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【債券研究】Funds-i 米国ハイ・イールド債券(ヘッジあり)は落選

投稿日:2019年5月30日 更新日:

不老不死の秘薬を飲んでいないインデックス投資家のみなさん、インデックス投資の出口戦略を考えていますか?

僕はスリム先進国株式に集中投資していますが、次の暴落時には全力で追加投資できるよう準備しています。ところが資産を取り崩しながら生活するようになると、次の暴落を楽しみに待つなんてできません。スリム先進国株式の評価額は簡単に3割、4割下落します。

死ぬまでリスクの高いポートフォリオを維持するという人もいるようですが、僕のメンタルはそこまで強靭ではありません。

そこで、資産を取り崩しながら生活するようになったら次の暴落を恐れなくていいように、リスク資産の多くをスリム先進国株式からリスクの低い債券に移すことを考えています。有望な選択肢が2つあります。

この記事で取り上げるのはインデックスファンドですが、残念ながら落選です。

Funds-i 米国ハイ・イールド債券(ヘッジあり)

Funds-i 米国ハイ・イールド債券(ヘッジあり)は「ブルームバーグ・バークレイズ米国ハイイールド社債高流動性インデックス」をベンチマークにしています。ハイ・イールド債券とは信用度が低い代わりに利回りが高いもので、ジャンク債とも呼ばれます。

信託報酬は税込み0.864%です。2016年7月に設定されたにしては高額です。おそらく意図的な値付けでしょう。また、解約時信託財産留保額が0.2%かかります。

このインデックスファンドには為替ヘッジなしもありますが、僕の目的にはあいません。

次はFunds-i 米国ハイ・イールド債券の為替ヘッジあり、なしの基準価額の推移をプロットしたものです。

Funds-i 米国ハイ・イールド債券の為替ヘッジあり、なしの基準価額の推移

赤のラインがヘッジあり、緑のラインがヘッジなしです。ヘッジなしは変動率が高すぎて論外です。ヘッジありは変動率は低く抑えられています。

為替ヘッジの効果

ドル円のTTM(仲値)の推移をヘッジなしとプロットしました。

ドル円のTTM(仲値)の推移をヘッジなしとプロット

赤のラインがヘッジなし、緑のラインがドル円の推移です。ここで見られる相関関係は、為替変動が基準価額に与えている影響を指しています。為替ヘッジありは為替変動の影響を低減することで、投資対象の素の価格変動を示していると思われます。

iシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)と比較

次は出口戦略の選択肢として有望な、iシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)との比較です。

iシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)と比較

赤のラインがFunds-i 米国ハイ・イールド債券(ヘッジあり)、緑のラインがiシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)です。

iシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)は米国長期金利を反映しているので、現在の取引価格が高いのか安いのか判断できます。が、これと動きが全く異なるFunds-i 米国ハイ・イールド債券(ヘッジあり)は、僕には同様の判断ができません。

僕が思い描いている出口戦略は、債券の金利が高く、取引価格(基準価額)が低い時にリスク資産(スリム先進国株式のことです)を売却し、その売却代金で対象の債券ETF(またはインデックスファンド)を買うというものです。その目的に合いません。

JNK

「ブルームバーグ・バークレイズ米国ハイイールド社債高流動性インデックス」をベンチマークにしているETFに、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのJNKがあります。次はこれの設定来の取引価格の推移をドルのままプロットしたものです。配当金は含まれていません。

JNKの取引価格の推移

左端の大きな下落はリーマンショックによるものです。その後回復するものの、低迷しているように見えます。次の記事に出てきた「HYGドル建ハイイールド社債」に似ています。

僕は魅力を感じません。

高コストです

第二期運用報告書から計算したトータルコストは税込み0.900%でした。また、ベンチマークから1.8%ポイント下振れしたとあります。トータルコストでは説明できない量の下方乖離があったということです。

運用報告書にある理由の説明はよくある「読んでも分からない」ものです。

ベンチマークからの乖離

引用:運用報告書

信託報酬が税込み0.864%で、隠れコストは少ないものの、僕には足元を見られているような気がします。そもそも僕が考える出口戦略にあっていませんし、信託報酬が高くても投資する価値のあるインデックスファンドとは思えないです。

売れ行きは

純資産総額はヘッジなしが6億円、ヘッジありが2.7億円です。が、設定日の純資産総額(運用側の初期投資のはず)を減算すると、-1.4億円、0.7億円となります。ヘッジなしがマイナスなのは、運用側が初期投資を引き上げたためではないでしょうか。

次は総口数の推移です。ヘッジなしはマイナスに落ちています。

総口数の推移

これだと掃いて捨てるほどある、売れなくて早期償還のリスクが高い残念な投信に分類されそうです。

結論

落選です。

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