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【全力比較】つみたてNISA口座はどの金融機関がおすすめですか?

つみたてNISA口座は、どの金融機関で開設しても同じ、ではありません。金融機関の変更は(ざっくり言うと)年に1回しかできないので、できれば最初から自分にぴったりの金融機関を選びたいものです。

ではどのような違いがあるのでしょうか。全力で比較しました。よくある比較記事みたいに、どうでもいいことは出てきません。

2021年からつみたてNISAを始めたい方にも、すでに利用中だけど2021年は変更したいと思っている方にも、参考にしてもらえると思います。

要注意項目

次は金融機関で違いが大きいので要注意です。

  • 年の途中から利用を始めても、非課税枠40万円を(簡単に)満たせるか。
  • クレジットカードで決済することでポイントが付与されるか。
  • 保有資産に応じてポイントが付与されるサービスがあるか。自分が実際に積み立てる商品でもポイントが付与されるか。
  • 取り扱い商品数は十分か。(自分が興味のある商品が幅広く対象になっているか。)
  • 毎営業日積立に対応しているか。(これは興味のない人は無視していいです。)
  • 実質的に年初一括投資ができるかどうか。(これは興味のない人は無視していいです。)

なお、各金融機関のホームページを見ても判断に困る項目についてはメール、問い合わせフォーム、電話で確認していますが、記載内容に誤りがある可能性は排除できません。その点ご了承ください。

主要ネット証券編

SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券の主要ネット証券のサービス内容は、表面的には似通っています。でも中身を良く見ると、大きな違いがあります。

能書きはいいから結論を早くという方は、ここまで飛ばしてください。

SBI証券

クレジットカード決済に対応していないこと以外に弱点がないように思えるかも知れませんが、保有資産額に応じて付与されるポイントは、超ローコスト投信だと楽天証券の方が有利です。

楽天証券

楽天カード決済で1%ポイント還元が受けられるメリットを重視するなら、楽天証券一択です。毎営業日積立は楽天カード決済の対象外ですが、それを除けば弱点が見当たりません。

保有資産額に応じて付与されるポイントは、超ローコスト投信の場合、楽天証券の圧勝です。

マネックス証券

サービス内容はSBI証券、楽天証券に似通っていますが、クレジットカード決済と保有資産額に応じて付与されるポイントを考慮すると、楽天証券の方が良いです。なお、保有資産額に応じて付与されるポイントは、商品によって有利不利が変わります。

松井証券

松井証券はボーナス月設定に対応していません。年の途中から利用を開始した場合、非課税枠を使い切るには、積立設定の同月内での解除と設定を繰り返すしかありません。できなくはないのですが、不便です。

また、年の前半で非課税枠をほとんど使い切るような設定はできません。

さらに保有資産額に応じて付与されるポイント制度が残念なものなので、楽天証券かSBI証券の方がいいです。

auカブコム証券

サービス内容は標準的ですが、保有資産額に応じて付与されるポイント制度が残念なものなので、楽天証券かSBI証券の方がいいです。

比較表

主要ネット証券の比較表

  • SBI証券は毎週積立にも対応していますが、僕は重要視していません。
  • 毎営業日積立も、重要視していません。
  • 年の途中から利用を開始した場合に、最も使い勝手が良いのは「増額設定」がある楽天証券です。
  • 積立額の自由度の観点では、松井証券が大きく劣っています。
  • 取り扱い商品数はある時点のものです。大差はないはずですが、SBIバンガードS&P500は(この中では)楽天証券と松井証券では買えません。そういうこともあるので、自分が投資したい商品が扱われているかについては注意が必要です。

その他の金融機関編

主要ネット証券以外はこんなに出来が悪いのかと、びっくりすると思います。大和証券、野村證券、SMBC日興証券、イオン銀行を取り上げますが、ダメダメです。

結論だけでいいやって方は、ここまで飛ばしてください。

大和証券

取り扱い商品数が23しかありません。(対象商品一覧)少なすぎます。

ボーナス月設定もありません。年の途中から利用を開始しても、異なる積立周期を併用することで、非課税枠をほぼ埋めることは可能ですが、自由度に欠けます。

野村證券

取り扱い商品は次の7本だけです。

  • 野村スリーゼロ先進国株式投信
  • 野村つみたて外国株投信
  • 野村つみたて日本株投信
  • 野村6資産均等バランス
  • つみたて8資産均等バランス
  • ひふみプラス
  • コモンズ30ファンド

ため息出ますね。

ボーナス月設定もなく、年の途中から利用を開始すると、非課税枠を埋めることはできません。

野村スリーゼロ先進国株式投信が買える唯一の金融機関ですが、どうしてもそれに投資したい場合を除いて、選択してはいけません。

SMBC日興証券

取り扱い商品数は十分ですが、ボーナス月設定もなく、年の途中から利用を開始すると、非課税枠を埋めることはできません。

イオン銀行

取り扱い商品数が20しかありません。(対象商品一覧)少なすぎます。

ボーナス月設定はあるものの、同一ファンドの買い付け可能上限は月額33,000円のままという残念な仕様です。

比較表

その他の金融機関の比較表

  • 大和証券は、年の途中からでも非課税枠を埋めることは可能ですが、使い勝手は悪いです。
  • (注1)イオン銀行のボーナス月設定は制約がきつく、ひとつのファンドに投資する場合は、年の途中からだと非課税枠を埋められません。

結論:楽天証券をおすすめします

サービス内容、超ローコスト投信でもいわゆる投信マイレージでポイントが付与されることを考慮すると、SBI証券と楽天証券の二択になります。つみたてNISAでスリムシリーズを買うなら、いつまで大盤振る舞いが継続するかは分かりませんが、現状だと楽天証券の方が有利です。

また、投資可能予算が、つみたてNISAの非課税枠と同じ程度なら、クレジットカード決済を優先すべきで、その場合楽天証券一択になります。(もちろん、tsumiki証券は論外です。)

楽天カード決済では毎営業日積立ができませんが、僕は楽天カード決済による毎月初積立の方が良いと考えています。

金融機関は無料で変更できます

つみたてNISA口座がある金融機関は、年単位で変更できます。iDeCo口座の移管と違って手数料はかかりません。変更したい年分の前年の10月1日から、変更したい年分の属する年の9月30日までに手続きを行えば、金融機関を変更可能です。ただし、その年分の非課税枠を1円でも使っていると、翌年以降分しか変更できません。

たとえば現在SBI証券で楽天全米株式を買っているけど、来年度からは楽天証券で楽天全米株式を楽天カード決済で買いたいとしましょう。SBI証券で来年度の非課税枠を使ってしまうと変更できなくなるので、そうなる前に積立設定を解除します。そして金融機関の変更手続きを行います。SBI証券で買った楽天全米株式はそのまま、非課税口座のまま維持されます。逆に言うと、それらを売却せずに他の金融機関に移す手段はありません。

つみたてNISA口座の金融機関を変更しても、投資済みの非課税枠には影響はありませんから、安心して変更できます。

主要ネット証券以外で口座開設してしまい、取り扱い商品の少なさに泣いている人は、マジで金融機関を変更したほうがいいです。買いたい商品を扱っていない金融機関で我慢を続けるなんて馬鹿げています。

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