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スリム全世界株式(除く日本)と野村つみたて外国株投信のトータルコストは互角です

投稿日:2019年7月8日 更新日:

先日スリム全世界株式(除く日本)の第一期運用報告書が公開されました。単独で見ると隠れコストは期待通りの低水準でした。

決算期間が11ヶ月ほど異なるのでフェアな比較になりませんが、ベンチマークが同じである野村つみたて外国株投信と比較します。

先進国株式+新興国株式

スリム全世界株式(除く日本)のベンチマークはMSCI ACWI ex Japanで、スリム全世界株式(オール・カントリー)から日本を除いたものと同じです。スリム先進国株式の一部をスリム新興国株式に変えたようなものと言ってもいいです。

次はスリム先進国株式、スリム全世界株式(除く日本)、スリム新興国株式のトータルコスト比較です。

隠れコストに着目して下さい。スリム全世界株式(除く日本)はスリム先進国株式より0.0164%ポイント高いです。それは隠れコストがかさむ新興国株式が含まれているからだと思われます。

最新の月報によると先進国株式と新興国株式の比率は87.8:12.2です。この比率は基本的に毎日変動するそうですが、この値をスリム先進国株式とスリム新興国株式に適用すると、スリム全世界株式(除く日本)の隠れコストの期待値は0.0883%になりました。運用報告書から計算した隠れコストはそれより0.0041%ポイント高いです。これは誤差なのか、他の理由によるものかは分かりません。でも、スリム全世界株式(除く日本)の隠れコストの水準はほぼ期待通りと言っていいと思います。

スリム全世界株式(除く日本) vs 野村つみたて外国株投信

次は野村つみたて外国株投信とのトータルコスト比較です。

野村つみたて外国株投信とのトータルコスト比較

信託報酬はスリム全世界株式(除く日本)の方が安いのですが、隠れコストは野村つみたて外国株投信の方が安く、トータルコストはスリム全世界株式(除く日本)が0.0049%ポイント安いだけで、ほぼ同じです。

スリム全世界株式(除く日本)の設定直後の運用が不安定だったことが分かっているので、それを避けた2018年4月16日から2019年7月5日までの比較です。

スリム全世界株式(除く日本) vs 野村つみたて外国株投信

青のラインはリターン差で、スリム全世界株式(除く日本)ー野村つみたて外国株投信です。変動していますが、右肩上がりでも右肩下がりでもないので、トータルコストに有意差はないと思われます。

2018年の世界同時株安が始まった頃にリターン差が開いていますが、どうしてそうなったかは分かりません。正確なことは野村アセットマネジメントの中の人しか知らないでしょう。

売れ行きは

次は設定来の総口数の推移です。純資産総額は野村つみたて外国株投信が86.7億円、スリム全世界株式(除く日本)が66.9億円です。

設定来の総口数の推移

赤のラインが野村つみたて外国株投信です。階段状なのは野村つみたて外国株投信は積立投資専用のためです。伸び率はほぼ同じで、人気も互角と言えます。

ちなみに、Fund of the Year 2018でスリム全世界株式(除く日本)は10位、野村つみたて外国株投信は12位でした。FOYの順位と一般の受益者の行動には大きな差があるはずですが、この結果には妙に納得してしまいました。スリムシリーズと言えど何でも先行した競合商品を軽く抜き去れるわけではないということです。

好きな方を選んでいいです

僕は株式インデックスへの投資に新興国株式を混ぜる必要はないとの考えです。それは僕の存命中に新興国株式への投資が報われる気がしないからです。そのため、どちらの商品も買うことはありません。

先進国株式+新興国株式に投資したい人にとって、これら2商品はトータルコストも人気もほぼ同じなので、好きな方を選べば良いと思います。

もし僕が新興国株式にも投資するとしてですが、積立投資専用商品は買いません。それは僕がスポット購入が大好きで、特に基準価額が大きく下落した時に積極的に追加投資を行う投資スタイルだからです。

好きなタイミングで追加投資する可能性があるなら、スリム全世界株式(除く日本)の方がいいでしょう。

三井住友DC全海外株はおすすめしません

三井住友DC全海外株のベンチマークもMSCI ACWI ex Japanですが、この商品はおすすめしません。

次は同じ期間の比較をスリム全世界株式(除く日本)としたものです。青のラインが大きく暴れているので、右軸のスケールをシフトしています。

ベンチマークに忠実な運用をしている商品とは同列に扱えないレベルです。

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