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楽天全世界株式とVTトータルリターンの差について

投稿日:2019年6月4日 更新日:

楽天全世界株式は本家VTを買うだけのインデックスファンドですが、VTを保有することで得られる配当金は、国内課税されないまま再投資しています。楽天投信投資顧問株式会社が楽天全世界株式の純資産総額から毎営業日天引きしている運用コストの推移を知りたくて、本家VTのトータルリターンとのリターン差を見てきましたが、いくつか気に入らないことがありました。

疑問点について楽天バンガードHEADSに質問したところ、回答してもらえました。

が、疑問は解消されませんでした。今回は少し見方を変えることにしました。

VTトータルリターンとの差

次は第二期決算期間である2018年7月18日以降の、楽天全世界株式とVTトータルリターンの比較です。右端は5月末です。

楽天全世界株式とVTトータルリターンの比較

真ん中にある大きなトゲは配当金を取り込む日がVTトータルリターンと楽天全世界株式で違うためで正常です。無視してください。

気に入らないことはいくつかあるのですが、特に黄色の丸で囲ったところが気に入りません。縦軸のスケールを変えると良く分かります。

縦軸のスケールを拡大

青のラインの傾きは運用コストによって生まれると思っていますが、黄色の丸で囲ったところは僕が期待している右肩下がりではありません。どうして素直な右肩下がりのラインにならないのでしょうか。

原因は売買委託手数料か

リターン差の変化と純資産総額の推移に相関がありそうです。次のグラフの赤のラインは同じ期間の純資産総額の推移です。

純資産総額と並べて比較

純資産総額が落ち込んでいるところは、青のラインが上昇傾向です。

次は同じ期間の総口数の推移です。

同じ期間の総口数の推移

最近総口数の増加ペースが落ちてきましたが、それでも十分活発な売買がある(買いが圧倒的に多い)と思います。

ここからは僕の推測です。毎営業日ほぼ同じペースで売買していても、VTの取引価格は相場の影響を受けて大きく変動します。楽天投信投資顧問株式会社がVTの売買注文を米国のブローカーに出した際、その売買委託手数料がVTの売買金額に比例するなら(正比例とは限りませんが)、VTの取引価格が下がっている時の方が売買委託手数料は安く済みます。

また、買い控えなどで売買量が減ると、売買委託手数料も減りますから、純資産総額から天引きされる運用コストも減ります。これが、前記「相関」の理由ではないでしょうか。

もうひとつの謎

第二期決算期間である2018年7月18日以降の、楽天全世界株式とVTトータルリターンの比較に補助線を引きました。

2018年のクリスマスに株価が大きく下落しました。それより前と後では、青のラインの傾きが明らかに違っています。これが謎のひとつでしたが、基準価額の推移を見ると青のラインの動きが理解できるような気がしてきました。

この推測が正しいとすると、楽天全世界株式とVTトータルリターンの差の推移から将来のトータルコストを予想できないことになります。分かるのは、ある比較期間におけるVTトータルリターンとの差(=楽天全世界株式の運用コスト)であり、その期間を引き伸ばして1年間のそれに換算するのは不適当と言えます。

スリム全世界株式(オール・カントリー)とどちらが良いか

VTをインデックスファンドとして買えることにメリットを感じるのなら、楽天全世界株式は間違いなく素晴らしい投資先です。間違っても自分でVTを買おうなどとは思わないことです。

全世界の株式に分散投資したいが、VTへのこだわりがないなら、三重課税問題のないスリム全世界株式(オール・カントリー)の方がいいかも知れません。オール・カントリーの運用は順調だと思っていますが、隠れコストが不明なので第一期運用報告書が公開されるまでは安心できません。

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