インデックス投資

【債券研究】SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)は落選です

2019年7月7日

不老不死でないことを自覚しているインデックス投資家のみなさん、インデックス投資の出口戦略を考えていますか?死ぬまでリスクの高いポートフォリオを維持する強靭なメンタルはありますか?

僕はスリム先進国株式に集中投資していますが、次の暴落時には全力で追加投資できるよう入金力を温存しているところです。(通常の積立投資だけで、追加投資を控えているという意味です。)ところが資産を取り崩しながら生活するようになると、基準価額の下落は喜べず、ましてや次の暴落を楽しみに待つなんて不可能です。スリム先進国株式の評価額は簡単に3割、4割下落します。暴落後に資産を取り崩す(一部売却する)と、暴落前に比べて損してしまいます。

ライフステージの終盤ではガチホして何年続くかわからない暴落とその後の低迷時期をやり過ごすわけにも行きません。すでに資産を取り崩す生活をしているのですから。

そこで、資産を取り崩しながら生活するようになったら次の暴落を恐れなくていいように、リスク資産の多くをスリム先進国株式からリスクの低い債券に移すことを考えています。これまでに有望な選択肢が2つ見つかっています。

この記事で取り上げるのはインデックスファンドですが、残念ながら落選です。

SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)

SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)は「ブルームバーグ・バークレイズ米国社債(1-10年)インデックス」をベンチマークにしています。投資適格社債を投資対象にしており、ジャンク債に投資するハイ・イールド系ではありません。

ベンチマークは次の記事で取り上げたSSGA USボンドオープン(ヘッジあり)と同じです。

SSGA USボンドオープン(ヘッジあり)は次の理由により落選でした。

  • 毎月分配型である。(論外)
  • 信託報酬が税込み0.6912%と高い。(論外)
  • 解約時信託財産留保額が0.3%かかる。(嫌い)

SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)の信託報酬は税込み0.3132%とちょっと高めです。また、僕が嫌いな解約時信託財産留保額が0.3%かかります。これでマイナス2点です。

また設定来分配していませんが、目論見書には基本的に分配すると明記されています。僕はインデックスファンドは分配しないで欲しいと思っているので、これで合計マイナス2.5点です。

ちなみに、頑張って極力無分配を貫きたいという意思を目論見書で表明している運用会社はたくさんあります。

SSGA USボンドオープン(ヘッジあり)と比較

次はSSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)とSSGA USボンドオープン(ヘッジあり)の比較です。SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)の設定直後を避けた2017年2月10日からの比較です。

SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり) vs SSGA USボンドオープン(ヘッジあり)

赤のラインがSSGA米国社債インデックス、緑のラインがSSGA USボンドオープンです。毎月分配型によるリターンの劣化が、この差の要因でしょう。

次は(僕が出口戦略として有望と見ている)iシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)とのリターン比較です。

緑のラインがiシェアーズ米国債7-10年ETF(ヘッジあり)です。SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)はボラティリティ(変動率)が低いです。これを見ると僕が出口戦略に求める条件のひとつはクリアしています。

売れ行きは

純資産総額は23.8億円です。次は設定来の総口数の推移です。

頭打ちになっています。今後人気を獲得できるでしょうか。ニーズはあるはずなので、不可能とは思いません。

繰上償還されたSSGA米国社債

実は、SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)にはヘッジなし版がありました。次は僕がいつもお世話になっているアウターガイ様のブログ記事です。

ところが、そのヘッジなし版は繰上償還され、その後再設定されています。

次は上記記事からの引用です。

同社が繰上償還と再設定に至った一連の経緯は不明ですが、このような対応は、投資家の利益を確実に損ねます。

後者の為替ヘッジありが存続し続けていることも踏まえると、元祖を繰上償還したのは同社の判断ミスではないかと思えてしまいます。

この推測が仮に正しいとすると、運用会社としての資質に疑問符が付くことになりますから、同社にとっても投資家にとっても、デメリットしかありません。

全くその通りだと思います。

純資産総額が23.8億円あっても、運用会社の判断で繰上償還されるかも知れません。目論見書には「やむを得ない事情が発生したら」繰上償還できると書いてあります。繰上償還リスクは軽く見ない方がいいです。

結論

SSGA米国社債インデックス(ヘッジあり)は落選です。過去にこれのヘッジなし版を繰上償還した前歴が僕の判断に暗い影を落としています。

次の条件を満たすインデックスファンドが組成されたら有力候補になりそうです。

  • ベンチマークはブルームバーグ・バークレイズ米国社債(1-10年)インデックスのヘッジあり。
  • 極力分配しない方針を明記。
  • 信託報酬0.2%以下。
  • 信託財産留保額なし。

でも、僕がインデックス投資の出口戦略として探している債券は、必ず分配金を出す国内ETFも除外していません。それは、資産を取り崩しながら生活することが分かっているからです。(そうは言っても毎月分配型は論外です。)そのため、NEXT FUNDSのETF(2554)はとても楽しみな存在です。

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