インデックス投資

iFree NEXT NASDAQ100の運用は優秀です

2019年11月16日

iFree NEXT NASDAQ100はNASDAQ100指数をベンチマークにするインデックスファンドです。ほぼQQQを買うだけです。税込み信託報酬は0.495%と少し高めですが、NASDAQ100指数に手軽に投資できる手段が他にないことを考えると、十分許容範囲だと思われます。資本主義社会ですから、需要と供給のバランスを考えた値付けがされて当たり前です。

意外なことに、長期保有を前提とするならiFree NEXT NASDAQ100よりも自分でQQQを買った方が儲かることが分かっています。

でも海外ETFを自分で買うのは大変だし、メリット・デメリットを総合的に判断すれば、iFree NEXT NASDAQ100は結構魅力的な投資先と言えます。

先日第一期運用報告書が公開されました。その内容はとても納得できるものでした。

運用報告書から計算したトータルコスト

次は運用報告書から計算したトータルコストです。税率8%時代のものです。

隠れコストが0.068%と低いです。隠れコストがかさみがちな第一期にしては優秀です。たとえば、楽天全米株式の第一期決算期間の隠れコストはとても高かったことが知られています。

運用コスト比較

運用報告書の記載内容をそのまま受け取ればですが、iFree NEXT NASDAQ100の第一期決算期間の隠れコストは、楽天全米株式の第二期決算期間のそれと大差ありません。どちらも米国籍ETFを買うだけのインデックスファンドです。僕は素直にiFree NEXT NASDAQ100を評価してあげたいです。

次は隠れコストの明細です。

売買委託手数料が安いです。保管費用はちょっと高めです。全体としては優秀です。

QQQトータルリターンとの比較

次の記事で、QQQトータルリターンの運用コストを年率0.55%ポイント増量すると、ほぼiFree NEXT NASDAQ100のリターン実績になると書きました。

これは、iFree NEXT NASDAQ100の、QQQの経費率を除いたトータルコストが約0.55%だということを示唆していたわけです。で、第一期運用報告書から計算したトータルコストは0.554%だったので、どんぴしゃりでできすぎです。楽天全米株式とVTIトータルリターン、楽天全世界株式とVTトータルリターンの比較ではこうはならず、僕が推定したトータルコストより高くなります。運用会社も異なりますし、QQQは配当金の率が低いことが影響しているのかも知れません。

次はiFree NEXT NASDAQ100の設定日直後を避けた2018年9月18日から2019年10月31日までの、QQQトータルリターンとの比較です。

2018年9月18日から2019年10月31日までの、QQQトータルリターンとの比較

青のラインはリターン差で、QQQトータルリターンーiFree NEXT NASDAQ100です。

次はQQQトータルリターンの運用コストを年率0.5%ポイント増量したものとの比較です。

QQQトータルリターンの運用コストを年率0.5%ポイント増量

青のラインはまだ右肩上がりなので増量し足りません。次は0.55%ポイント増量したものとの比較です。

QQQトータルリターンの運用コストを年率0.55%ポイント増量

青のラインはほぼフラットになりました。次は0.6%ポイントの増量です。

QQQトータルリターンの運用コストを年率0.6%ポイント増量

これだとわずかに増量しすぎかなと思えます。次は0.65%の増量です。

QQQトータルリターンの運用コストを年率0.65%ポイント増量

青のラインは明らかに右肩下がりになってしまいました。

このことから、iFree NEXT NASDAQ100がQQQを買って運用したことによるトータルコストは年率0.55%から0.6%の間程度と推測できます。これは運用報告書の内容と一致します。

iFree NEXT NASDAQ100 vs iFree S&P500

NASDAQ100指数は、意外なことに、S&P500種指数に負けていません。次はiFree S&P500との比較です。

iFree NEXT NASDAQ100 vs iFree S&P500

赤のラインがiFree NEXT NASDAQ100、緑のラインがiFree S&P500です。iFree NEXT NASDAQ100は変動率が高い(=リスクが高い)ですが、ちょっと冒険したい人にはいいかも知れません。

2011年からの比較だと、NASDAQ100指数の圧勝だったことが分かっています。未来は分からないので、もっと幅広く投資するS&P500種指数の方が安定したリターンを得られるかも知れませんが、米国株式インデックスへの投資を嗜好する人にとって、iFree NEXT NASDAQ100は良い投資先になり得ることは確かでしょう。

売れ行きは

純資産総額は11.05億円です。もっと絶望的に売れていないインデックスファンドが無数にあることを考えれば、一定の需要を満たしているとも言えます。僕はもっと売れてもいいという印象です。

次は設定来の総口数の推移です。

設定来の総口数の推移

典型的な、立ち上がりはいいけどすぐに頭打ちになるパターンですね。

結論

第一期運用コストから計算されたトータルコストを見て愕然とすることも少なくありませんが、iFree NEXT NASDAQ100の隠れコストは低廉で、原資産であるQQQのトータルリターンとの差から推測される運用コストと一致していました。この結果は十分評価できます。

税込みトータルコスト0.554%(税率8%)は、超ローコスト投信から見ると高いですが、それは投資先、選択できる商品を考慮して判断すべきです。どんなものにもスリムシリーズ並みの低コストを求めるのは妥当ではありません。

iFree NEXT NASDAQ100には第二期も低コストな運用を継続して欲しいです。

アイキャッチ画像

QQQが登場する記事のアイキャッチ画像は怪獣を選んでいます。どうして怪獣なの?と疑問に思っている読者の方もいることでしょう。

QQQを見て頭に浮かんだのがウルトラQ、そこから怪獣を探したら気に入った画像があったので採用したのです。

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