インデックス投資

米国株式一強時代が戻ってきそうな予感がします

2019年7月29日

次の記事で米国株式一強時代の終焉はもう始まっているとしましたが、そうでもないようです。最近じりじりと強さを取り戻しつつあります。が、これは米国株式以外が弱くなっただけかも知れません。

世界経済の現状

次は先進国株式、新興国株式、国内株式を代表するスリムシリーズ商品の基準価額の推移です。2018年年初からです。

先進国株式、新興国株式、国内株式を代表してスリムシリーズの基準価額の推移

2018年2月に株価調整と言われる大きな下落がありました。赤のラインの先進国株式はそこからいったん回復して最高値を更新できましたが、青のラインの新興国株式はズルズルと下落を続けました。緑のラインの国内株式は新興国株式ほどではないものの、主体性が全く感じられない動きを続けています。米国株式が上がると国内株式も上がるけど、米国株式が下がると国内株式はより多く下げるのでどんどん差が広がる印象です。

2018年10月に始まった世界同時株安ではクリスマスに底値を記録し、その後急速に回復に向かいました。でもグラフが示すように、先進国株式は新興国株式と国内株式を置き去りにしました。

結果論ですが、僕はスリム先進国株式を選択して、新興国株式にも国内株式にも全く投資していなくて良かったと思います。でも、新興国株式と国内株式の未来を信じている人にとっては絶好の買い時であるわけで、どちらの選択が正しかったか(先進国株式への集中投資と全世界株式への分散投資のどちらが儲かったか)は未来にならないと分かりません。

米国株式 vs 先進国株式

次は世界同時株安が始まる直前からのスリムS&P500とスリム先進国株式の基準価額の推移です。

世界同時株安が始まる直前からのスリムS&P500とスリム先進国株式の基準価額の推移

赤のラインがスリムS&P500、緑のラインがスリム先進国株式です。ほとんど同じ値動きをしていて、米国以外の先進国も頑張っているじゃないかと思いますが、リターン差を見ると考えが変わります。

リターン差をプロット

青のラインがリターン差で、スリムS&P500ースリム先進国株式です。クリスマスの底値からの回復におけるリターン差は右肩上がりです。これは相対的に米国株式の方が米国以外の先進国株式より強いことを示しています。

MSCIコクサイの米国株式比率

eMAXIS先進国株式の月報から、MSCIコクサイの米国株式比率を抜き出しました。世界同時株安後です。

MSCIコクサイの米国株式比率の変化

そのグラフです。

MSCIコクサイの米国株式比率の推移

MSCIコクサイの65%程度は米国株式です。スリム先進国株式の受益者は、それにほぼ近い割合をスリムS&P500に投資しているようなものです。

この米国株式の比率が増えるのは、MSCI社がMSCIコクサイというベンチマークで比率を指示し、この場合、三菱UFJ国際投信の外国株式インデックスマザーファンドのファンドマネージャーがその指示通りに売買するからです。MSCI社がそうするのは、MSCIコクサイのベンチマークの時価総額加重平均ルールに従っているからです。

次は同じグラフを2017年10月からプロットしたものです。

MSCIコクサイの米国株式比率の推移、2017年10月から

再度67%、68%へ向かって行くかも知れません。

英国民の選択は

英国のジョンソン新首相は、どうしてもブレグジットを10月31日までに実現させるとしています。EU側はもう再交渉する気はないとしており、その場合は合意なしで離脱するとしています。が、流石に合意なき離脱には反対意見が多く、この秋に総選挙になるかも知れません。(その場合)国民投票でブレグジットを選択したのも英国民ですが、決着を付ける政治家、政党をどう選択するでしょうか。

依然として僕は合意なき離脱だけは勘弁して欲しいという立場ですが、過度な心配はしていません。

でも、合意なき離脱が世界経済に与える悪影響は長期的に見てもロスでしかなく、インデックス投資視点だと本来得られるリターンが減るだけだと思います。

米国株式一強の意味

この記事で見ている強いか弱いかは相対的なものです。以前の米国株式一強とは他のどの地域もついて来れないほど高い成長を指しました。でもこれからは他の地域の成長が相対的により鈍化するので、実は以前よりは見劣りする成長率しか残せない米国株式であっても他よりは強いだけ、かも知れません。

これは未来になってみないと分かりません。

どっちも頑張れ

それでも僕の考えは変わりません。スリム先進国株式への集中投資を続けます。それは現状維持バイアスが作用した結果なのかも知れませんが、自分としては一番納得できる選択なのです。

米国株式にも米国以外の先進国株式にも頑張って高い成長を続けて欲しいです。そうすると僕は確実に大きなリターンを得ることができるからです。その大きなリターンを手にした時に、スリムS&P500に切り替えていたらもっと大儲けできたのに馬鹿だったなとは思わないと予想しているのですが、さて、どうなるでしょうか。その結果をネタにできる頃までこのブログを続けられるといいですね。

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