インデックス投資

不人気でもパフォーマンスでひふみプラスを圧倒するTORANOTECアクティブジャパン

2019年11月18日

TORANOTECアクティブジャパンはトラノコシリーズと同じTORANOTEC投信投資顧問株式会社の商品です。トラノコシリーズは高コストでパフォーマンスも芳しくなく、普通にインデックスファンドを買うほうが良いです。

なぜかTORANOTECアクティブジャパンはトラノコシリーズのサービス対象外です。そのため楽天証券やSBI証券で普通に買えます。

TORANOTECアクティブジャパンは不人気ですが、パフォーマンスではあのひふみプラスを圧倒します。マジで?

TORANOTECアクティブジャパン

高いリターンが見込める国内中小型株式に投資するバリバリのアクティブファンドです。

ファンドの目的

引用:目論見書

2017年9月29日に設定されました。信託報酬は税込み0.88%とアクティブファンドとしては安いです。主に国内株式を投資対象にしているアクティブファンドには税込み信託報酬が1%を超えているものがゴロゴロしています。

第一期から削減された隠れコスト

第一期運用報告書から計算したトータルコストは高かったです。隠れコストが大きかったのです。それが第二期運用報告書では改善されていました。

次は運用報告書から計算したトータルコストです。

トータルコスト

隠れコストが38%に減りました。それでも隠れコストは0.274%と、超ローコスト投信のトータルコスト並みではあります。

次は隠れコストの明細です。変化が大きいものを青字にしました。

売買委託手数料が大幅に削減されています。売買委託手数料が高いのは第一期運用報告書でよく散見される事象です。楽天全米株式、楽天全世界株式も例外ではありませんでした。

ひふみプラス vs TORANOTECアクティブジャパン

リターン実績をひふみプラスと比較します。TORANOTECアクティブジャパンの設定日直後を避けて2017年10月16日からの比較です。

ひふみプラス vs TORANOTECアクティブジャパン

赤のラインがTORANOTECアクティブジャパンです。圧勝です。

スリムTOPIX乱入

ひふみを運用しているレオス・キャピタルワークスの藤野社長が「半分腐った幕の内弁当」と揶揄したTOPIXをベンチマークにしているスリムTOPIXもプロットします。

スリムTOPIX乱入

青のラインがスリムTOPIXです。世界同時株安後、ひふみプラスは高額な信託報酬に見合うリターンを残せていません。それと比べると、TORANOTECアクティブジャパンのパフォーマンスは評価に値します。

iFree S&P500 vs TORANOTECアクティブジャパン

国内株式に投資するアクティブファンドとS&P500種指数に投資するインデックスファンドを比較するのは乱暴ですが、受益者としては関心のあるところでしょう。比較期間は同じです。

赤のラインのTORANOTECアクティブジャパンの変動率(ボラティリティ)の高さが目立ちますが、このパフォーマンスは立派と言っていいでしょう。

不人気です

純資産総額は2.06億円しかありません。次は設定来の総口数の推移です。

設定来の総口数の推移

じりじりと減る一方です。投資信託が人気を獲得するのは容易ではないので、たくさんあるアクティブファンドのひとつでは、少々パフォーマンスが良くても純資産総額は増えないということです。

人気を獲得するまで運用を継続し、高いパフォーマンスを残し続けられるでしょうか。アクティブファンドゆえ、それはファンドマネージャーの運と実力にかかっています。

純資産総額が増えると苦しくなるかも

アクティブファンドは、純資産総額が増えると流動性の制約から売買対象が限られてくるため、中小型株の高い成長を狙えなくなると言われます。運用側が儲けるためには純資産総額を増やすしかないわけですが、純資産総額が増えると、高い成長率が期待できる、厳選した中小型株では需要を満たせなくなり、魅力を失ってしまう、のかも知れません。

次の記事では「流動性制約に到達する前に資金募集を停止すべき」と主張しています。

アクティブファンドによっては、純資産総額が増えると募集停止するものもあるようです。そうすると運用側が得る売上も増えなくなりますが、純資産総額が増える(規模が拡大する)ことで目論んでいるパフォーマンスが出せなくなると存在価値がなくなるからかも知れません。

TORANOTECアクティブジャパンの未来はどうなっているでしょうか。

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