インデックス投資

ひふみ投信とスリム米国株式(S&P500)のリターンを2009年から比較

2019年7月27日

ひふみ投信とスリム米国株式を比較するなんて馬鹿げていると思う人もいるかも知れませんが、もしもスリム米国株式がひふみ投信の設定前から存在していて、その頃から比較できるなら考えも変わるかも知れません。

あくまで仮の話になりますが、そして信じる信じないは自由ですが、可能です。

IVVトータルリターン

IVVはS&P500種指数をベンチマークにしているBlackRock社のETFです。それの取引価格、配当金実績、ドル円換算データから生成したIVVトータルリターンは、スリム米国株式よりもリターンが高いです。

次はスリム米国株式の設定直後を避けた2018年9月3日からの比較です。

スリムS&P500 vs IVVトータルリターン

青のラインはリターン差で、スリム米国株式ーIVVトータルリターンです。IVVトータルリターンの方がリターンが高いので、青のラインは右肩下がりです。

青のラインが暴れたり大きなヒゲがあるのは、スリム米国株式は現物株運用であってIVVを買っている訳ではないためです。

次はIVVトータルリターンの運用コストを年率0.22%ポイント増量したものとの比較です。

IVVトータルリターンの運用コストを年率0.22%ポイント増量したものとの比較

青のラインはほぼフラットになりましたので、これを仮想スリム米国株式とします。

ひふみ投信 vs 仮想スリム米国株式:リターン比較

ひふみ投信は2008年10月に設定されました。次は2009年年初からの仮想スリム米国株式との比較です。

ひふみ投信 vs 仮想スリムS&P500

赤のラインがひふみ投信、緑のラインが仮想スリム米国株式です。この比較期間だといい勝負に見えますが、比較期間をずらすと印象は大きく変わります。

2013年年初から比較

2013年年初から比較

2015年以降はひふみ投信の圧勝です。

2015年年初から比較

2015年年初から比較

ひふみ投信の圧勝です。この高いパフォーマンスに魅せられて、カンブリア宮殿で紹介された後受益者が殺到し、爆発的に純資産総額を増やしたわけです。

2018年年初から比較

2018年年初から比較

仮想スリム米国株式の圧勝です。

カンブリア宮殿でひふみ投信が紹介されたのは2017年2月でした。次はひふみ投信の設定来の総口数の推移です。

ひふみ投信の設定来の総口数の推移

左端を見ると、ひふみ投信は人気を獲得するのに4、5年かかったことが分かります。赤の矢印の位置でカンブリア宮殿にて紹介されました。以降の伸びは異様でしたが、2018年年初の株価調整、10月からの世界同時株安以降は頭打ちになっています。

次は2012年5月に設定されたひふみプラスの総口数の推移です。

ひふみプラスの設定来の総口数の推移

カンブリア宮殿で紹介された後の推移は同じです。

なお、僕はひふみ投信とひふみプラスの違いが理解できていません。

結論

スリム米国株式はインデックスファンドとしてはハイリスク、ハイリターンです。少なくともスリム先進国株式やスリム全世界株式(オール・カントリー)よりはそうです。

ひふみ投信、ひふみプラスはアクティブファンドで、受益者が求めるのは(期待するのは)高いリターンだと思われます。中には高いリターンと低いリスクの両立を期待する人もいるかも知れませんが、それは無理な注文です。

それで僕は、ひふみの高いリスクを負えるのなら、スリム米国株式のリスクも負えると考えます。この論法には無理がありますか。そうかも知れません。

2015年から2017年までは、ひふみのリターンはS&P500を圧倒する凄まじいものでした。が、2018年以降はS&P500の圧勝です。そうなった理由の説明は、ひふみに肯定的な人とそうでない人とでまるっきり違うでしょう。どちらの人の考えがより実際に近いかは、5年も待てば分かるでしょう。

僕はアクティブファンドに否定的で、ひふみの未来にも悲観的です。高いリスクを負って高いリターンを狙うとしても、アクティブファンドはやめておいた方がいいと思っています。

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