インデックス投資

グローバル3倍3分法ファンドにも苦手な相場はあるようです

2020年1月15日

グローバル3倍3分法ファンドの人気は凄まじいです。1年決算型の純資産総額は3,719億円もあります。資産形成上好ましくない隔月決算型すら2,001億円もあります。合わせると5,720億円で、ひふみプラスの純資産総額に匹敵します。

でも最近の相場はちょっと苦手なようで、パフォーマンスに陰りが見られます。

グローバル3倍3分法ファンド vs スリム米国株式(S&P500)

ハイリスク・ハイリターンで人気が高いスリム米国株式(S&P500)と、グローバル3倍3分法ファンドのリターン比較です。あえてグローバル3倍3分法ファンドの設定日から比較しています。ちょど世界同時株安が始まる頃です。

グローバル3倍3分法ファンド vs スリム米国株式(S&P500)

赤のラインのグローバル3倍3分法ファンドの圧勝です。どうして実現できるのかまったく理解できませんが、しっかり上昇できるのにあまり下落しません。

次はリターン差です。

グローバル3倍3分法ファンド vs スリム米国株式(S&P500)、リターン差

黄色の丸で囲ったところ、設定来で初めて下落傾向が続いています。

グローバル3倍3分法ファンド vs スリムバランス(8資産均等型)

次はスリムバランス(8資産均等型)との比較です。比較期間、グラフのスケールは同じです。

グローバル3倍3分法ファンド vs スリムバランス(8資産均等型)

黄色の丸で囲ったところ、上昇できていません。設定来1年間、ずっと差を広げてきたのに、明らかに様子が違っています。

グローバル3倍3分法ファンド vs ウルトラバランス世界株式

ウルトラバランス世界株式との比較です。こちらもあえて設定日以降で比較しています。

グローバル3倍3分法ファンド vs ウルトラバランス世界株式

次の記事で「ウルバラとは違うのだよ、ウルバラとは」と憎たらしいセリフを吐いていましたが、最近は笑っていられなくなりました。

壮大な実験中

言ってしまえば、グローバル3倍3分法ファンドは受益者の資金を使って壮大な実験をしているようなものです。長い時間をかけて考え出した組成が、過去データを使ったバックテストと同様に、未来でも通用するかどうかを検証中なのです。

最近のパフォーマンスが振るわないのも、織り込み済みかも知れません。ちょうど得意でない相場のパターンになっているだけだと。実情は知りえませんが、株価調整または暴落が来てもなんら不思議ではない2020年、グローバル3倍3分法ファンドの基準価額の推移を見守るのは、楽しみのひとつです。

衰えない人気

次はグローバル3倍3分法ファンドの設定来の総口数の推移です。

グローバル3倍3分法ファンドの設定来の総口数の推移

赤のラインが1年決算型、緑のラインが隔月決算型です。設定後半年は全く売れていませんでしたが、その後突然異常な売れ方を始めます。パフォーマンスが絶好調だったこともあるのでしょう、その勢いを維持できています。

僕は、わずかな金融リテラシーがあれば隔月決算型は選択しないと思うのですが、にも関わらず隔月決算型がこれだけ売れている事実に不安を感じてしまいます。グローバル3倍3分法ファンドの受益者は、そのリスクを分かって買っているのでしょうか。

ちなみにこれだけ売れても、信託期間はまだ10年のままです。

さっさと信託期間を無期限に変更して欲しいものです。

売れないウルトラバランス世界株式

次はウルトラバランス世界株式の設定来の総口数の推移です。純資産総額は4.55億円です。

左端が浮いているのは、設定日の純資産総額が1.88億円あったからです。事前募集をしていたためですが、いくらかは運営側による初期投資かも知れません。

設定後2週間程度で頭打ちになり、その後増えていません。直近では減少しています。情けないパフォーマンスが続いたので敬遠されたのかも知れません。あるいは、バカ売れしているグローバル3倍3分法ファンドは、運用している日興アセットマネジメントの巧みな営業戦略によるところが大きく、ウルトラバランス世界株式のヤフーグループにはそれがないのかも知れません。

いや、グローバル3倍3分法ファンドだって設定後半年は全く売れなかったのですから、もっと長い目で見てあげるべきかも知れません。

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