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ニッセイ外国株式の信託報酬引き下げ効果は実感できたのか

投稿日:2019年5月27日 更新日:

ニッセイ外国株式の信託報酬は6月27日から0.0091%ポイント引き下げられて税抜き0.0999%になります。おそらくスリム先進国株式も追随すると思われます。

もし、ニッセイ外国株式とスリム先進国株式の選択で迷っているなら、次の記事も参考にして下さい。

さて、ニッセイ外国株式は信託報酬を何度も引き下げて来ました。

信託報酬引き下げ履歴

でもインデックスファンドには信託報酬以外に、俗に「隠れコスト」と呼ばれる費用が存在します。それは運用報告書以外で開示されることはめったにありません。さらに、運用報告書にはすべてのコストが記載されないことが分かってきています。運用報告書から計算したトータルコストでインデックスファンドAとBのどちらがローコストか?という比較は実は公平ではないのです。

それで、インデックスファンドAとBの運用がどちらもベンチマークに忠実であるという条件においてですが、ごまかしの効かない基準価額データを比較することで運用コストの大小を見るしかないのが現実のようです。

これを踏まえて、ニッセイ外国株式の過去の信託報酬引き下げ効果は実感できたのか、eMAXIS先進国株式の基準価額データと比較することで確認しました。

eMAXIS先進国株式

2009年に設定されてから信託報酬は税抜き0.60%のままです。次は入手できた運用報告書から計算したトータルコストです。

eMAXIS先進国株式のトータルコスト

隠れコストは一定ではありません。この記事ではニッセイ外国株式が信託報酬を税抜き0.20%に引き下げてからを比較したいのですが、それはeMAXIS先進国株式の第8期の終盤以降に該当します。ここではeMAXIS先進国株式のトータルコストを0.72%程度と見ることにします。

0.200%時代

2016年11月22日から2017年11月20日までです。

0.200%時代

赤のラインがニッセイ外国株式、緑のラインがeMAXIS先進国株式です。青のラインがリターン差で、ニッセイ外国株式ーeMAXIS先進国株式です。

ニッセイ外国株式の方がリターンが高いので青のラインが右肩上がりです。

ではニッセイ外国株式のコストを増量して青のラインがフラットになるポイントを探します。(手作業を繰り返して見た目で判断します。)

コスト増量

0.36%ポイント増量するといい感じになりました。

0.189%時代

2017年11月21日から2018年8月20日までです。

0.189%時代

おかしなヒゲはニッセイ外国株式の運用ミスだと思われます。無視して下さい。

次はニッセイ外国株式のコストを0.37%ポイント増量したものです。

ニッセイ外国株式のコストを0.37%ポイント増量

0.109%時代

2018年8月20日から2019年5月24日までです。

0.109%時代

次はニッセイ外国株式のコストを0.56%ポイント増量したものです。

ニッセイ外国株式のコストを0.56%ポイント増量

まとめ

各時代の信託報酬にコスト増量分を足します。0.200%時代と0.189%時代では変化量が少ないので削減効果は実感できませんでした。これは仕方ないでしょう。

0.189%時代と0.109%時代では0.08%ポイントの差がありますが、リターン差はもっとありました。もしかするとニッセイ外国株式の隠れコストが減ったからかも知れません。それについては別の機会に検討します。

この記事の結論としては「0.109%への引き下げ効果は実感できた」とします。

でも次の0.0091%ポイントの引き下げ効果を実感するには(変化量が小さいので)数年以上かかりそうです。

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