インデックス投資

スリムシリーズの受益者が株価暴落に直面して取った行動

2020年3月19日

世界中で疫病の感染拡大が止まらず、ついに2月21日から株価急落が始まりました。今ではそれを暴落と呼ぶことに異論を唱える人は、ほぼいないと思われます。インデックスファンドの基準価額は最高値から2、3割下落しました。

株価が短期間で大きく下落したので、ビビって狼狽売りしたという話も数多く聞いています。でも、狼狽売りは最悪の選択肢です。期待リターンがプラスの資産クラスに投資したのなら、暴落しても買い持ちを続けるべきです。そして、積立投資の設定を変更すべきではありません。買い持ちと積立投資の継続、これこそが資産形成の鍵です。

さらに可能なら、無理のない範囲で買い増し(追加投資)できると基準価額が回復した時に大きなリターンを手にできます。

さて、インデックスファンドで人気の高いスリムシリーズの受益者は、株価暴落に直面してどのような行動を取ったでしょうか。総口数の推移が示す傾向は、僕の予想を超えるものでした。

総口数の推移から分かること

総口数は基準価額の変動の影響を受けないため、総口数の推移をプロットしたグラフは「人気」を表すと言っていいです。人気を獲得して買い付け額が増えるとグラフは弓なりの上昇カーブを描きます。逆に人気の獲得に苦戦すると買い付け額が増えず、それは残酷なくらいグラフの形状に表れます。

でも、総口数の変化はあくまで、買い付け口数ー解約口数の結果の累積であり、その内訳は分かりません。つまり、総口数が上昇傾向であっても、相応の解約組がいる可能性は否定できません。

スリムバランス(8資産均等型)

総口数の増加傾向に変化は見られません。暴落を気にしていないように見えます。

スリムバランス(8資産均等型)の総口数の推移グラフ

スリム先進国株式

暴落で、わずかながら増加ペースが上がったように見えます。

スリム先進国株式の総口数の推移グラフ

スリム全世界株式(オール・カントリー)

2020年に入ってからラインが折れ曲がるほど人気が加速しましたが、暴落でさらに加速したように見えます。

スリム全世界株式(オール・カントリー)の総口数の推移グラフ

スリム全世界株式(除く日本)

暴落で、わずかながら増加ペースが上がったように見えます。

スリム全世界株式(除く日本)の総口数の推移グラフ

スリム米国株式(S&P500)

明らかに暴落で人気が加速してます。いや、こうなることは決まっていて、暴落は何も影響を与えていないのかも知れません。

スリム米国株式(S&P500)の総口数の推移グラフ

スリム国内株式(TOPIX)

暴落で増加ペースが上がりました。

スリム国内株式(TOPIX)の総口数の推移グラフ

スリム国内株式(日経平均)

日経平均に連動するインデックスファンドは、短期売買の対象にされることが多く、スリム国内株式(日経平均)も例外ではありません。このように、他の資産クラスと全く異なる推移をしています。

スリム国内株式(日経平均)の総口数の推移グラフ

それでも、暴落で急増しています。株価が回復したらまた売られるものと予想します。

スリム新興国株式

傾向に変化は見られません。

スリム新興国株式の総口数の推移グラフ

まとめ:むしろ買い増しされているようです

スリムシリーズに限らず、多くのローコストインデックスファンドに共通して見られる傾向は、暴落でむしろ買い増しされている、です。ただし、国内リートは、暴落前からですが、基準価額の変動に敏感で、激しく売買されています。次の記事に書いた傾向が続いています。

僕はここに掲載したもの以外にも多数の商品について、総口数の推移を確認しました。もっと狼狽売りされているかと思ったのですが、そんなことはありませんでした。売れていないテーマ型投信の中には、これは狼狽売りだろうと思われるものも散見されましたが、純資産総額の多い、良質なインデックスファンドでは狼狽売りはあまり見られませんでした。(あくまで僕の印象です。)

予想外でしたが、とてもいい傾向だと思います。

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