インデックス投資

【悲報】SBIバンガードS&P500の運用コストは楽天全米株式の倍以上です

2019年12月3日

次の記事で、SBIバンガードS&P500はスリム米国株式(S&P500)に勝てないだろうと書きました。

ごまかしの効かない基準価格の比較結果が、明確にそれを示していたからです。でも、VOOトータルリターンとのリターン差はとても大きく感じました。そこで、VTIを買うだけのインデックスファンドである楽天全米株式と比較してみました。結果は衝撃的でした。

おことわり

公平な分析を心がけていますが、間違っている可能性もあります。あくまで個人ブロガーの見解と受け止めて下さい。

また、反論歓迎です。

基礎知識

楽天全米株式はバンガード社のETFであるVTIを買い、配当金を国内課税なしで再投資しています。SBIバンガードS&P500とVOOの関係と同じはずです。

次は楽天全米株式の第二期決算期間である2018年7月18日以降の、VTIトータルリターンとの比較です。右端は2019年11月29日です。

2018年7月18日以降の、VTIトータルリターンとの比較

VTIトータルリターンは、VTIの経費率を除いた運用コストがゼロの、現実にはあり得ないものです。理論値と言ってもいいです。そして楽天全米株式には運用コストがかかり、配当金を100%即座に再投資しなかったりすることで生じるリターンのロスがあると想像され、必ずVTIリターンの方が高くなります。青のラインの傾きはこの、全部ひっくるめたトータルコストを示しています。

トータルコストをコスト推測

VTIトータルリターンのコストを増量したものと比較します。次はVTIトータルリターンのコストを年率0.18%ポイント増量したものとの比較です。

VTIトータルリターンのコストを年率0.18%ポイント増量したものとの比較

青のラインはまだわずかに右肩上がりです。次は年率0.20%ポイント増量したものとの比較です。

年率0.20%ポイント増量したものとの比較

青のラインはほぼフラットになりました。そのため、楽天全米株式の第二期以降の運用コスト(VTIの経費率を除きます)は年率0.20%程度だと推測しています。

が、運用報告書から計算されるトータルコストはこれより低くなります。それは、コストの考え方が違うからだと思っています。

リターン差の違い

次は10月16日から11月29日までの、VOOトータルリターンとSBIバンガードS&P500のリターン比較です。どうして10月16日からなのかについてはこちらの記事を御覧ください。

VOOトータルリターンとSBIバンガードS&P500のリターン比較

次は同じ期間における、VTIトータルリターンと楽天全米株式のリターン比較です。グラフのスケールは同じです。

VTIトータルリターンと楽天全米株式のリターン比較

明らかに青のラインの傾きが違います。VTIトータルリターンのコストを年率0.18%増量すると、青のラインはほぼフラットになりました。

VTIトータルリターンのコストを年率0.18%増量

では、VOOトータルリターンのコストをどれだけ増量すると、青のラインはほぼフラットになるでしょうか。次は年率0.5%ポイント増量したものです。

年率0.5%ポイント増量したもの

まだ増量し足りないようです。次は年率0.6%ポイント増量したものです。

年率0.6%ポイント増量したもの

これぐらいが適量でしょうか。次は年率0.7%ポイント増量したものです。

年率0.7%ポイント増量したもの

これだと増量しすぎですね。

よって、10月16日から11月29日の運用コストを年率換算すると、SBIバンガードS&P500の、VOOの経費率を除いた、SBIアセットマネジメントの運用コストはなんと0.6%程度ということになります。楽天全米株式の倍以上、額面通りに取れば3倍程度もします。マジですか?

楽天全米株式の初期は

楽天全米株式の設定直後はひどかったです。次は設定から3ヶ月半が経過してからの、1ヶ月半における、VTIトータルリターンとの比較です。

VOOトータルリターンとSBIバンガードS&P500のリターン差から推測される運用コストは、この頃の、高コストと批判された楽天全米株式の運用コストより高いと推測されます。

SBIバンガードS&P500は設定日前に事前募集を行い、設定日の純資産総額が16.38億円もありました。これを根拠に安定した運営を期待する声もありましたが、そううまくは行っていないようです。

第一期はコスト高になるのは良くあります

楽天全米株式、楽天全世界株式もそうでしたが、第一期決算期間は隠れコストが高くなるのは良くある話です。第一期運用報告書を見て隠れコストの高さに卒倒しそうになることもあります。

SBIバンガードS&P500の運用コストは今後改善されるのか、このまましばらく続くのかは時間の経過を見ないと分かりません。あるいは僕の分析が間違っているのかも知れません。

-インデックス投資

Copyright© 個人事業主が節税してインデックス投資 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.