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楽天全世界株式の運営は順調です

投稿日:2019年8月6日 更新日:

楽天全世界株式は本家VTを買うだけのインデックスファンドですが、VTを保有することで得られる配当金は、国内課税されないまま再投資しています。本家VTの取引価格、配当金実績、ドル円換算データから生成したVTトータルリターンは、楽天投信投資顧問株式会社が毎営業日天引きしている運用コスト分だけ楽天全世界株式よりリターンが高くなります。そのため、楽天全世界株式とVTトータルリターンのリターン差を見ることで、楽天全世界株式固有の運用コストが推定できると考えていますが、実際のデータが示す結果はそう単純ではありません。

それでも運用コストの傾向は把握できそうです。第一期はとてもひどいものでしたが、第二期は確実に改善されています。

ひどかった第一期

次は楽天全世界株式の設定日直後を避けて2018年10月16日から第一期最終日の2018年7月17日までの、VTトータルリターンとの比較です。

設定日直後はもっと恥ずかしいことがあったのですが、それは程度の差こそあれどのファンドでも散見されることなのでここでは振り返りません。

青のラインの形状が、運用コストが天引きされる様子を示しているはずですが、前半きつかったのが後半ゆるくなっています。この比較期間は275日で、0.5%を超える差が生まれていますので、年率換算すると0.66%ポイント程度になります。

楽天全世界株式の第一期運用報告書にある数値を年率換算する正しい方法は不確かですが、次の記事で求めた運用コストは0.401%でした。

これはVTトータルリターンとの差よりずっと小さいです。設定日直後の恥ずかしい状態を無視していることを考慮するとなおさらです。

僕は、この不一致は運用報告書に現れない理由によって生じたロス(実現できなかったリターン)によるものではないかと思っていますが真相は分かりません。

安定している第二期

次は楽天全世界株式の第二期開始日である2018年7月18日から2019年7月31日までの、VTトータルリターンとの比較です。

この比較期間は379日で、0.25%を超える差が生まれていますので、年率換算すると0.26%ポイント程度になります。

コストを増量

次はVTトータルリターンのコストを年率0.26%ポイント増量したものとの比較です。

VTトータルリターンのコストを年率0.26%ポイント増量したものとの比較

青のラインは後半まだ右肩下がりなので、もう少し増やしたいですね。次は年率0.28%ポイント増量したものとの比較です。

コストを年率0.28%ポイント増量したものとの比較

これが適正量でしょうか。この0.28%にこれに本家VTの経費率0.09%を加えた0.37%が推定トータルコストになります。

臨時レポート

楽天全世界株式の運用コストの途中結果が臨時レポートで公開されています。

臨時レポート

引用:臨時レポート

これは274日間のものです。信託報酬が0.098%とありますが、365/274倍すると0.1305%になります。目論見書には税込み0.1296%とあるのでこの計算方法ではダメそうです。そこで、合計を0.1296/0.098倍すると0.2208%になります。これを隠れコストを含む費用とします。それに本家VTの経費率0.09%を加えた税込み0.3108%を、この臨時レポートから算出されるトータルコストとします。

どうせ一致しません

このブログで過去に行った分析でも、VTトータルリターンとの差から計算したトータルコストより、楽天全世界株式の臨時レポートから計算したトータルコストの方が少ないです。なので、今回の計算結果を見ても驚きません。

結局のところ、投資信託の運用コストとは何かという疑問に対する厳格な解答がないため、こういう差が生まれるのではないでしょうか。

が、VTトータルリターンとの差には気にするような大きな変化は見られないので、楽天全世界株式の運営は順調だと言っていいでしょう。

スリム全世界株式(オール・カントリー)と迷う場合

楽天全世界株式とスリム全世界株式(オール・カントリー)とどちらがいいか迷っている方は次の記事をご覧ください。

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