インデックス投資

過去10年間だと世界分散投資より先進国株式集中投資の方が儲かりました

2019年9月21日

僕はスリム先進国株式に集中投資しています。理由は複数あり、このブログで頻繁にお話していますが、それは僕の個人的な好みによるものです。が、過去10年間の実績を見ると、世界分散投資より先進国株式集中投資の方が儲かりました。

もちろん未来は過去の繰り返しではありませんから、過去10年の実績だけで判断することを嫌う人もいるでしょう。特に分散か集中かという話になるとその傾向が強いです。

でも世界分散投資を勧める人も、その根拠に過去の実績を引用してませんか。

世界分散投資とは

世界分散投資という表現はあいまいです。株式のみなのか、債券やリートも含めるのかはっきりしないからです。この記事では全世界株式への投資と、先進国株式のみへの投資を比較します。

なお、僕は債権不要論者であり、インデックス投資の対象は株式100%で良いとの考えです。

過去10年間の3地域の値動き

全世界株式への投資とは次の3地域にある比率で投資することを意味します。

  • 日本を除く先進国
  • 日本
  • 新興国

自分で比率を決めたいので3本バラで買うというようなマニアを除けば、時価総額比になるでしょう。3地域に均等に投資する3地域均等型もありますが、明らかに不人気です。

次は3地域の2008年4月からの値動きです。日興アセットマネジメントの3商品に登場して頂きました。(2008年4からなのは、新興国株式インデックスでそれより古いデータがないためで、意図的に選んだわけではありません。)

過去10年間の3地域の値動き

赤のラインが先進国株式、緑のラインが国内株式、青のラインが新興国株式です。グラフから、ある期間を切り出すと、特定の地域が他の地域をアウトパフォームしただろうことは容易に推測できます。

でも過去10年(正確には11年と4ヶ月)というそこそこ長い期間で見れば先進国株式の圧勝でした。

時価総額比で合成

合成?本物はないの?ありません。3地域に時価総額比で投資する「全世界株式インデックス」で僕が知っている最も古いものはSSGA全世界株式で、設定日は2017年9月8日です。その21日後に楽天全世界株式が設定されたのでした。

そこで前記3商品を時価総額比で合成します。時価総額比は時間の経過と共に変化しますが、ここでは先進国株式:国内株式:新興国株式を81:8:11とします。

先進国株式と全世界株式のリターン比較です。

先進国株式と全世界株式のリターン比較

赤のラインが先進国株式、緑のラインが全世界株式(合成結果)です。リターン差を見るとよく分かります。

先進国株式と全世界株式のリターン差

青のラインはリターン差で、先進国株式ー全世界株式です。3地域の値動きと合成比率を考慮するとこうなるのは当然です。

このように過去10年間だと、世界分散投資より先進国株式集中投資の方が儲かりました。が、この程度の差なら教科書通りに世界分散投資を選択するという人もいるでしょう。それはそれで良い選択です。少なくとも、過去10年間の結果を知った上での判断なのですから。

避けるべきは、冷静に判断するための材料なしで、信仰のような教えを鵜呑みにすることです。

3地域均等型の場合

3地域均等型は明らかに不人気です。

  • ニッセイインデックスパッケージ(内外・株式)の純資産総額は1.3億円です。
  • スリム全世界株式(3地域均等型)の純資産総額は12.5億円です。

人気はともかく、過去10年間の実績では3地域均等型はもっと不利になります。

3地域均等型の場合

差が広がるのは当然です。単純な算数です。

リターン差はとても大きいです。(縦軸のスケールを変えました。)

3地域均等型の場合、リターン差

でも国内株式と新興国株式の未来の成長を信じられるなら、こんな比較結果は気にしないで全世界株式に投資するのが良いと思います。

結論:鵜呑みは危険です

このブログも含めて、他人の意見を鵜呑みにするのは危険です。幅広く情報収集し、自分で納得できた投資方法を選択すべきです。何しろ大切な資金と有限である時間を投資するのですから。

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