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iFreeレバレッジS&P500はもう少し注目されてもいいかも知れません

2020年2月8日

iFreeレバレッジS&P500は、S&P500種指数の日々の値動きの2倍程度を目指す、ブル型のファンドです。公式にはベンチマークがなく、つみたてNISA適格ではありません。2018年8月31日に設定されましたが、信託報酬が税抜き0.9%、購入時手数料が税抜き2.0%と足元を見られている感がありありでした。

が、第一期運用報告書から計算した隠れコストは予想外に低かったし、運用は目論見書通りと言えました。

そして2019年12月16日から、楽天証券とSBI証券はすべての投資信託の購入時手数料を無料化しました。重かった税抜き2.0%の購入時手数料が無くなったわけです。これにより従来よりも(心理的にも)買いやすくなりました。こうして投資対象の選択肢が広がるのはいいことです。

iFreeレバレッジS&P500とiFree S&P500のリターン比較

次はiFreeレバレッジS&P500の設定日直後を避けた2018年9月18日からの、iFree S&P500とのリターン比較です。右端は2020年1月31日です。

iFreeレバレッジS&P500とiFree S&P500のリターン比較グラフ

赤のラインがiFreeレバレッジS&P500、緑のラインがiFree S&P500です。2018年10月からの世界同時株安で大きく下落します。2倍のレバレッジがかかっているiFreeレバレッジS&P500の下落は、受益者には厳しかったと思います。

iFreeレバレッジS&P500は、強気相場での上昇率もほぼ2倍になるため、値動きは激しくなります。2019年11月からは不思議な強気相場が継続しており、iFreeレバレッジS&P500はiFree S&P500を大きく引き離しています。

iFreeレバレッジS&P500の積立シミュレーション

2018年9月から毎月初5万円、積立投資を継続していたらどうなっていたでしょうか。次はiFree S&P500の場合です。

iFree S&P500の積立シミュレーションのグラフ

利益率14.9%でした。

次はiFreeレバレッジS&P500の場合です。購入時手数料は2020年1月分から無料にしています。

iFreeレバレッジS&P500の積立シミュレーションのグラフ

利益率25.9%でした。この比較期間のS&P500種指数の値動きは、レバレッジがかかっていてより大きく値が下がる、iFreeレバレッジS&P500の積立投資に有利に作用しました。積立投資のメリットが、強調された結果です。

iFreeレバレッジS&P500は売れていません

次は設定来の総口数の推移です。純資産総額は8.22億円です。人気はまだまだです。

iFreeレバレッジS&P500の設定来の総口数の推移グラフ

設定日の純資産総額が3億円ありますが、これは運営側による初期投資だと思われます。よって、受益者の投資による純資産総額は5.22億円ですね。

2020年に入ってから急上昇しています。S&P500種指数がグングン上昇するので、買うなら今だと考えた受益者がいたということでしょうか。まあそれも投資方法のひとつですね。でもその場合、長期保有を前提にしていないでしょうから、売却タイミングが難しいです。暴落が始まると急激に下落しますから、その局面でスパッと売却できるかどうかですね。

最近、3倍のレバレッジをかけた米国ETFがもてはやされていること、グローバル3倍3分法ファンドに代表されるレバレッジ型ファンドが多数設定されていることを考えると、もう少し注目されてもいいと思うんですけどね。これも、投資信託を売るのが難しい現実を示す一例なのかも知れません。

もっと人気が出ても良い?

レバレッジ3倍のETFに手を出すほどの勇気はない、グローバル3倍3分法ファンドのような値動きが理解できないものは好みじゃない、という人には、S&P500種指数の値動きからおおよそ想像できる、レバレッジ2倍のiFreeレバレッジS&P500は手頃な投資対象ではないでしょうか。今は実質ノーロードだし、少額から投資できますし、ハイリスク・ハイリターンの取引を楽しむにはいい対象だと思うんですけどね。

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