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スリム先進国株式とたわら先進国株式の信託報酬差が20年間に生み出すリターン差

投稿日:2019年6月24日 更新日:

あと数日でスリム先進国株式とニッセイ外国株式の信託報酬が税抜き0.0999%に引き下げられます。かつてローコストリーダーだった、たわら先進国株式の信託報酬は税抜き0.20%のままです。その差は0.1001%ポイントに開きます。

賢明なインデックス投資家がまず優先して利用すべきはつみたてNISAですが、非課税期間が20年あることから頑張って20年間ガチホする動機付けになります。20年は長いです。あの水瀬インイチ様だってインデックス投資を始めて18年未満です。

20年もガチホすると、わずか0.1%ポイントのコスト差も無視できないリターン差を生み出します。

比較条件

  • MSCIコクサイの未来の基準価額データはないので、期待リターン5%で数学的に生成したものを使います。それをスリム先進国株式相当とします。
  • スリム先進国株式相当のコストを年率0.1%ポイント増量したものを、たわら先進国株式相当とします。
  • 2020年に毎月初33,333円をスリム先進国株式またはたわら先進国株式に投資し、翌年から19年間ガチホした際の、2039年末の評価額を比較します。
  • その間のコスト差は0.1%ポイントで一定だとします。

たわら先進国株式も20年の間には信託報酬を引き下げるかも知れませんし、スリム先進国株式だってさらに下がるかも知れません。少なくとも、スリム先進国株式は純資産総額が500億円を超えると信託報酬が漸減されますが、純資産総額は順調に伸びているのでそうなるのは時間の問題です。

次はスリム先進国株式の設定来の純資産総額の推移です。現在471.1億円です。

スリム先進国株式の設定来の純資産総額の推移

つみたてNISAの場合、資金を投入できるのは40万円の非課税枠ごとに最初の1年間だけで、その後19年間は基準価額の上昇を楽しみに待ちます。これが毎年繰り返される(現状ではつみたてNISAの非課税枠が得られるのは2037年が最後です)わけですが、信託報酬の引き下げは、ガチホ中の資産に対しても有効です。

信託報酬0.1%ポイントの差が生む違い

次は数学的に生成した期待リターン年率5%のスリム先進国株式相当と、コストが0.1%ポイントだけ多いたわら先進国株式相当の基準価額比較です。

信託報酬0.1%ポイントの差が生む違い

わずか0.1%ポイントの差しかありませんが、20年後のリターンは172.5%と167.1%と無視したくないほど開いています。でもこれは比較期間の最初に一括投資した場合です。

次はつみたてNISAとして2020年に毎月初33,333円を積み立て、2021年から19年間ガチホした場合のシミュレーションです。

つみたてNISAシミュレーション

最初の1年間は積立投資ですが、残り19年間は、言わば2021年年初に399,996円を一括投資したようなものです。2039年年末の評価額に20,866円の差が生まれています。リターンは年率換算で8.32%8.06%に、信託報酬差より大きく開きました。これは期待リターン年率5%と20年という期間における複利効果によるものです。

評価額の差=手にする利益差

これは非課税口座での話で、どちらも解約時信託財産留保額がゼロであるため、評価額の差=手にする利益差となります。20年後に非課税のまま売却してもいいですし、特定口座に移してさらに運用してもいいです。

20歳以上なら誰でも利用できるつみたてNISA制度は「少額投資非課税制度」としてとても良くできています。年間の非課税枠40万円、非課税期間20年は絶妙な設定です。

スリム先進国株式の期待リターンは5%あるのか

次はMSCIコクサイをベンチマークにしている日興インデックスファンド海外株式の2002年からの基準価額の推移です。

日興インデックスファンド海外株式

黄色に着色したのはリーマンショックとその後の低迷時期ですが、それを含めても2002年から現在までで見ると年率5%はあります。2020年からの20年間にも一度は大きな暴落があるでしょう。

過去の実績が未来にも通用する保証はありませんが、MSCIコクサイ(日本を除く先進国株式)の期待リターンを5%とするのは悪くない考えだと思います。もちろん、時期によっては大きく外れることもあり、そのリスクを負える人だけが期待できるリターンです。

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