インデックス投資

【最低】超高コストで低パフォーマンスなSBI米国中小型割安株ファンド

2019年7月22日

SBI米国中小型割安株ファンド(愛称:USリバイブ)は米国株式に投資するアクティブファンドですが、超高コストなのにパフォーマンスが低い、サイテーなボッタクリ商品です。運用会社は利益を確保できているかも知れませんが、受益者は損しています。

こういうボッタクリ商品で金融機関のカモにされないよう、インデックス投資を始める際には最低限の金融リテラシーが必要です。

驚愕の高コスト

SBI米国中小型割安株ファンドは2017年3月3日に設定されました。スリムシリーズの第一弾が設定された直後です。米国中小型株に投資するアクティブファンドであるとは言え、そのコストの高さには目を疑います。

高いトータルコスト

信託報酬が税込み1.9322%と超強気な設定で、わずかでも金融リテラシーがあればこれを見た瞬間に敬遠するレベルです。さらに隠れコストが1%を超えるひどい代物で、トータルコストは税込み3%を超えます。

次は隠れコストの明細です。

隠れコストの明細

保管費用が異様に高いです。また、それだけで超ローコストインデックスファンドのトータルコストに匹敵するその他費用(0.251%)のほとんどは印刷費用です。どれだけ豪華な資料を印刷したのでしょうね。

iFree S&P500 vs SBI米国中小型割安株ファンド

信託報酬が税込み1.9322%もするアクティブファンドの実力を見せてもらいましょう。次はiFree S&P500の設定直後から2019年7月19日までの比較です。

iFree S&P500 vs SBI米国中小型割安株ファンド

赤のラインがiFree S&P500、緑のラインがSBI米国中小型割安株ファンドです。超高コストなのにこの残念なパフォーマンスでは、将来盛り返してくれることを期待するのも無理ですね。

売れ行きは

次は設定来の総口数の推移です。悲惨です。

設定来の総口数の推移

設定日の純資産総額が7.96億円ありましたが、これは運営側の初期投資のはずです。その後4ヶ月程度で6億円集めましたが、突然減少に転じます。現在の純資産総額は2.4億円です。運営側はどこかで初期投資の大半を引き上げたと思われます。

設定直後に高額な信託報酬であるにも関わらず投資した受益者は、早々に見切りを付けたと言えるかも知れません。でもそれだけの判断能力があるなら、そもそも最初から買わないと思うのは僕だけでしょうか。

IVVトータルリターン vs SBI米国中小型割安株ファンド

SBI米国中小型割安株ファンドの設定直後から比較したくなったので、S&P500種指数をベンチマークにしているIVV(ETF)のトータルリターンと比較しました。右端は2019年6月28日です。

IVVトータルリターン vs SBI米国中小型割安株ファンド

SBI米国中小型割安株ファンドは設定来、一度もS&P500をアウトパフォームできていなかったのですね。

これもクソ投信のひとつか

この世には山崎元先生が言うところの「クソ投信」が掃いて捨てるほどあるようで、これもきっとそのひとつでしょう。山崎元先生は、最近、信託報酬が0.5%を超えるものは避けるべきとテレビなどで発言していますが、そのルールを守るだけでクソ投信の多くを避けられます。

SBI米国中小型割安株ファンドの目論見書には「アリアンツ・グローバル・インベスターズ・U.S.LCCが実質的な運用を行います。」とあります。きっと数あるアクティブ運用会社のひとつなのでしょうが、そもそもS&P500種指数を常時アウトパフォームできるものは少ないと言われています。それは比較期間が長期になればなるほど顕著なはずで、これもそう長くは存続できないでしょう。

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