インデックス投資

たわら先進国株式の信託報酬引き下げを歓迎します+下方乖離起こしましたね

投稿日:2019年9月29日 更新日:

たわら先進国株式は10月1日から信託報酬を税抜き0.0999%に引き下げます。現在の信託報酬は税抜き0.20%で、スリム先進国株式とニッセイ外国株式に比べて置き去りにされた感がありましたが、ついに先進国株式インデックス3強が同率で並ぶわけです。

次は3強の税抜き信託報酬引き下げ履歴です。

信託報酬引き下げ履歴

たわら先進国株式は、2017年末に0.20%に引き下げてからは、信託報酬引き下げ競争からは距離を置いていました。それから1年9ヶ月後に方針を転換したわけですが、実はその前に動きがありました。

2019年4月15日にOne DC先進国株式を税抜き信託報酬0.1090%で設定したのです。でも確定拠出年金専用だったことが、たわら先進国株式の信託報酬を引き下げる気がないことを再認識させる結果となりました。

そして設定当時はスリム先進国株式、ニッセイ外国株式と同率でしたが、それもつかの間、ライバル達は0.0999%に下がってしまいます。

そこへ、たわら先進国株式もついに税抜き信託報酬を0.0999%に引き下げることにしたのです。確定拠出年金専用のOne DC先進国株式よりも安くなってしまいました。狙ってそうしたのか、判断ミスによる方針転換なのかは分かりません。

たわら先進国株式 vs One DC先進国株式

次はOne DC先進国株式の設定日から2019年9月27日までの、たわら先進国株式とのリターン比較です。

たわら先進国株式 vs One DC先進国株式

あえて設定日から比較しているので、リターン差を示す青のラインの左端が0%から始まっていません。が、青のラインは期待通り右肩上がりの直線です。この傾きは信託報酬差によるものです。

次はOne DC先進国株式のコストを、税込み信託報酬差である0.098%ポイント増量したものとの比較です。比較開始を4月22日にしています。

One DC先進国株式のコストを、税込み信託報酬差である0.098%ポイント増量したものとの比

青のラインはフラットになりました。これも期待通りです。

スリム先進国株式 vs ニッセイ外国株式

次はスリム先進国株式とニッセイ外国株式の、2019年4月25日からのリターン比較です。

スリム先進国株式 vs ニッセイ外国株式

理由はともかく、ごまかしの効かない基準価額の比較では、この比較期間だとスリム先進国株式の方がリターンが高いです。

でもここまでは、びっくりするようなことは観測されていません。

スリム先進国株式 vs たわら先進国株式

次はスリム先進国株式とたわら先進国株式の比較です。比較期間は同じです。

スリム先進国株式 vs たわら先進国株式

青のラインは右肩上がりに見えます。そして黄色の丸で囲ったところは明らかにおかしいです。基準価額が乱高下していた時期です。たわら先進国株式らしくないです。

ニッセイ外国株式 vs たわら先進国株式

次はニッセイ外国株式とたわら先進国株式の比較です。グラフのスケールは同じです。

ニッセイ外国株式 vs たわら先進国株式

あらゆるコスト、運用の上手い下手が反映された結果である基準価額の比較から、この比較期間については次のことが推測できます。

  • ニッセイ外国株式のトータルコストは、たわら先進国株式のそれよりわずかに低い。(青のラインがわずかに右肩上がりだから。)
  • 基準価額が乱高下した時期の、たわら先進国株式の動きはおかしい。多数決では、たわら先進国株式は下方乖離したことになる。

下方乖離と言っても0.05%ポイント程度とわずかなものです。でもそれを気にするぐらい、小さな数値を競うようになってしまっています。

スリム先進国株式 vs One DC先進国株式

次はスリム先進国株式とOne DC先進国株式の比較です。グラフのスケールは同じです。

スリム先進国株式 vs One DC先進国株式

たわら先進国株式が下方乖離を起こしたと思われる期間を除いても、スリム先進国株式の方がリターンが高いです。比較開始から2ヶ月後にスリム先進国株式の信託報酬は税抜きで0.0091%ポイント下がりましたが、このグラフで認識できるほどの差ではありません。よって、スリム先進国株式とOne DC先進国株式の信託報酬がほぼ同じだとすると、この比較結果が意味するのは、スリム先進国株式の方が、One DC先進国株式よりトータルコストがわずかに安いのではないか、ということです。

運用報告書から計算した隠れコストを見ると、たわら先進国株式は非常に安いです。スリム先進国株式、ニッセイ外国株式の半分以下です。でも運用報告書にある数値はあてにならないことが分かっており、たわら先進国株式の隠れコストは最安ではないと推測していました。

スリム先進国株式とOne DC先進国株式のリターン比較は、その推測の正しさを証明していると考えます。承服できませんか?

10月以降が楽しみ

10月1日から、スリム先進国株式、ニッセイ外国株式、たわら先進国株式の信託報酬が同率で並びます。スリム先進国株式は受益者還元型信託報酬制度を採用しているので微妙に差が出ます。

それも含めて同じ土俵でリターン比較できるようになります。僕は、運用報告書から計算したトータルコストと実際のリターンが一致しないことが明らかになると考えています。とても楽しみです。

たわら先進国株式 vs Funds-i 外国株式

次はたわら先進国株式とFunds-i 外国株式の比較です。グラフのスケールは同じです。

たわら先進国株式 vs Funds-i 外国株式

青のラインはたわら先進国株式ーFunds-i 外国株式です。たわら先進国株式の方がトータルコストが低いのですが、黄色の丸で囲った部分は右肩上がりでありません。これで、3対1の多数決により、たわら先進国株式はその期間でちょっと恥ずかしいことをしてしまったと判断します。納得できない方は、アセットマネジメントOneに質問されるといいと思います。

たわら先進国株式の信託報酬引き下げを歓迎します

僕がアセットマネジメントOneの英断を評価・歓迎する理由です。

  • 健全なコスト引き下げ競争には良きライバルが必要です。スリム先進国株式にとってニッセイ外国株式に加えてたわら先進国株式がライバルになるのは、受益者にとってプラスの効果しかありません。
  • 同じ土俵でリターン比較できるのが楽しみです。比較記事を書けるだけの時間が経過するのが待ち遠しいです。

それから、置き去りになっているOne DC先進国株式の信託報酬も下げて欲しいですね。

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.