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たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略の繰上償還決定です

2019年10月19日

次の記事で、たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略が繰上償還されると書きました。

でも繰上償還は運営側が一方的にできるわけではなく、受益者が反対した総口数が全体の1/3を超えていた場合は阻止されます。が、たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略の場合それは無理だと思っていました。

受益者が決められた期間内に書面にて繰上償還に反対する意思を表明し、反対の口数が全体の1/3を超えていた場合、繰上償還は中止されます。たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略の場合、アセットマネジメントOneが総口数(議決権)の87%を保有していると思われるので、繰上償還成立は確実です。

真相はともかく、昨日繰上償還が決定した旨の通知が公開されています。繰上償還実施は11月19日です。

受益者に動きはあったか

次は設定来の総口数の推移です。設定日の純資産総額が5.08億円あるため、左端が浮いています。

繰上償還するくらいですから、売れていなかった(不人気だった)わけですが、右端で少し下がっているように見えます。

次は2019年年初からの推移です。年初の総口数をゼロにしています。

繰上償還予定が発表された9月19日以降を黄色に塗りました。発表後に0.15億口ほど減少しています。基準価額は12,000円ちょっとなので、1,800万円ほどの解約があったということです。

繰上償還予定と聞いてあわてて解約することにメリットがあるとは思えませんが、そういう反応を示したとしても不思議ではありません。

泣きたくなるパフォーマンス

次はたわら先進国株式高配当戦略の設定日直後を避けて2016年4月15日からの基準価額の推移です。たわら先進国株式もプロットしています。

たわら先進国株式 vs たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略

赤のラインがたわら先進国株式です。圧勝です。確かにボラティリティ(変動率)はたわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略の方が低いですが、トータルコストが税込み1.2%を超える高コスト商品でこの低パフォーマンスでは売れなくて当然です。

たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略は設定後わずか3年半で運用を諦めてしまいました。極度の不人気さ、普通のMSCIコクサイに激しく劣るパフォーマンスと5倍を超えるトータルコストを考えるとやむを得ないですね。

繰上償還のリスクは現実です

たわら先進国株式低ボラティリティ高配当戦略が繰上償還されることは、予定が発表された時点で確定していたと言っていいでしょう。でもこうなることは設定当初には予見できませんでした。怪しいと思った人がいたとしても、やってみなければ分からないものです。でも、手堅い投資か、怪しい投資かはある程度判断がつくと言っていいかも知れません。

運用側は気軽に新規ファンドを組成する傾向があります。でも繰上償還はあっさり行われます。繰上償還が決定した旨の通知には受益者に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちの表明はありません。そういうものです。

最低限の人気は獲得できて、目論見書にある繰上償還条件である受益者権数を超えられる確信が持てない場合、繰上償還のリスクは無視できないと思うべきです。

近年乱発気味のテーマ型ファンドは十分その対象です。僕が知る限り、売れていません。自分が投資しているものの繰上償還リスクについて見直すべきだということを、今回の事案は教えてくれています。

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