NISA

我が家は一般NISAの5年延長を大歓迎です

2019年12月19日

僕は一般NISAの利用で一度失敗しています。上手に利用できませんでした。それで2019年から一般NISAをやり直しています。2018年からつみたてNISAが始まっていましたが、それでも一般NISAを選択しました。

どちらを選択するかは個人・家庭ごとに違うと思います。

2019年から一般NISAで5年間、スリム先進国株式に総額600万円(世帯で考えるとその倍)を投資すると決めた時は、一般NISAは2023年で終了となっていました。が、令和2年度税制改正大綱によると、制度を見直した上で5年延長されるようです。

見直しの内容は2階建てという、頭おかしくない?レベルのものですが、我が家に限って言えばそれはどうでもいいです。(それは近視眼的過ぎていて、利用者が増える方向で改正されるのが誰にとっても良い結果につながりますから、より制度を複雑にする現在の議論は好ましくありません。)

我が家にとって重要なのは、制度が5年延長されるという点です。これにより、まず間違いなく、ロールオーバーを選択することで非課税期間を10年にできます。つまり、非課税枠120万円、非課税期間10年を5本、手にできるのです。凄いと思いませんか?

非課税期間延長のメリットが分かるシミュレーション

次は、スリム先進国株式の期待リターンを年率5%として、毎月初10万円✕12ヶ月投資後に4年間ガチホしたシミュレーションです。灰色のラインは元本です。

スリム先進国株式の期待リターンを年率5%として、毎月初10万円✕12ヶ月投資後に4年間ガチホしたシミュレーション結果のグラフ

制度改正前だと、2019年に付与された非課税枠120万円の非課税期間は5年ですから、元本120万円が150万円程度に増えた時点で特定口座に払い出されます。よって、非課税口座であることで得する金額は、譲渡税分の62,055円です。

次は非課税期間が10年に延長された場合のシミュレーションです。

非課税期間が10年に延長された場合のシミュレーション結果のグラフ

非課税口座であることで得する金額は、譲渡税分の149,296円です。

つみたてNISAと比較

この比較には目をしかめる人もいると思います。次はつみたてNISAで毎月初33,333円✕12ヶ月投資後に19年間ガチホしたシミュレーションです。期待リターンは年率5%です。

みたてNISAで毎月初33,333円✕12ヶ月投資後に19年間ガチホしたシミュレーション

非課税口座であることで得する金額は、譲渡税分の135,088円です。おや、20年間も保有したのに、10年間しか保有しなかった一般NISAの方が得した計算になりました。

つみたてNISAで40万円✕20年 vs 一般NISAで120万円✕10年

これまでは、一般NISAとつみたてNISAのどちらが有利(得する)かと言うと、普通に考えればつみたてNISAだったと思います。(ここでは、選択できる商品が違うとかいうツッコミはなしでお願いします。)ところが、一般NISAの非課税期間が10年に延長されると、その判断は微妙になると思われます。

一般NISAの非課税枠120万円を満たせる人は、20年も待つことなく非課税口座であることで同等の金額得することができそうです。もちろん、投資対象は定期預金ではなくてリスク資産なので、10年保有と20年保有を同列で扱うのは不適切です。

ロールオーバーは2回できるのか

一般NISAが始まったのは2014年です。非課税期間は5年ですが、1回ロールオーバーが可能でした。

一般NISAの説明

引用:楽天証券

今回の制度改正で、2018年までに付与された非課税枠について、ロールオーバーを2回できるのかどうかが気になります。是非できるようにして欲しいです。そうです、無限ロールオーバーです。

ロールオーバーの回数が制限されない場合、可能性は低いものの、5年後に再度一般NISA制度が5年延長されたら・・・と妄想してしまいます。

余裕資金のある方は一般NISAの再考を

余計なお世話ですが、一般NISAの非課税枠120万円を満たすだけの余裕資金がある場合、2020年はつみたてNISAではなくて一般NISAにした方がいいかも知れません。2019年につみたてNISAを選択していても、2020年分のつみたてNISAの非課税枠を未使用なら、2020年を一般NISAに変更できます。

でも、現在話題に上がっているのはあくまで案であって決定ではないので、2020年に一般NISAで投資したけど、一般NISAの延長はされずに終わるリスクはあります。

一般NISAを先に使う方が得なのか

おそらく正解は誰も知らないと思います。令和2年度税制改正大綱によると、一般NISAは普通に5年延長、つみたてNISAは非課税期間20年も総非課税枠800万円もそのままで5年延長のようです。一時期報道されていた、いつまでに利用開始すると20回分の非課税枠が付与されるとかいう分かりにくい制度ではありません。

ここで、多くの人が疑問に思うことがあります。つみたてNISAは5年延長されても総非課税枠は800万円です。ならば先に一般NISAを利用してから、つみたてNISAを利用した方が得しませんか。順番が逆だと一般NISAは制度が終了しているからです。

もちろん、制度設計で制限をかけることはいくらでもできます。でもそんなことはしなくて良いと思いますし、して欲しくないです。制限かけたいと思うぐらいなら、受益者保護の概念がない一般NISAなど延長しないで、わけわかな2階建て構造になどしないで終了させれば良かったのでは・・・とか言うといろいろと文句が出そうなのでやめます。

まとめ:一般NISAの5年延長を大歓迎します

一般NISAの5年延長で選択肢が増えました。素晴らしいです。

僕は財務省は嫌いですが、金融庁は好きです。少額投資非課税制度の改善、普及に尽力されている関係者の方に敬意を表します。

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