米国株式

【驚愕】暴落からの回復局面で買うSPXLの破壊力は抜群です

米国株式の強気相場が続いたためか、Direxion社のSPXLに代表される、3倍ブル型ETFがもてはやされています。また、仕組みは理解できないものの、株価の上昇局面ではしっかり上昇するのに、下落局面ではあまり下落しない不思議な(ずっとそうなら夢のような)グローバル3倍3分法ファンドがとんでもなく売れています。

グローバル3倍3分法ファンドには1年決算型と隔月分配型があります。次はその純資産総額の推移です。

グローバル3倍3分法ファンドの純資産総額の推移グラフ

赤のラインが1年決算型、緑のラインが隔月分配型です。経済合理性の観点では隔月分配型は好ましい選択肢ではありませんが、1年決算型の半分程度も売れているところに、僕はこの商品の闇を感じてしまいます。

純資産総額は合計で6,483億円です。もうじき、ひふみ3姉妹(ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金)の合計(6,969億円)を超えるのは確実です。

世界同時株安直前に設定されたグローバル3倍3分法ファンド

グローバル3倍3分法ファンドは2018年10月4日に設定されました。世界同時株安直前です。次はスリム米国株式(S&P500)とグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)のリターン比較です。あえてグローバル3倍3分法ファンドの設定日から比較しています。

スリム米国株式(S&P500)とグローバル3倍3分法ファンドのリターン比較グラフ

赤のラインがスリム米国株式(S&P500)、緑のラインがグローバル3倍3分法ファンドです。グローバル3倍3分法ファンドの利益率はスリム米国株式(S&P500)の3倍を超えています。凄いですよね。

値動き3倍のSPXL

SPXLはS&P500種指数の日々の値動きの3倍を目指します。次はSPXLの取引価格を円換算したもの(配当金は無視しています)と、スリム米国株式(S&P500)のリターン比較です。

SPXLとスリム米国株式(S&P500)のリターン比較グラフ

赤のラインがスリム米国株式(S&P500)、緑のラインがSPXLです。SPXLの値動きの激しさはとんでもないですね。2018年末にはビビって損切りしてしまった受益者もいそうです。でもそれに耐えてホールドできた人は、その後の上昇局面でウハウハだったかも知れません。

SPXLとグローバル3倍3分法ファンドのリターン比較

次はSPXLとグローバル3倍3分法ファンドのリターン比較です。右端は2020年1月31日です。

SPXLとグローバル3倍3分法ファンドのリターン比較グラフ

赤のラインがSPXL、緑のラインがグローバル3倍3分法ファンドです。グローバル3倍3分法ファンドはあまり下落しない(不思議な)特性があるため、世界同時株安をものともせず、ゆるやかなペースで推移しています。でも、直近は米国株式があんなにアゲアゲだったにも関わらず、あまり上昇できていません。

このグラフを見ると、3倍ブル型のSPXLでとんでもなく高いリスクを負わなくても、グローバル3倍3分法ファンドでいいじゃないか、と思うかもしれません。

あるいは、グローバル3倍3分法ファンドが好きな人から見ると、どうしてS&P500種指数(の3倍)に連動するSPXLと比較するんだ、訳わかんねぇと言われるかも知れません。

暴落からの回復局面で買うSPXLの破壊力は抜群

世界同時株安は2018年のクリスマスに底を打ち、そこから急速に回復基調に転じました。そのため、2019年単独で見るとやたらリターンが高いという、ウブな人に誤解を与えかねない表現がされてしまいました。

それはともかく、同じ比較を2019年年初からすると、受ける印象が大きく変わります。

SPXLとグローバル3倍3分法ファンドのリターン比較グラフ、2019年年初から

まるで株式インデックスと債券インデックスを比較しているようにさえ見えます。2019年年初からだとSPXLはすさまじく上昇します。途中で下落しますが、大したことはありません。そして直近の気持ち悪いぐらいの強気相場では、朝起きたら資産が増えていると表現されるほど上昇しました。

でも、ずっとそんな強気相場が継続する保証はなく、下落局面では大きく下げるわけですから、そういう特性を分かった上で、そのリスクを負える人だけが買うべきです。

理解できないグローバル3倍3分法ファンドか理解できるSPXLか

僕はグローバル3倍3分法ファンドの値動きが理解できません。が、SPXLの値動きはおおむね理解できます。

もし、S&P500種指数が大きく下落したあたりでSPXLを買うことができれば、上記グラフのように米国株価の上昇局面で高いリターンを得られる可能性があります。そのまま長期保有するのか、どこかで売却して手仕舞いするのかは別にして、そういう投資手法もあっていいでしょう。が、似たようなことは多くの人が考えますし、このETFの流動性の問題で実際に買えるかどうかはその時になってみないと分かりません。

僕は現状、グローバル3倍3分法ファンドを買うことはないと思っていますが、SPXLは買いたいと思う日が来るかも知れません。あくまでスリム先進国株式への集中投資に加えての、ハイリスク・ハイリターンを楽しむ程度のものになるはずですけども。

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