます。

信託報酬は税込み0.594%、0.54%と設定日を考えるとやる気がありません。あるいは、貴族御用達なので高くても良いと考えたのでしょうか。

S&P500配当貴族指数

S&P500構成銘柄のうち、過去25年間連続して毎年増配している優良大型株を投資対象にしています。SMT米国株式配当貴族インデックスの運用報告書によると55銘柄にほぼ均等配分で投資しています。

この指数が好きな人なら信託報酬が高めでも許容できるでしょうか。

なお、S&P500配当貴族指数はつみたてNISAで認められていません。

差のあるコスト

設定日を考えると信託報酬は高めですが、運用報告書から計算されるトータルコストには大きな差があります。

コスト比較1

SMT米国株式配当貴族インデックスの半年後に設定されたFunds-i 米国株式配当貴族は、信託報酬は少し安い0.54%ですが、トータルコストは(最近のローコストインデックスファンドの水準からすると)目が飛び出そうな0.871%です。

また、Funds-i 米国株式配当貴族は近年ゼロが当たり前になった解約時信託財産留保額が0.1%必要です。

次は隠れコスト比較です。大きく違うところを赤字にしています。

コスト比較2

結果として隠れコストに5倍の差があります。

リターン比較

Funds-i 米国株式配当貴族の設定日直後を避けて2017年1月20日から2019年5月10日までの比較です。

リターン比較

赤のラインがSMT米国株式配当貴族インデックス、緑のラインがFunds-i 米国株式配当貴族です。青のラインがリターン差で、SMT米国株式配当貴族インデックスーFunds-i 米国株式配当貴族です。

青のラインは2018年後半からフラットになっています。それは、どちらもベンチマークに忠実な運用だとすると、コスト差がなくなってきたことを意味します。公開されている運用報告書は大きな時差のある、過去のものなので最近のことは分かりません。

確かなことはこの比較期間で1%程度の差が生まれているということです。

もしかすると、Funds-i 米国株式配当貴族の高い隠れコストが改善された結果かも知れません。

売れ行きは

次は設定来の総口数の推移です。

赤のラインがSMT米国株式配当貴族インデックス、緑のラインがFunds-i 米国株式配当貴族です。

この明確な差はFunds-i 米国株式配当貴族の信託報酬が少し安いからだけではないでしょう。Funds-iシリーズのブランド力や営業力もあるはずです。でも、少なくとも2018年前半まではトータルコストに大きな差があった(ごまかしの効かない基準価額データがそれを示唆しています)わけで、それと売れ行きが一致しないのは皮肉というほかないです。

結論

SMT米国株式配当貴族インデックスの純資産総額は7.7億円しかありません。総口数の低迷ぶりを見ると早期償還のリスクを無視できないです。

公開されている運用報告書からはFunds-i 米国株式配当貴族のトータルコストがとても高いことが分かります。でもリターン差がなくなってきていることから隠れコストの改善が期待されます。あと1ヶ月程度で第三期運用報告書が公開されるでしょうから、楽しみに待つことにします。

Funds-i 米国株式配当貴族の純資産総額は69.7億円あります。でも2018年10月の世界同時株安後は頭打ちから減少に転じています。受益者の質が透けて見えると言ったら反発くらいますかね。

憎まれついでにスリム先進国株式の総口数の推移と比較しました。

スリム先進国株式の総口数の推移と比較

スリム先進国株式の受益者は世界同時株安を耐え抜きました。最近は世界経済の減速の影響を受けて増加ペースが落ちていますけどね。

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