インデックス投資

過去10年間は全世界株式より先進国株式の方が儲かりました

2020年2月25日

一般的には、先進国株式より全世界株式の方がリスクが低いと言われます。でも僕は自分がインデックス投資できる期間においては、新興国株式と国内株式への投資は報われることはなく、それらに投資することで逆にリスクを高めると考えています。一方、パフォーマンス実績を見ると、先進国株式は米国株式に歯が立ちません。でもどうしても米国一国集中に抵抗があることと、先進国株式のパフォーマンスも十分素晴らしいことが分かっていることから、僕は先進国株式への集中投資を(バランスファンドを嗜好していた時期の後で)選択しました。

この記事は、全世界株式への投資が最善だと信じている人が読むと不快に感じるだけなので、そういう方にはおすすめしません。今すぐブラウザの戻るボタンを押して下さい。

TOKとVTのトータルリターンを比較

TOKはMSCIコクサイに連動するETFです。日本ではMSCIコクサイをベンチマークにしているインデックスファンドが古くから存在したので、わざわざTOKに投資する人はほとんどいなかったと思われます。一方、全世界株式に手軽に投資する対象として、VTは(褒めすぎだと思うくらい)もてはやされた時期がありました。今でも一定の人気はあるようですが、富裕層でもない限り、つみたてNISAで楽天全世界株式かスリム全世界株式(オール・カントリー)を買う方がいいでしょう。

この記事では先進国株式の代表としてTOKに、全世界株式の代表としてVTに登場して頂きます。それらの配当金を国内課税なしで再投資した、トータルリターンを比較します。登場するグラフは、指定した年の年初から2020年1月末までです。青のラインはリターン差で、TOKトータルリターンーVTトータルリターンです。

2010年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2010年から

先進国株式の圧勝でした。

2011年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2011年から

先進国株式の圧勝でした。

2012年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2012年から

先進国株式の圧勝でした。

2013年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2013年から

先進国株式の方が有利でした。

2014年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2014年から

一時期を除いて先進国株式の方が有利でした。

2015年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2015年から

全世界株式の方が有利な時期もありましたが、最後は先進国株式が勝ちました。

2016年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2016年から

2018年6月頃までは全世界株式が有利でしたが、その後傾向が変わりました。

2017年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2017年から

全世界株式が有利な時期もあったことが良く分かります。

2018年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2018年から

先進国株式の方が有利でした。

2019年から比較

TOKとVTのトータルリターンを比較したグラフ、2019年から

先進国株式の方が有利でした。

リスク比較

次はTOKトータルリターンとVTトータルリターンの、月次換算したリスクの推移です。

TOKトータルリターンとVTトータルリターンの、月次換算したリスクの推移グラフ

基準価額の変動率を由緒正しい計算式で求めたものです。変動率に大差はありません。

でもこれは過去の実績から計算したひとつの指標に過ぎず、全世界株式の方が先進国株式より世界分散されているのでリスクが低い、とする主張に歯向かうものではありません。

スリム先進国株式と楽天全世界株式のリターン比較

次はスリム先進国株式と楽天全世界株式の、2018年年初からのリターン比較です。本物です。

スリム先進国株式と楽天全世界株式のリターン比較グラフ

TOKとVTのトータルリターン比較結果と一致します。2年1ヶ月で5%を超える差が生まれています。

未来のことは分かりません

過去10年間の実績だけ見ると、全世界株式より先進国株式に投資した方が報われました。儲かりましたと言った方がいいですか。儲かったのは、より高いリスクを負った結果だけなのかも知れません。

また、未来を正確に予測するのは不可能で、これからの10年、20年は逆の結果になるかも知れません。未来予測ができない以上、正解は未来になってみないと分かりません。ですから、特定の見解だけを採用するのではなく、幅広く情報収集して自分が最も納得できる、経済環境がどうなろうとも買い持ち・積立投資を継続できる投資対象を選択すべきです。

その結果選択したのが債券を含むバランスファンドなら、債券不要論など無視すれば良いのです。

米国株式に集中投資している人をどう思いますか?

次は過去10年間における、SPYトータルリターンとTOKトータルリターンの比較です。S&P500とMSCIコクサイの比較になります。

SPYトータルリターンとTOKトータルリターンの比較グラフ

S&P500のパフォーマンスは、MSCIコクサイから見ると破壊的です。僕の印象を不等式で表すとこうなります。

全世界株式<先進国株式<<<米国株式

それでも僕が先進国株式に集中投資するのは好みの問題です。そして、米国株式に集中投資している人についてはこう思っています。

  • 高いリスクを負うだけ高いリターンが得られるに違いない。
  • その高いリスクを負うことができていいなあ。僕にはできないなあ。
  • 僕がインデックス投資を終える頃でも、きっと米国株式に集中投資した方が儲かったという結果になるだろうなあ。

本心です。ただし、米国株式とはS&P500かVTIのことです。もっと少ない銘柄数にしか投資しないものについては知りません。

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