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スリム先進国株式の純資産総額500億円突破を記念してこれまでを振り返ります

投稿日:2019年7月9日 更新日:

スリム先進国株式の純資産総額がついに500億円を超えました。スリムシリーズは純資産総額が500億円以上になると自動的に信託報酬が漸減する仕組みがありますが、これが初めて発動されます。

純資産総額は基準価額の変動の影響を受けるので、明日には500億円未満に戻っているかも知れません。でもいい機会ですからスリム先進国株式のこれまでを振り返ります。(僕のポジショントーク全開です。)

信託報酬税抜き0.20%で登場

スリムシリーズの第一弾は2017年2月27日に設定されました。既存のeMAXISシリーズの信託報酬はそのままで、同じマザーファンドを買うのに信託報酬を大幅に引き下げたeMAXIS Slimシリーズを設定したことに対して、eMAXISシリーズの受益者から批判・非難されました。

eMAXIS先進国株式の信託報酬が税抜き0.60%もするのに、スリム版は税込み0.20%でした。一気に1/3です。また、スリムシリーズは業界最安値を目指すとしたのに対し、スリムでない方の受益者からは恨み節が聞かれました。気持ちは分かりますが、それも自己責任の範囲です。

有言実行で人気を獲得

競合するインデックスファンドに対抗して信託報酬を引き下げました。「業界最安値を目指す」と宣言したのを実行したわけです。

次はスリム先進国株式の信託報酬引き下げ履歴です。

スリム先進国株式の信託報酬引き下げ履歴

すべて同率での対抗です。業界最安と言っても単独ではないところがミソです。この戦略をセコいと揶揄する人もいますが、スリムシリーズ以外でこれをやれているものはひとつもなく、有言実行により高い人気を獲得できているのは事実です。

すでに「スリムシリーズを買っておけば信託報酬は最安になるから安心」という評価が確立されています。

この信託報酬引き下げ履歴において、赤字にした部分は衝撃的でした。EXE-iつみたて先進国株式(現在の名称はSBI先進国株式)のベンチマークはMSCIコクサイではありませんし、現物株運用でもないことから、たとえ対抗しなくても誰からも非難されなかったはずです。ところが三菱UFJ国際投信は対抗して同率に引き下げたのです。MSCIコクサイの現物株運用インデックスファンドの信託報酬が0.1095%というのは当時はあり得ない水準でした。これは業界に衝撃を与えたはずです。多くの投信ブロガーが狂喜乱舞しました。

その後2回引き下げられましたが、どちらも引き金を引いたのはニッセイ外国株式でした。もちろん同率での対抗です。そして現在はニッセイ外国株式と同率首位で税抜き0.0999%です。

Fund of the Yearの順位

スリム先進国株式は2017年2月に登場したので、まだFOY2017と2018の2回しか投票の対象になっていません。0.1095%への引き下げが発表されたのは2017年12月29日でFOY2017の投票締切後でした。FOY2017では、今ではウソみたいですが、13位でした。そうです。あの異次元の引き下げ前の人気は大したことなかったのです。

そしてFOY2018では1位を獲得しました。2位はニッセイ外国株式でした。

積立シミュレーション

現在も良きライバルであるニッセイ外国株式と、ローコスト化競争から脱落気味のたわら先進国株式とで積立シミュレーションをします。スリム先進国株式が設定された翌月から毎月初5万円を積み立てていたら、2019年6月末の評価額はいくらになっていたかを競います。

積立シミュレーション

グラフの評価額のラインだと差が認識できませんが、利益率はスリム先進国株式が7.34%、ニッセイ外国株式が7.24%、たわら先進国株式が7.23%になりました。

人気

投信の人気は総口数の推移に表れます。総口数は基準価額の変動の影響を受けないため、受益者の行動(買いー売り)の結果を把握できます。

総口数の推移

途中から増加率が上がり、ラインが折れ曲がっています。これは信託報酬を税抜き0.1095%に引き下げた効果です。

補助線を引くと分かりますが、2018年秋から増加率がさらに上がっています。

補助線引いてみた

こんなに勢いのあるスリム先進国株式ですが、純資産総額ではキング・オブ・MSCIコクサイであるニッセイ外国株式に遠く及びません。

もうひとつの有言実行

三菱UFJ国際投信が主催した2018年4月のブロガーミーティングにおいて、スリムシリーズは500億円を超えると信託報酬が自動的に漸減される仕組みが話題に上がりました。それに対して、効果が分かるようにして欲しいという要望が出ました。6月のブロガーミーティングでは、(懇親会で)次の話を伺いました。

報告書は時差が大きいので、Webでの告知を検討している。

確かにそれはいいなと思いました。で、スリムシリーズのWebにありました。有言実行された結果が。

次は先週末のものです。

スリムシリーズは500億円を超えると信託報酬が自動的に漸減される仕組み

次は月曜日のものです。まるでカウントダウンです。

今日の午前中には500億円突破を祝うものになるはずです。

基準価額の下落で500億円を切ることは普通にあるでしょうが、しばらくすると総口数の増加により、基準価額が少々下がっても500億円を切らないようになれるはずです。

スリム先進国株式に集中投資している我が家としては、スリム先進国株式の純資産総額が増えると負担するコストが下がるのでうれしいわけです。有償の愛である現金を投資している受益者にとって、その投資対象のファンドの成功は忖度とかではなくて、将来のリターンに影響する大事な話です。

たとえば、競争に勝つために信託報酬をさらに引き下げたいと思っても、その稟議を通せるだけの実績(純資産総額など)がなければ却下されるかも知れません。

よって、スリム先進国株式の受益者から見ると、コストをかけずに上手に宣伝してより多くの人気・受益者を獲得して純資産総額を増やしてくれる方が良いわけです。この観点において、スリムシリーズを推進している三菱UFJ国際投信の中の人達はとてもうまくやれていると思います。それは、スリムシリーズのWebに良く表れています。

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