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【頻出問題】より低コストなファンドに乗り換えるべきか

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たわら男爵様のブログ記事で頻出問題が取り上げられていました。

では僕もその問題を解いてみます。

前提条件

前提条件(問題の詳細)が重要です。元ネタであるカン・チュンドさんのブログ記事のものより条件を詳しく指定しています。

  • ファンドAの運用コストは年率0.6%。
  • ファンドBの運用コストは年率0.1%。
  • 両ファンドのベンチマークは同じで、ファンドBの期待リターンは年率4%。
  • 2020年年初にファンドAを全額売却してファンドBを購入するのがケース①。
  • 2020年以降もファンドAをガチホし続けるのがケース②。
  • どちらも特定口座を利用。
  • ファンドAは2020年年初の時点で元本650万円、含み益350万円の評価額1,000万円。
  • 2つのケースについて、20年後の2039年末に売却した時の税引き後評価額を比較。
  • 2039年末の譲渡税の税率は20%とする。

期待リターン年率4%

期待リターン年率4%で、運用コスト差が年率0.5%ポイントもあると、運用期間20年では驚くほどの(計算間違いではないかと思うほどの)リターン差が生まれます。

期待リターン年率4%

赤のラインは期待リターン年率4%、緑のラインは運用コストを年率0.5%ポイント増量したものです。ただし、計算の都合上、土日以外を営業日にしています。

ケース①:ファンドBに乗り換える

ファンドAを売却して得られる資金は元本650万円+含み益350万円ー譲渡税71.1025万円=928.8975万円です。この資金でファンドBを買います。

次は積み立てシミュレーターの画面ですが、2020年年初に一括投資した後は一切追加投資していません。

ケース①:ファンドBに乗り換える

2039年年末の税引前評価額は2071.6272万円ですから、税引き後評価額は1843.0813万円となります。

ケース②:ファンドAをガチホする

ファンドAをそのままガチホするのですが、計算上はファンドAを2020年年初に元本1,000万円で買ったことにします。

ケース②:ファンドAをガチホする

2039年年末の税引前評価額は2006.5000万円ですから、税引き後評価額は1735.2000万円となります。

解答

計算結果はこうなりました。

  • ケース①:税引き後評価額は1843.0813万円
  • ケース②:税引き後評価額は1735.2000万円

よってケース①のファンドBに乗り換えた方が得します。その差は乗り換えの手間や気持ち的なものを十分補えるものでしょう。

自分で計算しなくても

アウターガイ様が「乗り換えコストチェッカー」という便利なツールを公開されています。各種条件を入力するだけで知りたい結果を教えてくれます。

乗り換えコストチェッカー結果1

1年ごとの損得勘定結果のリストも得られます。

乗り換えコストチェッカー結果2

手取り金額が逆転するのが1年目以降というのは、頭の中で描くイメージとずいぶん違うのではないでしょうか。譲渡税は含み益にかかるという当たり前のことを意識しないと間違ってしまうかも知れません。

また、運用コスト差年率0.5%ポイントというのは意外に大きいということです。

納得できなかった方は是非、乗り換えコストチェッカーをお試しください。

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