インデックス投資

ひふみワールドは普通のインデックスファンドに負けています

2019年11月11日

設定後1ヶ月でリターン比較するのは乱暴ですが、それでも状況が気になる商品があります。ひふみワールドが設定されてちょうど1ヶ月経過しました。アクティブファンドはインデックスファンドより高いリターンが得られてこそ存在価値があるわけですが、その観点では、ひふみワールドの船出はとても厳しいものになりました。

ひふみワールド

2019年10月8日に設定されました。税込み信託報酬は今どき超強気の1.628%です。最近の超ローコスト投信の10倍以上という高額報酬です。それでも売れると判断したのでしょう。

ベンチマークはありませんが、非公式にはMSCI ACWI ex Japanが参考ベンチマークではないかと言われています。スリム全世界株式(除く日本)のベンチマークですね。

ひふみワールド vs スリム全世界株式(除く日本)

通常は設定日直後は比較に適さないので避けるのですが、今回はあえて設定日から比較します。

ひふみワールド vs スリム全世界株式(除く日本)

赤のラインがスリム全世界株式(除く日本)、緑のラインがひふみワールドです。青のラインはリターン差で、スリム全世界株式(除く日本)ーひふみワールドです。

スリム全世界株式(除く日本)に負けています。1ヶ月で2%ポイントを超える差が付いています。

ひふみワールド vs スリム全世界株式(オール・カントリー)

比較対象をオール・カントリーに変えました。

ひふみワールド vs スリム全世界株式(オール・カントリー)

やはり負けています。

スリム全世界株式(除く日本)とスリム全世界株式(オール・カントリー)は1ヶ月間で見れば大差ないので、この結果は当然です。

ひふみワールド vs ひふみプラス

偉大なる先輩との比較です。

ひふみワールド vs ひふみプラス

ひふみプラスにも負けています。

長い目で見てあげましょう

インデックスファンドはベンチマークに忠実な運用を目指します。ベンチマークが同じなら、リターン比較で運用の上手い下手を含めた運用コストを議論できます。でもアクティブファンドはそうではないので、ある程度長い期間で比較して、普通のインデックスファンドに投資するよりどれだけ儲かったかを見るべきです。

売れ行きは

純資産総額は70億円もあります。事前募集をしていて、設定日の純資産総額は51.28億円でした。全額が受益者による投資かどうかは分かりません。設定後1ヶ月で19億円程度増やしているので、人気は高いです。でも圧倒的ではありません。

  • 楽天全米株式は直近の1年間で月平均31億円ほど純資産総額を増やしました。
  • スリム先進国株式は直近の1年間で月平均33億円ほど純資産総額を増やしました。

これらの人気商品ほどではありませんでした。でも凄いですね。税込み信託報酬が1.628%もするアクティブファンドですからね。相応の高いパフォーマンスを期待してのことでしょう。

次は設定来の総口数の推移です。

設定来の総口数の推移

このラインが今後どのような形状を描くのかとても興味があります。

宗派の違い?

僕は、過去にアクティブファンドを買っていたこともありますが、今ではすっかりインデックス投資家です。アクティブファンドを買うことは、もう二度とありません。僕にとって、高い信託報酬を払う代わりにファンドマネージャーの能力と運に頼って、インデックスファンドより高いリターンを期待するというのは、割に合わない選択肢なのです。

アクティブファンドを支持するグループとそうでないグループの存在は、僕にはとても奇妙に思えます。自分のお金を投じるわけですから好きにすればよく、他人にとやかく言われる筋合いなどないわけですが。

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