インデックス投資

株価が乱高下しても計画通りに追加投資できる理由をお話します

2020年3月7日

昔は置いといて、現在の僕はスリム先進国株式に集中投資しているインデックス投資家です。が、僕の投資スタイルは一般的ではありません。積立投資を基本としていますが、入金力を温存し、株価下落時(暴落時)に積極的に追加投資を行います。

その追加投資ですが、2019年2月を最後に13ヶ月行っていませんでした。それは、スリム先進国株式の基準価格が最高値から10%以上下落している間だけ、追加投資を行うというルールだったからです。そうです、スリム先進国株式の基準価格は過去13ヶ月間、最高値から10%以上下落しなかったのです。

その条件が3月2日に満たされ、追加投資を再開しました。株価は史上初と言われるほどの乱高下で、明日はどちらに大きく振れるのか全く分からない状態です。それでも僕は計画通りに淡々と追加投資しています。どうしてそれができるのか、その背景にあるものをお話します。

2018年2月の株価調整

次はスリム先進国株式の2018年の基準価格の推移です。

スリム先進国株式の2018年の基準価格の推移グラフ

青の丸で囲ったところが2月に起きた調整です。直近の高値から9%程度下落しています。でもすぐに上昇に転じますが、2月下旬に再度下げます。が、またもすぐ上昇に転じます。上昇し始めるとなかなか継続して追加投資しにくいのが人の心理です。

3月下旬からの下落は、基準価額で見ると2月の底値を下回っているので絶好の買い時になりました。緑の丸で囲ったところです。軽く1ヶ月の間はどこで買ってもお買い得でした。にもかかわらず、僕はそのように認識できていなかったのです。結果、後から振り返って分かったことですが、満足に追加投資できずに終わったのです。

基準価額の変化を俯瞰しないから

どうしてそうなったかと言うと、株価(この場合は基準価額)が前日より下がった、上がったは自然と情報として入って来ますが、では現在の基準価額は十分安いのかどうかを正しく認識できていなかったからです。日々の変化ではなくて、現在の水準は最高値から見て十分安いのかどうかを、基準価額の変化を俯瞰して認識すべきだったのです。

追加投資ルール

この反省を活かすため、追加投資のルールを決めました。

  • 最高値から10%以上下落している間、追加投資を行います。
  • 追加投資する金額は、下落率を計算式に入れて求めます。

今日が月曜日だとすると、月曜日の夜中から火曜日の朝(米国と欧州の月曜日)に決まる株価を元に、火曜日に基準価額が更新され、月曜日の15:00までに出した買い注文が約定します。つまり、株価と基準価額で言うと1日の時差があります。この1日の間に、株価が上がることも下がることもあるわけで、それを気にすると追加投資の邪魔をしてしまいます。

  • 下がりそうだから追加投資額を増額したら、上がってしまった。
  • 上がりそうだから追加投資額を減額したら、下がってしまった。

これは普通に起きます。予知能力でもない限り避けられません。そして予想を外すと、人間は後悔によって予定していた行動をとれなくなるものです。感情が邪魔をするわけです。

ですから、追加投資はあくまで機械的に、現在の基準価額に応じた金額で行うのが良いと考えたのです。

現在使っている計算式が次の記事にあります。

世界同時株安を振り返り

次はスリム先進国株式の、2018年12月14日から2019年1月18日の、基準価額の推移です。

スリム先進国株式の、2018年12月14日から2019年1月18日の、基準価額の推移グラフ

青い丸で囲ったところがクリスマスに米国株価が急落して底を打ったものです。その後一瞬で上昇しますが、年末年始の休みをはさんでまた下がります。緑の丸で囲ったところから再度上昇が始まります。

以前の僕だと黄色で塗ったところで追加投資ができませんでした。一度上昇傾向だと思うと、その時の基準価額の水準が十分安くてもそうだと認識できなかったり、心理的に「また下がってから追加投資しよう」と思ってしまいました。でも計算式が出す結果に従って、機械的に行動することで、自分としては満足な追加投資ができたと思っています。

