インデックス投資

iFree NEXT FANG+はiFree S&P500よりハイリターンですか

2019年8月11日

iFree NEXT FANG+インデックスは米国株式に強い関心があり、米国株や米国ETFを買う気はないけどインデックスファンドでこれら企業に投資できるなら信託報酬が高くてもいい、という人向けの商品のはずです。設定されたのは2018年1月末で、まだその頃はFANGに代表されるハイテク株がもてはやされていました。それから1年半になりますが、iFree NEXT FANG+インデックスの受益者の多くは後悔しているかも知れません。

iFree NEXT FANG+インデックス

NYSE FANG+指数をベンチマークにしています。投資対象銘柄です。

NYSE FANG+指数の投資対象銘柄

引用:大和投資信託

投資割合は均等で、年に4回リバランスされます。自分でこれらの個別株を10種類金額が均等になるように買い揃えるのは大変なので、インデックスファンドで代わりにやってくれるなら信託報酬税込み0.7614%は決して高くないかも知れません。いや、10銘柄しか扱わないインデックスファンドなのにその信託報酬は明らかに足元を見ていると感じる人もいるかも知れません。

僕はインデックスファンドの信託報酬はなんでもスリム先進国株式並の低水準であるべきだとは思っていません。投資対象、他の選択肢を勘案した上で妥当な水準かどうかを各自が判断すれば良いという立場です。iFree NEXT FANG+インデックスの場合、インデックスファンドで買えるのはこれだけなので、どうしてもNYSE FANG+指数に投資したいなら高くはないと思います。

iFree NEXT FANG+ vs iFree S&P500:リターン比較

次はiFree S&P500とのリターン比較です。iFree NEXT FANG+の設定日直後を避けて2018年2月15日からの比較です。

iFree NEXT FANG+ vs iFree S&P500

赤のラインがiFree NEXT FANG+、緑のラインがiFree S&P500です。iFree NEXT FANG+はボラティリティ(変動率)が高いです。

2018年10月に始まった世界同時株安で大きく下落し、2019年に回復基調になるところまではまだ納得できたと思います。が、中国が貿易協議でちゃぶ台返しを行い、それにトランプ大統領が激怒してからの推移にはがっかりしているのではないでしょうか。青の丸で囲ったところは、iFree S&P500が一旦回復できているのに対し、iFree NEXT FANG+は戻りが悪いです。

FANGブームはもう過去のものなのでしょうか。

足を引っ張っているのは

月次レポートにある「パフォーマンスハイライト」を見るとできの悪い生徒が誰か分かります。

パフォーマンスハイライト

引用:月次レポート

成績の悪さが目立つのはバイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッター、アリババです。

次はS&P500種指数に投資するIVV(ETF)の保有比率の変化をまとめたものです。IVVの保有比率の上位をキープしている銘柄です。

IVV(ETF)の保有比率の変化

アップル、アマゾン、グーグル、フェイスブックの保有比率の合計は大して変わっていません。なので足を引っ張っているのはそれら以外ですね。

iFree NEXT FANG+ vs スリム先進国株式

米国株式インデックスファンドとスリム先進国株式では勝負にならないものですが、生徒が10人しかいない選抜クラスであれだけ成績の悪い生徒がいるとそうでもないです。

5月以降はスリム先進国株式の方が良いです。

売れ行きは

次は設定来の総口数の推移です。現在の純資産総額は13億円ですが、そのうち5億円は運用側の初期投資です。次のグラフからはその5億円は除外してあります。

設定来の総口数の推移

2018年8月に頭打ちになっています。世界同時株安で損切りした受益者もそれなりにいたようです。中国のちゃぶ台返し後は現状維持です。

もっと売れていないテーマ型インデックスファンドはたくさんありますので、iFree NEXT FANG+は一定の人気は得たと言えると思います。でも現状だと今後の伸びは期待できそうにありません。

S&P500インデックスは優秀

S&P500インデックスのパフォーマンス、たとえると、生徒500人の進学校全体の成績です。iFree NEXT FANG+のパフォーマンスは、生徒が10名しかいない選抜クラスの成績です。選抜クラスの生徒全員の成績が良ければ高いリターンが期待できますが、10名しかいないので数名の成績が悪いだけで大きく足を引っ張ってしまいます。

実際、S&P500インデックスは優秀だと思います。未来のことは分かりませんが、過去のパフォーマンスは圧倒的でした。米国株式への集中投資をいとわない人であっても、S&P500インデックスを投資の主軸に据えるのが無難でしょう。

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