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VT vs VTI:過去10年間は全世界株式より米国株式の方が儲かりました

過去10年間だと米国株式が好調だったので、VTに代表される全世界株式とVTIに代表される米国株式だと、比較にならないぐらい圧倒的な差で、米国株式の方が有利でした。もちろん、資産クラスによっては10年の間に好不調の波がありましたが、積み立て投資と買い持ちを前提にすれば、全世界株式は米国株式にかなわなかったのです。

全世界株式と米国株式、どちらも人気が高い投資対象ですが、受益者の好みが強く出ます。宗教論争のように感じることもあります。パフォーマンスでは米国株式の圧勝なので、それでも米国株式より全世界株式が良いとする人は、別の要素を評価した結果でしょう。その論法、説明にどれだけ納得できるかで、自分なりの選択をすれば良いと思います。

未来は分からない

もし、今後100年間はどの年で比較しても、全世界株式より米国株式に投資した方が絶対に儲かると分かっていたら、米国株式に投資すべきです。でも未来のことは分からないので、米国集中より地域分散した方が良い、その方がリスクが低いなどの理由から、全世界株式を選択する人がいるわけです。その人なりの損得勘定の結果でしょう。好き嫌いと言ってもいいと思います。

僕は、他人の意見を鵜呑みにしないで自分で良く考えた結果なら、どちらを選択しても良いという考えです。が、著名人が本に書いていることを根拠にするのは馬鹿げていると思います。

最も重要なのは何があっても積み立て投資をやめず、買い持ちを継続することです。それができれば、どちらに投資していても、満足なリターンが期待できるからです。もちろん期待値であって保証はないわけですが。

でも、過去10年間だと米国株式の方が圧倒的に儲かったのも事実です。それをVTとVTIで検証します。

比較方法

VTトータルリターンとVTIトータルリターンを使います。ある年の年初から毎月5万円の積み立て投資を継続した場合の、2019年10月末の利益率を比較します。利益率を単純な年利に換算した値を見ます。

グラフは2つ1組です。1つ目は基準価額の推移、2つ目は積み立てシミュレーション結果です。積み立てシミュレーションの灰色のラインは元本です。

赤のラインがVTI、緑のラインがVTです。

2009年から

年率12.5%、7.8%と大差が付きました。

2010年から

年率11.5%、7.3%と大差が付きました。

2011年から

年率10.6%、6.8%と大差が付きました。

2012年から

年率9.2%、6.1%と大差が付きました。

2013年から

年率7.0%、4.5%と大差が付きました。

2014年から

年率5.8%、3.8%と差が付きました。

2015年から

年率5.3%、3.6%と差が付きました。

2016年から

年率5.8%、4.1%と差が付きました。

2017年から

年率4.4%、2.7%と差が付きました。

2018年から

年率3.9%、2.2%と差が付きました。

2019年から

年率7.3%、6.5%と僅差でした。

結論

過去10年間だと、どの年から積み立て投資を始めても、全世界株式より米国株式の方が儲かりました。また、投資期間が長くなるほど複利効果が働くため、その差が開きました。でもこの状況がこれからの10年間も続く保証はありません。

いろんな意見がありますので、幅広く情報収集して自分なりの判断をすべきです。

もしどちらか一方しか選べないとしたら、僕は国内株式と新興国株式への投資が報われると思っていないので、米国株式を選択します。が、実際にはそんな制約はないので、先進国株式に集中投資しています。パフォーマンスでは米国株式に全くかないませんが、どうしても米国一国集中は好きになれないのです。これは好みの問題です。

そして、次の暴落を起点とした景気の1サイクルの終盤で、先進国株式も十分儲かったけど、米国株式を選択した人の儲けは凄かったね、で終われるのが良いと思っているのです。

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