インデックス投資

株価が冴えない期間こそ積み立て投資のメリットを実感できます

2017年はほとんどの人が強気相場を堪能できました。が、2018年年初に株価調整があってからというもの、株価は上がっては下がるを繰り返しました。基準価額の推移で見ると、ほとんど成長できていない資産クラスが多いです。

その例外の代表格が国内リートです。

次はeMAXIS先進国株式の2017年の基準価額の推移です。変動しながらも1年間で16.5%も増えました。

次はeMAXIS先進国株式の2018年以降の基準価額の推移です。2017年がどれだけ良かったかが分かります。

 

つまり、この22ヶ月間変動はするものの傾向としては停滞しているわけです。インデックス投資は基本的に、基準価額が右肩上がりで成長することを前提にしています。変動しても傾向としては右肩上がりでないとリターンがプラスにならないからです。

が、一般のインデックス投資家が自然と選択する「積み立て投資」は、2018年以降のような株価が冴えない期間こそ、そのメリットを発揮します。

シミュレーション方法

2018年年初から毎月初に5万円を投資します。評価期間は2019年10月25日までです。

グラフは2つ1組で、基準価額の推移と積み立てシミュレーション結果です。灰色のラインが元本で、階段状に増えます。赤のラインは評価額です。赤のラインが灰色のラインより下にある時は含み損、上にある時は含み損です。

おそらく、基準価額の推移から得られるイメージと、積み立てシミュレーション結果がかなり違うと思います。

それでは積み立て投資がもたらす不思議な効果をお楽しみ下さい。

楽天全世界株式

ほとんど成長できていません。

でも積み立て投資の利益率は4.7%もあります。

楽天全米株式

世界同時株安後は成長できていません。

でも積み立て投資の利益率は7.6%もあります。

スリムバランス(8資産均等型)

株式100%のインデックスファンドが成長できない中、8資産均等型はその特徴を発揮しています。

積み立て投資の利益率は7.3%もあります。

スリム先進国株式

強気相場が続いているとは言うものの、世界同時株安後は成長できていません。

でも積み立て投資の利益率は6.8%あります。

スリム新興国株式

現在絶不調です。米中覇権争いを考えると、まだしばらくこの状態が続くかも知れません。

あれだけ右肩下がりだと、積み立て投資結果もプラスにはなれませんでした。利益率はマイナス1.4%です。でも株価が上昇すれば、下落時に投資したことが大きな果実を生んでくれます。

スリム国内株式(TOPIX)

これも傾向は右肩下がりです。

それでも積み立て投資の利益率は1.7%でプラスでした。不思議ですね。

ひふみプラス

せっかくなのでアクティブファンドの大御所に登場してもらいました。2018年以降はダメダメです。インデックスファンドにさえ劣後しています。

それでも積み立て投資の利益率はマイナス0.98%ですんでいます。凄いと思いませんか。

積み立て投資は最高です

投信ブロガーの中に積み立て投資をバカにする人がいますが、無視しましょう。統計的には積み立て投資より一括投資の方がリターンが高くなりますが、それは、投資対象の基準価額が右肩上がりで成長することが多いからです。そもそも、そういう資産クラスを選んで投資するわけですから、数学的には当たり前のことです。

一括投資できるだけの余裕資金があって、一括投資直後に株価が暴落しても絶対に後悔しない自信があるなら、一括投資するのもいいと思います。僕のメンタルはそんなに強靭ではないので一括投資はしません。積み立て投資+株価下落時の積極的な追加投資というスタイルです。

積み立て投資のメリットとして「ドルコスト平均法」があげられますが、それは金融機関のセールストークに利用される傾向が強く、それゆえ誤解されている気もします。そもそも多くの人は一括投資するまとまった余裕資金など持ち合わせていません。インデックス投資に振り向けられる余裕資金を、労働と節約で捻出しながら長い年月をかけて投資し、時間を味方につけることで複利効果を得るのです。

積み立て投資期間が20年、毎月3.3万円を積み立てるとなると約800万円必要になります。一括投資するには手元に800万円と、株価がその後どうなろうが狼狽売りしない、あるいは後悔しない強靭なメンタルが必要です。ゆえに、積み立て投資より一括投資が良いという見解を目にすると「こいつアホか」と思ってしまうのです。

積み立て投資+買い持ちが最強

どう考えても近いうちに暴落するだろうから、いま積み立て投資なんかしないで、暴落してから全力で買えばいいじゃないか、という主旨の意見を目にすることがあります。そう考えたくなる気持ちは良く分かりますが、暴落してから買うというのはなかなか思ったようにはできないものだとも言われます。

多くのインデックス投資家にとって、株価がどうなろうが無理のない金額の積み立て投資+買い持ちを継続するのが最良の方法だと思っています。そして、追加投資可能な余裕資金があるなら、株価下落時に追加投資することで平均取得価額を下げるのが良いでしょう。

この記事のシミュレーション結果では、積み立て投資のメリットが発揮されました。基準価額の推移によってはそうでないこともあります。そんなことは気にしないで、積み立て投資の継続が良いです。それは少額投資非課税制度、iDeCoと相性が良く、一般人の強い味方です。

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