一括投資は無理

僕が積立投資に加えて、基準価額下落時に追加投資できるのは、インデックス投資に振り向けられる余裕資金があるからです。

インデックス投資対象の基準価額が、長期的に見れば右肩上がりで成長すると確信できるなら、積立投資よりも一括投資の方がリターンが大きくなります。これは単純な算数です。が、一括投資をするためには次の2つの条件を満たさなけばなりません。

  • 一括投資するだけのまとまった余裕資金がある。
  • 一括投資直後に基準価額が暴落しても後悔しない自信がある。

僕の場合、2番目がダメです。性格的に耐えられません。高値掴みをしてしまったと、ひどく後悔することが分かっています。

また、経済(景気)にはサイクルがあり、終わりのない強気相場などないと信じています。つまり、いずれ強気相場は弱気相場に変わるはずです。問題は、誰もそのサイクルの変化点を事前に予測できないことと、そこで必ずしも暴落するとは限らない点です。それでも、僕には一括投資は無理なので、積立投資+基準価額下落時(暴落時)の追加投資がいいです。

で、現在13ヶ月ぶりに再開した追加投資を行っている最中ですが、現在から過去を振り返ると実にアホなことをしているように思えてしまいます。次はスリム先進国株式の、世界同時株安前からの基準価額の推移です。右端は3月4日です。

スリム先進国株式の、世界同時株安前からの基準価額の推移グラフ

青の丸で囲ったところが世界同時株安です。オレンジの水平線は世界同時株安前の高値です。青の水平線は現在の基準価額です。

現在、最高値から10%以上下落したから追加投資しているわけですが、現在の水準よりも安い時は何度もありました。たとえば、黄色の丸で囲ったところです。そこでは、追加投資条件を満たしませんでしたが、今から考えれば、良い買い場でした。

でもそれは、2019年年末からの不思議な強気相場の後から振り返っているから、そう思うのであって、もっと早く現在の下落(のようなこと)が起きていたら、黄色の丸で囲ったところは買い場ではありませんでした。

あるいは、世界同時株安時に余裕資金を全部投入しておくべきだったと思うかも知れませんが、それはルールに従った結果であり、後からどうこう言われてもなあ、となります。

つまるところ、未来の基準価額は誰にも正確に予測できないので、どのような判断をするとしても「賭け」になるのは避けられません。その際に、どれだけのリスクを負えるかの違いがあるだけだと思います。

追加投資は早くした方が良い

たとえ一括投資が無理でも、スリム先進国株式の基準価額は右肩下がりで推移することを期待している以上、できるだけ早く資金を投入した方が、統計的には(数学的には)有利なはずです。ところが、いつ、どれだけの規模で訪れるか分からない暴落(=絶好の買い場)が気になって、普段からガンガン追加投資できないのです。

見方を変えると、僕が決めた追加投資のルールは、僕を納得させて資金投入を早めにさせているに過ぎないのかも知れません。だって、今から4、5年後に今の基準価額の推移を振り返ったら、笑っちゃうほど低くて、下落率から追加投資の金額を計算していたとかバカじゃね?となる可能性だってあるわけです。

一般NISAから埋めています

現在、追加投資で一般NISAの非課税枠から埋めています。2020年分の非課税枠は世帯で240万円ありますが、株価がどうなろうが2020年中に使うことは確かなので、スリム先進国株式の基準価額が十分下がったら(最高値から20%以上とか)、追加投資のペースを早めたいと思っています。

最も大事なこと

最も大事なのは、基準価額がどれだけ下がっても、売却しないことです。そして、積立投資を解除しないことです。この2つができれば、将来、投資対象の資産クラスから期待される、十分に大きなリターンを手にできるはずです。絶対じゃないですけど、インデックス投資をしている人が皆それを期待しているのは確かです。

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