インデックス投資

SBIグローバルバランスより普通のバランスファンドをおすすめします

2019年11月6日

バランスファンドは組成が比較的容易であるため、粗製乱造される傾向にあります。でも人気を獲得できず、目論見書にある繰上償還条件である総口数を上回れないものもたくさんあります。

SBIグローバルバランスはSBIアセットマネジメントが2018年10月4日に設定しました。株式と債券の基本比率が4:6で、債券部分はヘッジありという、やや保守的な組成です。信託報酬は税込み0.286%ですので、激安ではありませんが許容範囲と言えるでしょう。でも僕はおすすめしません。

SBIグローバルバランスはアクティブファンド

SBIグローバルバランスの基本資産配分比率は株式40%、債券60%ですが、年1回プラスマイナス20%の範囲で変更されます。この判断はファンドマネージャーが行うわけで、こういうのをアクティブファンドと呼びます。これは好みの問題ですが、僕はパッシブ運用を行うインデックスファンドが好きなので、この時点でおすすめできません。

資産配分はこうなっています。

資産配分

引用:目論見書

債券部分の海外資産は為替ヘッジされます。感覚的には楽天バランス(債券重視型)に近いです。

楽天バランス(債券重視型)

引用:楽天バランスファンド

リターン比較

SBIグローバルバランスの設定日直後を避けて、2018年10月22日から2019年10月25日までで比較します。世界同時株安が始まった頃からの1年間ですね。

赤のラインがSBIグローバルバランス、緑のラインが比較対象です。

楽天バランス(債券重視型)

楽天バランス(債券重視型)

変動率(ボラティリティ)は楽天バランス(債券重視型)の方が低いですが、これは債券比率と一致します。この比較期間だと債券比率が高い方がパフォーマンス的に有利だったようです。

楽天バランス(均等型)

では楽天バランス(均等型)はどうだったででしょうか。

楽天バランス(均等型)

いい勝負ですね。

セゾングローバルバランス

キング・オブ・バランスファンドのセゾングローバルバランスにも登場して頂きます。株式と債券の比率は50:50で、為替ヘッジはありません。

セゾングローバルバランス

この比較期間だと良い勝負か、SBIグローバルバランスの方が良いと言えます。

世界同時株安の影響によるものだと思いますが、株式比率が高いとパフォーマンス的に不利ですね。

スリムバランス(8資産均等型)

組成意図が全く異なりますが、人気の高い超ローコストバランスファンドとも比較したくなりますよね。

スリムバランス(8資産均等型)

スリムバランスは変動率が高いものの、好調な資産クラスに支えられてしっかり上昇しています。この変動率(=リスク)を許容できるなら、スリムバランスで十分と言えるでしょう。でもあくまでこの比較期間での話です。

中身はETFだらけ

SBIグローバルバランスは8本のETFと1本のファンドを組み合わせて組成されています。

組入銘柄

引用:目論見書

目論見書より月次レポートの表記の方が丁寧です。

投資対象

引用:月次レポート

まだ第一期運用報告書が公開されていないので隠れコストは不明ですが、高そうな予感がします。ブラックロック・グローバルバランスを思い出してしまいました。

ETFを買うファンドは、現物株運用に比べて次の点が不利です。

  • ETFの経費率が別にかかります。(SBIグローバルバランスだと0.0779%なのでそれほど高くはありません。)
  • 米国籍ETFで、米国以外への投資には三重課税問題があります。

このことからもおすすめできません。可能なら、普通に現物株運用のバランスファンドを選択する方が賢明です。

売れ行きは

次は設定来の総口数の推移です。

設定来の総口数の推移

右肩上がりで増やしていますが、純資産総額は3.94億円しかありません。

立ち位置が保守的なバランスファンドである、楽天バランスの債券重視型と均等型もプロットしました。楽天バランスの方が数ヶ月先輩です。

楽天バランスの債券重視型と均等型もプロット

どれも似たような推移で、満足な人気を獲得できていません。

結論

僕の好みでない事柄が多く、SBIグローバルバランスはおすすめできません。

でも楽天バランスは残念ながら高コストだったことが分かっています。

どうしても債券比率が高いバランスファンドを嗜好するなら話は別ですが、そうでないなら現物株運用でローコストだと分かっている、普通のバランスファンドをおすすめします。

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