SEOに真剣に取り組むなら、狙った検索語(キーワード)の順位の変化を、GRCやRank Trackerで確認すると思います。でも特定のページが検索されたキーワード(検索流入キーワード)は、Google Search Consoleで調べることになります。
ところがGoogle Search Consoleは最も単純な、でも一番関心の高い情報を表示させるのに手間がかかります。その面倒くささは、検索流入で使われている検索語を調べる気力を削ぐのに十分です。このシンプルな悩みにシンプルなUIで応えるのが「検索語チェッカー」です。
Google Search Console APIを利用します
検索語チェッカーは、開発者向けに公開されている、Google Search Console APIを利用します。このAPI経由でGoogle Search Consoleデータにアクセスしますが、他人があなたのWebサイトをGoogle Search Consoleで調べられないのと同じで、検索語チェッカーで調べることができるのは、あなたが管理しているWebサイトだけです。
言わば、かなり複雑なことができるけど、単純なことが簡単にできないGoogle Search Consoleに代わって、シンプルなUIでサクサクとGoogle Search Consoleデータにアクセスするアプリです。
そのページを表示した検索語が知りたい
次はこのサイトのGoogle Search Console画面です。ある日からの直近7日間です。ページはURL表記なので、パット見どの記事なのか分かりにくいです。
パーマリンクを自動生成させていて、2017/11/30/post-660とかだと、それがどの記事のものか暗記するか、ブラウザで表示させないと分かりません。
たとえばクリック数が最も多かった一番上の記事の検索語を調べるには、そのURLをクリック後、クエリをクリックします。
これで一番クリックされた記事の検索に使われた検索語が表示されました。では2番目にクリックされた記事について調べようとすると、うんざりするような手順を繰り返すことになります。
検索語チェッカーは、この作業がサクサクできるように設計されています。次はページ一覧です。記事タイトルが表示されます。
フォーカスのあるページ(記事)の検索語も表示されます。
別のページの検索語を表示させたい場合、そのページをクリックするだけです。簡単です。
限られたことしかできません
できることは多くありません。対象期間を変えるとか、国とデバイスを表示することはできますが、その程度です。決してGoogle Search Consoleの代替品ではありません。あくまで補助ツールです。
結果は微妙に異なります
理由は不明ですが、Google Search Consoleが参照できるデータと、API経由で参照できるデータは同じではありません。
- 直近の日付のデータも取得しますが、それは確定しておらず、後日変更されます。
- 期間が同じなら似たようなデータが取得できることは確認していますが、微妙に異なります。
この差異が気になる場合、検索語チェッカーはお役に立てません。
スプリットバー
赤枠で囲ったところにスプリットバーがあり、領域の高さを変更できます。
他は(ほぼ)直感的な操作に応答すると思います。
内部リンクの可視化
検索語チェッカーの2番目の機能は内部リンクの可視化です。
ダウンロード
こちらからダウンロードできます。
検索語チェッカーは有料アプリです
サブスクリプション制で年間1,200円+消費税です。