国内株式

ひふみの解約が止まらないのはアクティブファンドの運命なのか

2020年3月9日

僕はインデックス投資家で、アクティブファンドに否定的です。この記事は、アクティブファンド好きの方には不快かも知れませんので、気になる方はここで離脱されることをおすすめします。

低迷するひふみのパフォーマンス

ひふみの参考ベンチマークはTOPIXです。米国株式を取り入れているのに、参考ベンチマークがTOPIXだと言い張るのはどうかと思うのは、僕だけではないでしょう。次は2016年年初からの、eMAXIS TOPIXとのリターン比較です。

2016年年初からの、ひふみプラスとeMAXIS TOPIXのリターン比較グラフ

赤のラインがひふみプラス、緑のラインがeMAXIS TOPIXです。2017年までは、ひふみプラスのパフォーマンスは凄かったです。

次は2018年年初からの比較です。とても同じ商品の比較だと思えません。

2018年年初からの、ひふみプラスとeMAXIS TOPIXのリターン比較グラフ

2018年以降は、1%近い税込み信託報酬を払っただけの対価は得られていません。だからと言って、過去の素晴らしかった成績を否定はしませんが、素晴らしい成績が永続的でないのが難しいところです。

ひふみプラスは解約が止まりません

次はひふみプラスの設定来の総口数の推移です。

ひふみプラスの設定来の総口数の推移グラフ

テレビ東京の番組「カンブリア宮殿」で紹介されてから急増しますが、2018年年初の株価調整あたりから減速します。次は2018年年初からの推移です。

ひふみプラスの2018年年初からの総口数の推移グラフ

2018年年初の総口数をゼロにしています。2019年4月からは減少に転じました。2019年10月以降、減少速度を高めています。でも直近1ヶ月程度は減少速度が落ちています。

ひふみ投信も解約が続いています

次はひふみ投信の総口数の推移です。ひふみプラスの設定日以降をプロットしています。

ひふみ投信の総口数の推移グラフ

やはりカンブリア宮殿放送後に急増しますが、2018年年初の株価調整あたりから減速します。次は2018年年初からの推移です。

ひふみ投信の2018年年初からの総口数の推移グラフ

2019年9月以降、減少速度を高めています。

ひふみ年金は設定口数が減少

ひふみ年金は確定拠出年金専用です。次は設定来の総口数の推移です。

ひふみ年金の総口数の推移グラフ

企業型確定拠出年金の受益者がどれだけいるかは分かりませんが、気軽に解約できないのかも知れません。ひふみプラス、ひふみ投信ほどの劇的な変化ではありませんが、明らかに減速しています。頭打ちになっているのが分かると思います。

また、ラインのギザギザの形状から、解約組がいることも分かります。積み立て設定を解除されただけだとこうはなりません。

激減した純資産総額

総口数が減ったということは、解約した人がいたとうことです。日々の設定口数の合計より解約口数の合計が多いと、総口数は減ります。総口数の減少は、純資産総額の減少につながります。

  • ひふみプラスの純資産総額は、ピーク時には6,600億円を超えていました。現在は4,666億円ですから、実に2,000億円、30%も減少しました。
  • ひふみ投信の純資産総額は、ピーク時には1,500億円を超えていました。現在は1,093億円ですから、実に400億円、26%も減少しました。

純資産総額は、基準価額の影響を受けますから、ひふみプラスの純資産総額がピークから2,000億円減ったと言っても、それだけ解約されたわけではありません。でも、レオス・キャピタルワークスが信託報酬から得る売上は、純資産総額にレオス・キャピタルワークスの取り分の比率を乗じたものですから、うれしくはありません。

ひふみの解約が止まらないのはアクティブファンドの運命なのか

ひふみは、過去のパフォーマンスが素晴らし過ぎたため、信念のない、「いなご」と揶揄される人たちが群がった感じがありました。その人達は、パフォーマンスが悪くなると慌てて解約する傾向が強いのかも知れません。

長い期間で見た場合、生き残れるアクティブファンドは少ないと言われます。魅力的な、高い信託報酬に見合ったパフォーマンスを発揮し続けるのは難しいのです。それについては、好き嫌いも含めて意見が分かれるところです。

現在、もしかしたら、ひふみはあるべき姿に変身中なのかも知れません。信念のない受益者を淘汰しているのです。次の暴落時にはその動きが加速すると予想します。

今も暴落時も解約せず、積立投資を継続できる、信念を持った受益者が残れば良いと思います。アクティブファンドは規模が大きくなりすぎると、流動性の制約がパフォーマンスを劣化させると言われているからです。

信念を持った、芯のしっかりした受益者だけが残れば、次の暴落から回復した時に本来のパフォーマンスを発揮できるかも知れません。そうするとまた別の世代のいなごが群がって元の木阿弥にならないとも限りませんが。

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