個人事業主が節税してインデックス投資

個人事業主のリアルな節税やインデックス投資、お金についてお話しします

インデックス投資

【債券研究】もちろんBNDは論外です

投稿日:2019年7月28日 更新日:

BNDは米国債券に投資するバンガード社のETFで、ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックスをベンチマークにしています。海外ETFが好きな人なら好意的に評価すると思われます。僕は筋金入りの海外ETF嫌いですが、債券研究シリーズらしい評価ができるよう努力します。

インデックス投資に出口戦略は不要とか馴染まないとか言う投信ブロガーもいますが、僕は死ぬまでスリム先進国株式100%を続けるのは無理です。そのため、出口戦略として、ある時期にリスク資産の大半をリスクの低い債券に移すことを考えています。

もし、出口戦略にBNDを採用したらどうなるでしょうか。有望な次の候補と比較しました。

BND

経費率は0.03%と非常に低いです。でも米国籍ETFなので購入時に為替手数料と売買手数料が必要です。出口戦略で使うなら配当金の再投資は考えなくて良いので、毎月もらえる配当金は円に替えて手にすることにします。

次はBNDの2008年年初からの取引価格の推移です。ドルのままです。

BNDの2008年年初からの取引価格の推移、ドルのまま

海外ETF好きな人はこれを見て値動きが少ないと評価するかも知れません。でも僕は日本で日本円を使って生活しているので、円換算後で見る必要があります。

BNDの2008年年初からの取引価格の推移、円換算後を追加

赤のラインはドルのまま、緑のラインは円換算後です。為替の影響の大きさが良く分かります。

僕の出口戦略は、ドル円の推移を見ながら売買するものではないので、円による為替ヘッジが希望です。その観点において、そもそもBNDを債券研究シリーズで扱うことに無理があるわけですが、番外編だと思って下さい。

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジなし)との比較

次はiシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジなし)の設定来の取引価格の推移です。円換算したBNDの取引価格の推移もプロットしています。

赤のラインが円換算後のBND、緑のラインがiシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジなし)です。似たような値動きです。

iシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)との比較

次はヘッジありとの比較です。比較期間は同じです。

これは為替ヘッジの効果を見ているようなものです。僕が米国で暮らしているならBNDは選択肢になり得ますが、そうではないので落選になってしまいます。

出口戦略で使った場合

仮に2017年12月1日に1,000万円分購入していたら、2018年中に配当金をいくら手にできたか計算しました。

  • BNDの購入には為替手数料と売買手数料がかかりますので、それを考慮した分だけiシェアーズ米国債を多く買います。
  • 計算上端株数(一株未満の株数)で扱います。
  • BNDの配当金は米国課税後に国内課税、iシェアーズ米国債の配当金は国内課税のみです。
  • BNDの配当金は円換算しますが、為替手数料(1ドルあたり4銭)を負担します。
  • 手にできた円の配当金の年利を計算します。

こちらにあるiシェアーズ米国債7-10年 ETF(ヘッジあり)の配当金実績は1円未満が表示されていないためわずかに不利かも知れません。結果はこうでした。

  • BND:1.90%
  • iシェアーズ米国債:1.25%

BNDの配当金利率は高いですね。

結論

僕がドルで生活している米国人ならS&P500インデックスに集中投資し、出口戦略でBNDを使うかも知れませんね。でも円で生活している日本人なのでBNDは論外です。

為替変動リスクを承知した上で、BNDを投資対象にされる方も少なくないと思われますが、この記事はそれを否定するものではありません。

それから今日はにわとりの日です。

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.