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株価下落にひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金の受益者が見せた行動

2019年10月9日

現在も、ひふみ3兄弟の純資産総額の合計は7,265億円もあります。人気と共に純資産総額が急上昇したのは、テレビ東京の「カンブリア宮殿」で取り上げられてからです。次は3兄弟のうち最初に設定された、ひふみ投信の設定日からの総口数の推移です。

ひふみ投信の設定日からの総口数の推移

グラフの右端は2019年10月4日です。余白を追加しています。

赤のラインがひふみプラス、緑のラインがひふみ投信、青のラインがひふみ年金です。実は人気を獲得するのに長い年月がかかったことが分かります。2017年はレオスキャピタルワークスにとって収穫の時だったと言えるでしょう。(それは今でも続いていると言えます。基準価額に関わらず、純資産総額に応じた売上を手にできますから。)

特にひふみプラスの2017年の勢いは素晴らしかったですが、2018年になってからは人気に陰りが出始めました。

ひふみプラス

次は2017年年初からの、ひふみプラスの総口数の推移です。

ひふみプラス

2018年年初の株価調整後、明らかに上昇ペースが鈍化しました。2018年10月に始まった世界同時株安後はさらに鈍化し、2019年春をピークに減少に転じました。

この、ひふみプラスの受益者が見せた反応は、極端なものです。僕は主要なインデックスファンドと、人気の高いアクティブファンドの総口数の推移を定期的に確認していますが、ひふみプラスの変化は顕著です。

次はスリムバランス(8資産均等型)が設定された2017年5月9日以来の総口数の推移です。

スリムバランス(8資産均等型)が設定された2017年5月9日以来の総口数の推移

純資産総額は、ひふみプラスには遠く及ばない、たったの338億円しかありませんから、ひふみ信者からは同じにするなと言われそうですが、株価の下落を意に介さないかのように増え続けています。真相は想像の域を出ませんが、僕は受益者の質が違うと思っています。

ひふみ投信

ひふみ投信

総口数は売却しない限り減りません。もし受益者全員が積み立て投資を含む「買い」を停止したけど「売り」を行わなかったら、総口数は変化しないので水平線になります。総口数の減少は、「買い」より「売り」の方が多かった結果です。

ひふみ年金

ひふみ年金は確定拠出年金専用です。純資産総額は242億円です。ふたりの兄ほどではないですが、上昇ペースは鈍化傾向です。最近階段状になっているのは、他のファンドに乗り換える(スイッチングする)受益者がいるために減少し、次の拠出タイミングで増えるからですね。

冴えないパフォーマンス

次は2018年年初からの、ひふみプラスの基準価額の推移です。

受益者の夢は2017年で終わっています。未来のことは分かりませんが、おそらく十分上昇する前に世界経済は景気後退(リセッション)に入り、株価は暴落すると思います。受益者の質はすでに試され続けていますが、本当のことは株価が暴落した時に分かるはずです。

楽天全米株式と楽天全世界株式もプロットしました。

楽天全米株式と楽天全世界株式もプロット

赤のラインのひふみのプラスの不調さが目立ちます。税込みで1%を超える信託報酬を負担しているのですから、受益者から見れば国内株式比率が高いとかいうことは低迷の理由にして欲しくないでしょうね。でも100%自己責任です。高いリターンが続くことを期待して、ひふみプラスへの投資を決めたのでしょうから。

次は比較開始を2018年年初に変更したものです。

比較開始を2018年年初に変更したもの

これが現実です。

暴落しても売らないこと

おそらく、売り時はとっくに過ぎています。一番賢かったのは、早くから投資を行い、利益確定できる時期に全額売却した人でしょう。現在も保有しているなら、暴落しても売らないことですね。ガチホしていれば、その間も高い信託報酬を払い続けることになりますが、いずれ株価は回復するでしょう。どれだけ長い年数がかかるかは不明ですが。

なお、暴落後の話は何もひふみ3兄弟に限りません。

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